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デンマーク留学&ヒュッゲな人生の楽しみ方
生涯教育の学校、フォルケホイスコーレへのデンマーク留学体験をもとに、一冊の本にまとめたお話。
国の基準の20ミリシーベルト!
3月11日まで、全く知らなかったこと。

私たちが、知らなくても生きて行けたこと。

それは、放射線の知識でした。


福島第一原子力発電所の事故以後。

連日のように原発事故のことが報道されるようになりました。


そこで、よく耳にするのが、「ベクレル」「シーベルト」です。


「ベクレル」とは、放射線が空気中に放出する単位のこと。

原子核が、1秒間に壊れて放射線を出すこと、を言うそうです。


「シーベルト」とは、人体に影響を及ぼす単位のこと。

私たちが、自然界から受ける放射線のことです。

日本では、平均1.5ミリシーベルトを受けています。

1回の胸部レントゲン検査では0.05ミリシーベルトです。


ICRP(国際放射線防御委員会)は、1年間、安全に生活できる

被ばく量が、1ミリシーベルトです。


しかし、緊急時には、20から100ミリシーベルトを超えないように

と言っています。



日本国は、学校などの屋外で活動できる年間基準を

20ミリシーベルトと定めました。

その値は、ICPRが定めた緊急時の値です。


子どもたちは、成人に比べて発ガンリスクが高いと言われています。

これで、大丈夫なのか!

と、全く放射線の知識のない、わたしは、思うのでした。


今回の福島の場合。

「低線量被ばく」が続くと考えられています。

長い間、人々は、低い量の被ばく受け続けるのです。


福島と同じような状況になっている地域として、

チェルノブイリ原発周辺があります。


チェルノブイリでは、今まで、数10ミリシーベルトの積算でも、

発ガンリスクが確認されていないそうです。

しかし、幼児が、汚染されたミルクを飲んで、ガンを発症しました。


国の基準、国際機関の基準などありますが、

最後には、私たちの「自己責任」で、健康や生命を守らなければならないのは、

確かなことです。







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[2011/05/09 08:01] | 大震災からの復興 | トラックバック(0) | コメント(2) |
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コメント
本当に怖いですね
目に見えない
この先に待ってるのはなんだろう

そして。。。今 もなお
[2011/05/09 19:40] URL | 93 #-[ 編集 ]
93さん

こんばんは!


> 本当に怖いですね
> 目に見えない

わたしもそう思います。

福島の場合には、放射能汚染が、どのように影響を及ぼすか、心配です。
そのひとつのヒントが、チェルノブイリにあるのかもしれません。

メッセージ、ありがとうございました。
[2011/05/09 22:04] URL | duck4 #-[ 編集 ]
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ニックネーム:ダック4(Duck4)
趣味:旅行、バードウオッチング(アヒル・ハクチョウ)
小著:『ヒュッゲの国からデンマーク流人生の楽しみ方』
(本の森出版)

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