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デンマーク留学&ヒュッゲな人生の楽しみ方
生涯教育の学校、フォルケホイスコーレへのデンマーク留学体験をもとに、一冊の本にまとめたお話。
ハクチョウさんたちの「渡り」を通して想ったこと!
「渡り」は、その環境を追い求めての行動でもあるのだろう。

定期的に渡りを繰り返す生物には、毎年、ある時期が来ると、ここではない。

もっと違う場所へという衝動が生まれる。

そして、その場所は自らの記憶にあるどこかなのだ。

それは、結局「帰りたい」という衝動なのか。

自分に適した場所。

自分を迎えてくれる場所。

本来自分が属しているはずの場所。


( 『渡りの足跡 梨木香歩著 新潮社 181頁より引用。


この梨木香歩さんの著書を読んでいると...!

なぜ、渡り鳥たちが、渡りをするのか!?

渡り鳥たちにとって、「渡り」をする衝動の気持ちが、わかってきました。




DSCF4126_convert_20120429091557.jpg

(定点観察ポイントを行き来している滞在組の8羽のハクチョウさん


わたしは、河川敷の定点観測ポイントでバードウオッチングをしています。

そして、滞在組の8羽のハクチョウさんを観察。


6羽オオハクチョウさん。

1羽コハクチョウさん。

1羽コブハクチョウさん。


DSCF3929_convert_20120429084936.jpg

(定点観測ポイントにいるコブハクチョウ



と河川敷で出会いことができます。


1羽のコブハクチョウさんをのぞく、

多くのハクチョウさんたちは、羽をけがしていて空を飛ぶことができないようです。


もちろん、

duck4ブログでは、何度も紹介している、

あの右羽をけがしているハクチョウさん。

左羽をけがしているハクチョウさん。

も、冬からいつも一緒にいます。


堰をよじのぼったのでしょうか?

水にもぐって水草を食べているところを見かけたこともあったのでした。


一緒になって餌をさがしながら泳いでいる光景をみながら、

まるで、その右羽をけがしたハクチョウさんと左羽をけがしているハクチョウさんは

いつも一緒にいるのようです。



DSCF4084_convert_20120429094247.jpg

(堰の向こうに2羽のハクチョウさん!


DSCF4086_convert_20120429094424.jpg

(遠くで確認が難しいが、右羽をけがしたハクチョウさんと左羽をけがしているハクチョウさん!


さて、

多くのハクチョウさんたちは、北へと旅立って行きました。


ところで、

北海道在住のブロガーさんからの情報によると、

ハクチョウさんたちは、道東に集結しているそうです。


ハクチョウさんたちは、北海道からシベリアへとサハリン経由で

まもなく、渡りをすることでしょう。


このハクチョウさんたちの渡りの研究は、鳥学者によって明らかになっています。

ハクチョウさんに発信機を装着させ、信号を衛星が受信。

そして、ハクチョウさんの渡りを追跡する研究です。


【発信機をつけた白鳥さんの渡りのルート】

DSCF4240_convert_20120429090820.jpg

(諏訪湖で発信機をつけられたハクチョウさんの渡りのルート:マイ日記帳より

)『鳥たちの旅 渡り鳥の衛星追跡樋口広芳著の白鳥の追跡調査をノートに書き写したもの!


) 発信機をつけたハクチョウさんの渡りのルート!

諏訪湖→屈斜路湖クッチャロ湖・浜頓別町(4月26日)→サハリン・大泊(4月26日)→

サハリン・コタンゴリ(5月10日~5月15日)→シベリア(5月16日)→コリマ川(5月22日到着)



ハクチョウさんたちの渡りは、

シベリアのコリマ川周辺を繁殖地として選んでいると

言われています。


その番のハクチョウさんたちが、繁殖地に着くやいなや、

5月中旬から下旬頃には巣を作りはじめるのです。

そして、およそ40日かけて、卵を孵化させます。


生まれてきたハクチョウの子どもたちは、

およそ3ヶ月で大空を飛べるようになるそうです。


そして、ハクチョウさんたちは、10月になると、越冬地の日本へと戻ってきます。


ハクチョウさんたちは、子どもを育てるための理想郷を求めているのです。

それが、繁殖地と越冬地を行き来する「渡り」でした。


渡りは、彼らが生きるための糧。

水草という食べ物を求めるために必要なのです。



そして、ハクチョウさんは、衝動を持っているからでしょう。


きっと、ハクチョウさんは思っています。

彼らは、違う場所を旅したい!

時期が来れば、望郷に帰りたい!


ハクチョウさんたちが、彼らのDNAや先祖によって記録され続けていたことなのです。


毎年。

ハクチョウさんたちは、日本とロシアの間を往復して、渡っています。

そのわけは、その土地や風土が、彼らハクチョウさんたちを迎えてくれるからです。


なので、

ハクチョウさんたちは、毎年、その日本の越冬地へと戻ってくるのでしょう。


訂正

duck4ブログに訪問してくださったブロガーさんの皆様!

ご指摘ありがとうございます。

屈斜路湖でなくクッチャロ湖でした。






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[2012/04/29 08:42] | アヒル・白鳥・野鳥③ | トラックバック(0) | コメント(8) |
<<デンマークで窓辺においてあるアヒルさんの置物発見! | ホーム | クロウタドリをデンマークで見たときの感動!>>
コメント
こんばんは

記事の渡りのルートはコハクチョウの物の様ですね
オオハクチョウは太平洋側を通りオホーツク海沿いに北上するそうです
屈斜路湖と有りましたが宗谷管内のクッチャロ湖じゃないでしょうか?
もし違っていたらごめんなさい

それにしても数千㎞を渡る白鳥や鴨は凄いですよねぇ^^;
オナガガモやミコアイサなどもシベリアで繁殖するようです
シベリヤに行ってみたいですねぇ^^
[2012/04/29 20:38] URL | kuny3 #-[ 編集 ]
コハクチョウの道央ルートのようで、道北クッチャロ湖ですね。
コハクチョウは諏訪からですと、
クッチャロ湖までに道央ウトナイ湖や道南大沼がルート上にあり、
そこでも休息を取っているようです。

主に道東ルートを取るオオハクチョウは、何処へ行くのでしょうね。
[2012/04/29 22:14] URL | Kasuga #GCA3nAmE[ 編集 ]
こんばんわ
さっそくクロウタドリの声聴かせて頂きました
リンク張っていただいてありがとうございました
美声で鳴く前の練習の時のウグイスに似ていると思いました  
我が家の近所では毎年、まず初春の頃に、けきょけきょほ~、けきょほ~、きょきょ!と練習しているように鳴くんです。そしてだんだん「ほ~ほけきょ」と立派な鳴き声になるんですよ

クロウタドリさんのすきと~った歌声、ステキでした

鳥もそうですが動物の本能なのか学習したのか
我が家のワンコの時間の正確さには驚きです
時計も読めないはずだし季節によって日暮れの時間も違うのに・・・

自然、動物、鳥・・不思議が一杯で楽しいです
[2012/04/29 23:59] URL | tiyomin #ZjBr1npc[ 編集 ]
kuny3さんへ

おはようごいざます!
コメント、ありがとうございます!

> こんばんは
>
> 記事の渡りのルートはコハクチョウの物の様ですね
> オオハクチョウは太平洋側を通りオホーツク海沿いに北上するそうです
> 屈斜路湖と有りましたが宗谷管内のクッチャロ湖じゃないでしょうか?
> もし違っていたらごめんなさい
>
> それにしても数千㎞を渡る白鳥や鴨は凄いですよねぇ^^;
> オナガガモやミコアイサなどもシベリアで繁殖するようです
> シベリヤに行ってみたいですねぇ^^

間違えの、ご指摘ありがとうございます!
屈斜路湖でなくクッチャロ(Kuchyaro)湖でした。
さっそく、訂正しなければ!!!i-274

1990年4月10日にコハクチョウさんに発信機を取り付けました。
これは、鳥学者の樋口広芳さんらの研究者が、
コハクチョウに発信機をつけて調査したもののようです。

そのハクチョウさんの名前は、のりちゃんといいます。

本当に、ハクチョウさん、カモさんたちは、すごいと思います。
何千キロも食べ物を求めて旅をするからです。

1月から2月には、定点観察ポイントにはオナガガモがたくさんいました。
今頃は、繁殖地のシベリアへと渡っているのですね!

シベリア台地は、湿原が広がっていて
繁殖をするのに適したところがいっぱいあるのでしょうね。

このブログの記事を書きながら想ったこと!
それは、シベリア大地で、どのようにハクチョウさんたちが繁殖しているのか
見てみたくなりました。v-289i-275
[2012/04/30 07:03] URL | duck4 #-[ 編集 ]
Kasugaさんへ

おはようございます!

> コハクチョウの道央ルートのようで、道北クッチャロ湖ですね。
> コハクチョウは諏訪からですと、
> クッチャロ湖までに道央ウトナイ湖や道南大沼がルート上にあり、
> そこでも休息を取っているようです。
>
> 主に道東ルートを取るオオハクチョウは、何処へ行くのでしょうね。

ブロガーさんのご指摘で間違え発見。
Kasugaさんがおっしゃるように、クッチャロ(Kucyaro)湖でした。

コハクチョウさんたちは、道央ルート、
大沼(函館)→ウトナイ湖(苫小牧)→クッチャロ湖(浜頓別町)と
飛行するのですね!

オオハクチョウは、どこを通って渡るのか気になりますね。

duck4ブログでは探究してみたいテーマです。v-519v-521


[2012/04/30 07:16] URL | duck4 #-[ 編集 ]
tiyominさんへ

おはようございます!

> こんばんわ
> さっそくクロウタドリの声聴かせて頂きました
> リンク張っていただいてありがとうございました
> 美声で鳴く前の練習の時のウグイスに似ていると思いました  
> 我が家の近所では毎年、まず初春の頃に、けきょけきょほ~、けきょほ~、きょきょ!と練習しているように鳴くんです。そしてだんだん「ほ~ほけきょ」と立派な鳴き声になるんですよ
>
> クロウタドリさんのすきと~った歌声、ステキでした
>
> 鳥もそうですが動物の本能なのか学習したのか
> 我が家のワンコの時間の正確さには驚きです
> 時計も読めないはずだし季節によって日暮れの時間も違うのに・・・
>
> 自然、動物、鳥・・不思議が一杯で楽しいです

さっそく、クロウタドリの鳴き声を聴いていただきましたか!
このことをfacebookに投稿したところ、
デンマーク人の友人からは、You Tubeからのクロウタドリの鳴き声が
私宛に投稿されていました。

このクロウタドリの鳴き声をまねるには、
ウグイスのようにまねるのはむずかしいですね。

ウグイスは、春ごろには、
「けきょけきょほ~、けきょほ~、きょきょ!」と鳴くのですね。

まず、発声練習をしてから、本番なのでしょうか!?
ウグイスさんは..!

クロウタドリの鳴き声には、とても癒されます。i-274

tiyominさんの犬さんは、時間に正確なのですね。
やはり、体内時計があるのではないでしょうか!?

わたしもそう思います。
自然、動物、鳥たちは、とても不思議ですね。v-289i-275
[2012/04/30 07:33] URL | duck4 #-[ 編集 ]
クロウタドリありがとうございます
早速聞かせて頂きました。
低い音も出るんですね
唄ってるみたいで、森も楽しいでしょうね

白鳥
この近辺では見かけることがないので、大きさも数もいたら すっごく感動的なんだろうな~と思います。長旅でも体の中にインプットされて行く場所も変わることなく長い間 それが当たり前のように繰り返されてるんですね
[2012/04/30 09:01] URL | 93 #-[ 編集 ]
93さんへ

おはようございます!

> クロウタドリありがとうございます
> 早速聞かせて頂きました。
> 低い音も出るんですね
> 唄ってるみたいで、森も楽しいでしょうね
>
> 白鳥
> この近辺では見かけることがないので、大きさも数もいたら すっごく感動的なんだろうな~と思います。長旅でも体の中にインプットされて行く場所も変わることなく長い間 それが当たり前のように繰り返されてるんですね

そうですよね!
クロウタドリは、音域が広いですよね。
低音でも、鳴いたりもします。

春先から初夏に掛けて、
クロウタドリは、美声を競い合っています。

友人からの情報によると、家の周りでクロウタドリの輪唱中だとか。
あの歌声をまた聴いてみたくなりました。

ハクチョウさんの渡りは、とても不思議ですね。
どのようにして、渡りの場所をインプットしているのでしょうか?

星空や太陽の位置で知るのか?
それとも、渡りのときにその地形を記憶しているのか?

ハクチョウさんの渡り然り。
渡り鳥の渡りには、たくさんの謎があります。

考えると楽しくなります。v-519v-521


[2012/05/01 06:45] URL | duck4 #-[ 編集 ]
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Author:duck4
ニックネーム:ダック4(Duck4)
趣味:旅行、バードウオッチング(アヒル・ハクチョウ)
小著:『ヒュッゲの国からデンマーク流人生の楽しみ方』
(本の森出版)

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