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デンマーク留学&ヒュッゲな人生の楽しみ方
生涯教育の学校、フォルケホイスコーレへのデンマーク留学体験をもとに、一冊の本にまとめたお話。
風力のタービンに衝突する北海道の鷲(ワシ)たち!
北海道には、冬になると、たくさんの鳥たちが越冬のために飛来します。


そのワシのひとつに、オオワシ(Steller's Sea Eagle)がいます。


オオワシは、秋になると餌を求めて、ロシアから日本へ南下。

真冬には、北海道で越冬します。


サケ、マス、スケソウダラなどを捕食して、

厳しい冬の北海道で生き抜くのです。


海にいる魚を狙うためにいるのでしょうか?

オオワシが、流木、岩、流氷の上で留まっているのを、

鳥図鑑や写真集でよく見ます。


3月に、成鳥のオオワシたちは、繁殖のために、ロシアに戻っています。

それ以外のオオワシたちも、4月から5月あたりに戻っていくそうです。



北海道には、オジロワシ(White-tailed Eagle)

というワシもいます。


このオジロワシの約80つがいは、北海道に留まり繁殖をするようです。

このオジロワシもまたオオワシのようにサケ、マス、スケソウダラのような

大型の魚を捕らえたり、

また、

時々、カモメカモを襲うこともあります。



DSCF1624_convert_20111228081655.jpg

(富士元寿著『北海道の動物たちはこうして生きている』よりオオワシの写真)



オジロワシは、夫婦仲も良く、協力して子育てを行うそうです。


この北海道に生息しているオオワシオジロワシも、

生きていくには、とても大変なのです。



DSCF1625_convert_20111228081753.jpg

(富士元寿著『北海道の動物たちはこうして生きている』よりオジロワシの写真)



富士元寿著『北海道の動物たちはこうして生きている』(北海道新聞社)によると、


かつて、ワシたちは、鉛中毒になってしまっていました。

そのわけは、ワシたちが、鉛の弾丸に撃たれた動物の肉を捕食していたからです。

そして、それを食べた、オオワシやオジロワシも中毒症状を起こしてしまいました。


国は、鉛の弾丸を使うことを禁止

そのため、ワシたちの鉛中毒による死は、しだいに減ってきたのです。



しかしながら、またひとつ、ワシや鳥たちにとって問題が起きてきました。


最近、風力発電用の風車が、北海道に建てられました。

ワシたちが、その風車のタービンに衝突します。

それは、鳥たちにとっても、とても危険なのです。



その風力発電用のタービンに衝突するのは、オジロワシが、オオワシよりも多いそうです。

2010年1月までに、1羽オオワシに対して、19羽オジロワシ

タービンに衝突しています。


その理由はわかりません!




人間にとっては、風力発電を建てることは、地球温暖化にとっても良いことです。

しかしながら、鳥やワシたちにとっては、良いことではなさそうです。


鳥の人間の共存を考えさせられるひとつの事例が

この風力発電の風車のタービンにはあります。




(参考文献

富士元寿著『北海道の動物たちはこうして生きている』(北海道新聞社)






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[2011/12/28 07:59] | アヒル・白鳥・野鳥② | トラックバック(0) | コメント(6) |
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コメント
鉛中毒は怖いですよね。
最近、聴いた話ですがベートーベンは
鉛中毒で亡くなったそう。
楽譜に音符を書き入れるとき、鉛筆を
舐めながら書き入れて、その中毒と聞きました。
真否の程は定かでは有りませんが・・・

でも、どうしてタービンに近づくのでしょう。
戦闘意識でしょうか・・
[2011/12/28 19:19] URL | 太巻きおばば #-[ 編集 ]
鳥の被害 鳥を愛するduck4さんとしては辛いですね

原発に頼らない風力発電素晴らしいと思っていましたが、陰ではそのような被害があったんですね・・・

鳥のきらいな音を出すとかなんとか策があるといいですね
[2011/12/28 20:34] URL | 93 #-[ 編集 ]
太巻おばばさんへ

こんばんは!

> 鉛中毒は怖いですよね。
> 最近、聴いた話ですがベートーベンは
> 鉛中毒で亡くなったそう。
> 楽譜に音符を書き入れるとき、鉛筆を
> 舐めながら書き入れて、その中毒と聞きました。
> 真否の程は定かでは有りませんが・・・

おかげで、一つ賢くなりました。
ベートーベンは、鉛筆をなめながら楽譜に書き込んでいたのですね。
そして、鉛中毒になったのですね!

> でも、どうしてタービンに近づくのでしょう。
> 戦闘意識でしょうか・・

太巻おばばさんに言われると、
やはり、疑問に思いました。

鳥目で見えないのか?
いや、真夜中でも、渡りをする鳥は飛ぶこともあります。

風力の風圧に負けて吸い込まれるのですかね!?

よく空港では、飛行機のエンジンに吸い込まれるバードストライクがあります。
それと同じ原理なのでしょうか?

調べてみたくなりましたね!i-275i-274
[2011/12/28 21:00] URL | duck4 #-[ 編集 ]
93さんへ

こんばんは!

> 鳥の被害 鳥を愛するduck4さんとしては辛いですね
> 原発に頼らない風力発電素晴らしいと思っていましたが、陰ではそのような被害があったんですね・・・
> 鳥のきらいな音を出すとかなんとか策があるといいですね

風力のタービンがあるところは、渡り鳥の通り道だったりするそうです。
風力発電の先進国デンマークでは、どのような対策がおこなわれているのでしょうか?
疑問に思いました。

鳥が近づかないように、いやな音を出すとか...?
渡りの季節には止めるとか...?

もしかしたら、科学者は考えているのかもしれませんね!

鳥好きとしては、風力発電の鳥対策の研究を知りたいところです。v-519v-521
[2011/12/28 21:06] URL | duck4 #-[ 編集 ]
duck4さん、こんばんは。
ワシの被害がそんなにあるなんて、風力発電も良いことばかりではないんですね。
早く対策がたてられると良いですね。
[2011/12/28 22:54] URL | SRまゆみ #-[ 編集 ]
SRまゆみさんへ

おほようございます!

> duck4さん、こんばんは。
> ワシの被害がそんなにあるなんて、風力発電も良いことばかりではないんですね。
> 早く対策がたてられると良いですね。

風力発電の鳥の被害は、多いようです。
渡りのルートにあったりもします。

また実態調査も行われているようですが、なかなか鳥が見つからないようです。
微生物に分解されたり、他の動物や鳥たちに食べられてしまうからとも言われています。

わたしもSRまゆみさんがおっしゃるように、
早く対策を立てて欲しいものですね!v-519v-521
[2011/12/29 07:48] URL | duck4 #-[ 編集 ]
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ニックネーム:ダック4(Duck4)
趣味:旅行、バードウオッチング(アヒル・ハクチョウ)
小著:『ヒュッゲの国からデンマーク流人生の楽しみ方』
(本の森出版)

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duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!

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