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デンマーク留学&ヒュッゲな人生の楽しみ方
生涯教育の学校、フォルケホイスコーレへのデンマーク留学体験をもとに、一冊の本にまとめたお話。
鳥と人間との間の警戒と信頼!
定点観測ポイントへ行く途中の出来事です。


住宅地の中を

高度約2メートルを

低空飛行している4羽のカルガモさんたちを発見。


恐らく、河川敷から飛んできたカルガモさんたちでしょう。

すると、です。

コンクリートのU字の上に不時着するのではありませんか!?


DSCF4817_convert_20120520081334.jpg

(1羽のカルガモさんが側溝の中に...!


それから、1羽のカルガモさんが、何か見つけたのでしょうか?

側溝の中に入っていきました。

続けて、2羽のカルガモさんたちも、側溝の中に入っていったのです。



DSCF4819_convert_20120520081921.jpg

(側溝に入ろうとするが3羽のカルガモさんと辺りを見回す1羽のカルガモさん!


でも、1羽のカルガモさんだけが、周りの様子を警戒してい模様でした。

決して、側溝の中には入らず、こちらの様子を注意して観察していたのです。


カルガモさんを含めて、野生のカモさんたちは、物音や気配にとても敏感。

ちょっとした異変に気づくと、すぐ飛んで逃げていってしまいます。


カルガモさんと人間との緊張関係が今も続いているからでしょう。


カルガモさんたちは、標的にされるので、

いつも疑って人間を見ているからだと思います。



このことは、かつてのハクチョウさんと人間の関係でもあったのです。

人間は、ハクチョウさんを射止めて食べていたことがありました。

そして、ハクチョウさんたちは、人間たちに近づかなくなったのです。

ハクチョウさんたちは、今のカルガモさんを含むカモさんたちのように、

緊張関係があったのでした。


DSCF4838_convert_20120520084158.jpg

(橋の下を通っている5羽のハクチョウさんたち!



でも、ハクチョウさんたちを獲ってはいけないう禁猟が行われても、

すぐには、その緊張関係が崩れたわけではありません。


それから、日本全国では、ハクチョウさんたちに給餌をはじめました。

徐々ではありますが、

ハクチョウさんたちは、人間たちを信頼するようになってきました。


最近では、ハクチョウさんの方から、人間に近づいてくるようになったのです。


鳥と人間!

人間と自然!


信頼関係を取り戻すには、とても、とても長い時間がかかることですよね!



DSCF4847_convert_20120520084525.jpg

(今日は5羽のハクチョウさんたちが一緒に行動していました!










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[2012/05/20 08:57] | 滞在組のハクチョウさん① | トラックバック(0) | コメント(4) |
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コメント
白鳥を食べた時代も有ったんですか!
吃驚しました。
白鳥は食べられないものと思ってました。
テーゲル湖に居る鴨も、
戦時中でも食べた事が無かったそうです。
昔は食べたんでしょうね、きっと。
[2012/05/20 16:01] URL | 太巻きおばば #-[ 編集 ]
白鳥は神様の使者で食べられないものと思っていました。食べていた時代が有るとはオドロキです。はじめてしりました。
[2012/05/20 20:55] URL | fukuchan #-[ 編集 ]
太巻おばばさんへ

おはようございます!

> 白鳥を食べた時代も有ったんですか!
> 吃驚しました。
> 白鳥は食べられないものと思ってました。
> テーゲル湖に居る鴨も、
> 戦時中でも食べた事が無かったそうです。
> 昔は食べたんでしょうね、きっと。

残念なことでしたが、過去には、ハクチョウさんが狩をされたり
食べられたりしたことがありました。

徳川将軍時代には、ハクチョウさんは保護鳥に指定され、
獲ってはいけないことになりました。

しかし、明治時代には、混乱と西洋文明の影響で、
ハクチョウさんたちも狩が行われるように減ってしまったそうです。
人間には寄り付かなくなりました。

明治28年に狩猟法が制定されますが、
対象の鳥が朱鷺、コウノトリだけで
ハクチョウさんは含まれていませんでした。

その後、
ハクチョウさんの警戒心は、昭和30年代まで続いたそうです。

おそらく、
最近では、各地で餌付けがおこなわれているからでしょうか?

ハクチョウさんたちは、
人間の過去の恐怖が薄れ、
近づくようになったのかもしれませんね!v-519v-521


[2012/05/21 06:32] URL | duck4 #-[ 編集 ]
fukuchanさんへ

おはようございます!

> 白鳥は神様の使者で食べられないものと思っていました。食べていた時代が有るとはオドロキです。はじめてしりました。

東北地方、特にこの宮城県では、ハクチョウさん信仰は根強いものがありました。
ハクチョウさんを祀った神社も沢山あります。
また伊達家がこの地をおさめていたときには、
ハクチョウさんを大切に保護してきました。

幕末から明治に掛けて、
ハクチョウさんに関する事件も起きています。

それも、ハクチョウさんを神として祀ってきた歴史があるからでしょうね!

でも、ハクチョウさんは、食べられていた時代もあり
そのため、数を減らしてしまいました。

そのような、
ハクチョウさんたちの受難の時代もあったのでした。v-519v-521
[2012/05/21 06:39] URL | duck4 #-[ 編集 ]
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Author:duck4
ニックネーム:ダック4(Duck4)
趣味:旅行、バードウオッチング(アヒル・ハクチョウ)
小著:『ヒュッゲの国からデンマーク流人生の楽しみ方』
(本の森出版)

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duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!

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