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デンマーク留学&ヒュッゲな人生の楽しみ方
生涯教育の学校、フォルケホイスコーレへのデンマーク留学体験をもとに、一冊の本にまとめたお話。
日本の公共交通機関のバスをどのように復活させるのか?
最近、皆さんは、バスに乗ったことがありますか

毎日、通勤、通学のためにバスを使っている人。

マイカー通勤なので、バスには、乗ったことがない人。

きっと、人さまざまなことでしょう。



DSCF1437_convert_20111106071244.jpg

(イメージ写真:路線バス!



地方、田舎を走る路線バスの乗客と言えば、

朝夕に、通学のためにバスを利用する高校生

日中には、病院や買い物に利用する車を持っていない高齢者の方々

というイメージが、どうしてもあります。


なので、ほとんど昼間に運行しているバスは、

空気だけを運んでいる!という時もあるようです。


その悪循環で、公共交通機関である路線バスは、

便数が減らされたり、廃止されてしまっています



今日。

duck4ブログでご紹介いたします一冊の本は、

岡山県でバス会社などを経営されている、

小嶋光信さんの

ご著書『日本一のローカル線をつくる』(学芸出版社)です。



著者の著書の中で、

公共交通機関のバスが減っている理由!を

次のように分析していました。


自動車に普及。

交通渋滞のために、時間通りにバスが運行できない。

③地方での人口減少

補助金:もしそのバス会社がコストを下げられたら、補助金がカットさせること。

労働運動:労使ともバスの乗客のことを考えず対立している会社体質。

規制緩和の政策。

費用対効果:もしその路線が全く利益を上げることができなかったら、やめてしまう。


確かに、この①から⑦のすべてが、バス離れには、あてはまりそうです。

だから、不便なバスからは、お客さんは離れていくのでしょう


でも、著者の小嶋さんは、公共交通機関の使命について、

次のように言っています。


バスは、車を持っていない人々。

高齢者には必ず必要な乗り物です。

人間には、自由に移動をする権利があるからです


そこで、著者は、欧米諸国の公共交通機関の事情にも触れています。


ヨーロッパでは、道路網が整備されて、公共交通機関から自動車へと

普及した歴史があります。


また、アメリカでは、自動車会社が、車を普及させるために、

鉄道を買収しました。


欧米でも公共交通機関を衰退させてきた歴史があったのです。


一方で、欧米先進国では、交通弱者の方々の移動する権利を守るために

官民が協力して公共交通機関を維持しています



もっと、簡潔に、公共交通機関を守る取り組みを説明すると、

地方自治体が、固定費をもち、民間会社がバスの運行にかかわるといことです。


日本の場合は、一部を除いては、すべてが民間に丸投げ状態になっています


先進国の中では、すべてを丸投げは日本だけでした。

なので、公共交通機関を担っている民間バス会社は、

どこも経営が苦しいのが現状のようです。



現在、著者の小嶋光信さんは、

私鉄、バス、タクシー会社、トラック会社、フェリー会社などを

経営しています。


そして、赤字で破産寸前のこれらの会社を引継ぎ、、

地方公共交通の再生を図っている事業も行っているのです。


そのひとつは、和歌山電鉄

この電鉄は、ネコたまさんを駅長で有名になりました。


駅長のたまさんのおかげで、乗客も増えたのです。

それには、民、官、地域の人々の協力があったからこそ復活した地域私鉄ローカル線でした。


また、マスコミからは、火を噴く高速バスとして揶揄されていた、

バス会社の再生にも手を貸すことになったのです。

そのバス会社は、乗客の安全を考える前に、

労使の対立で火花を散らしていました。

そして、結果、バスの整備を怠り、火花がバスへに至った経緯があったのでしょう。


多くの公共交通機関を担っているバス会社は、経営不振と赤字にあえいでいます。

それは、国が進めてきた規制緩和にあるのです。


著者が、言っていました。

高齢者や車を持っていない人々にとっては、かけがえない乗り物が路線バス。

交通弱者の方々も、自由に移動する権利が、私たち一人ひとりにはあると。


でも、路線バスを運行している民間バス会社は、人口減少社会では、

補助金なしでは大変な状況であるのも確かなことです。


最後になりますが、


わたしが思うに、

公共交通機関は、地域の住民、行政、バス会社の三者がその私たちの郷土を守っていくという

気持ちが必要ではないか



と本を読み、紹介しながら思いました。




DSCF2254_convert_20120225095621.jpg

(イメージ写真:住民の足を守るコミュニティーバス



(参考文献

『日本一のローカル線をつくる』(学芸出版社)小嶋光信著












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[2012/03/22 08:07] | 大震災からの一年 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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コメント
私は使わないので車を売り払ってからバスに良く乗る様になりました。

凄く便利ですよ。

でも地方は乗客も朝晩を除いたら少ないでしょう。

小型化したりしても存続させるべきでしょう。

マイクロバスみたいなサイズでも便数が増えたら乗客は増えると思うんですけどね。
[2012/03/22 22:04] URL | Courier #-[ 編集 ]
Courierさんへ

おはようございます!

> 私は使わないので車を売り払ってからバスに良く乗る様になりました。
> 凄く便利ですよ。
>
> でも地方は乗客も朝晩を除いたら少ないでしょう。
> 小型化したりしても存続させるべきでしょう。
> マイクロバスみたいなサイズでも便数が増えたら乗客は増えると思うんですけどね。

都会にお住まいでしたら、渋滞、車庫、駐車場のことを考えたら
バスなどの公共交通機関が便利ですよね!

地方都市では、朝、晩をのぞいて少ないのが現状です。
我が家のそばをバスが通りますが、朝晩の通勤通学。
10時台の高齢者の通院などで乗っているようですが、
それ以外は、ガラガラです。

マイクロバスのような小型バスを使った
路線バスも発着していますが、いつも1人か2人ほど。

田舎では、9人乗りのワゴンをバス代わりにしているところもありました。

地方の路線べスを運行しているところは、どこも大変そうです。
長距離高速バスに活路を求めているようです。

でも、いざというときになくてはならないの路線バス。
みんなの知恵を絞って存続して欲しいものですね!i-275i-274
[2012/03/23 06:33] URL | duck4 #-[ 編集 ]
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ニックネーム:ダック4(Duck4)
趣味:旅行、バードウオッチング(アヒル・ハクチョウ)
小著:『ヒュッゲの国からデンマーク流人生の楽しみ方』
(本の森出版)

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