![]() 「原発事故が終息しない限り、将来の復興ビジョンが描けない」
と福島県知事が、言っていたことが、購読している 新聞記事には掲載されていました。 前に、duck4のブログで触れましたが、同じ震災地域である、 宮城、岩手とは違い、「地震」「津波」「風評被害」「原発事故」 があり、好転する見込みがないのが現状です。 それは、人災である放射線汚染という問題が、 全く解決には至ってはいないからです。 そして、放射能汚染は、日々深刻になっています。 なぜなら、空気中に拡散を続け、放射性物質は、 自然界に累積しているからです。 例えば、農産物にも影響を及ぼしています。 福島県産の「シイタケ」 ![]() 現在、福島県産の「シイタケ」は、 いわき市を含む17市町村で「出荷停止」になっています。 その、いわき市で生産された「シイタケ」 ![]() 4月3日から出荷停止になっていました。 その後、3回放射線の調査を行い、3度ともに、 いわき市産の「シイタケ」は基準値以下になりました。 出荷停止の解除に向けて政府との協議を行っているそうです。 4月21日には、中通りの本宮市産の「シイタケ」 ![]() 1キロあたり500ベクレルを超える、 1020ベクレルの放射線セシウムが検出されたことを発表されました。 福島県は、本宮市に対して、出荷の自主規制を求めました。 福島県の生産者は、放射線汚染に翻弄され続けています。 これも「原発事故」がなかったらと、わたしは、思わずにはいられません。 そして、誰もが、そう思うことでしょう。 話は変わりますが、4月24日に、福島市では、 「農産物の放射線の影響」を考える講演会が開かれ、 福島県の農業アドバイザーを勤める農業専門家が講演を行いました。 「農業と放射線の専門家は少ないこと」 「これだけ多くの農産物が影響を受けるとは、想定外だったこと」 「放射線汚染が低い地域では、土地を耕すと表面の放射線物質を散らす効果がある」 ことを話したそうです。 その講演会の中で、受講者からは、次のようなことが質問されました。 「土を耕したり、草を刈ったりする安全基準がありますか?」 「牛乳だけではなく牛肉にも放射線の影響があるのですか?」 という農業を営んでいる人だったら、誰もが知りたい疑問です。 しかし、農業の専門家の教授や県の担当者は、 「これらの安全基準はない」 「科学的なデーターがない」 と答えたそうです。 ある受講生が、このようなコメントを残していました。 「疑問点が整理になりました」 原子力発電所を推進してきた御用専門家は、 「原子力は安全だ!安全だ!」 といことを繰り返してきました。 私たちも、その御用専門家の言うことを 信じきっていたところがありました。 そして、原発事故が起きると、 「それは想定外だった!」 と反省の弁を述べることに終始していました。 専門家と言われている人たちは、チェルノブイリ事故から、 何を学んだのでしょうか? 広島、長崎の歴史から人類は、何を学んだのでしょうか? わたしは、誰に聞けば、その答えを見つけ出すことが出来るのでしょうか? やはり、その答えを見出すには、 自分で納得するまで調べ、学ぶしかないのかもしれません。 ![]() (参考資料) 河北新報2011年4月25日付け3面記事より ![]() ![]() スポンサーサイト
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![]() はじめまして。私も同感です。
原発については自分で探していかないと、自分が知りたい情報は手に入れることはできないと痛感しました。エネルギー関係は政府と近いし、メディアの大事なお得意さんでもあり、また必要以上に原発についてネガティブなイメージを国民にもたれることを恐れるのか、議論をかもし出すような内容は一般の媒体で見ることはできません。 今までは”知らなかった”で過ごしましたが、今回は見逃してはいけないと自分に言い聞かせています... 知れば知るほどこんな恐ろしいものを世界中にこれほど沢山かかえていることが信じられません...
[2011/04/27 01:11]
URL | Sakura #-[ 編集 ]
Sakuraさんへ
コメントを頂きまして誠にありがとうございます。 > 原発については自分で探していかないと、自分が知りたい情報は手に入れることはできないと痛感しました。 メディアで原発に関して問うような番組は、報道されいないように思われます。 どちらかというと、「週刊誌」の方が、斬新な切り口で、日本の原発に対して問題提起を して、頑張っています。 おしゃるように、スポンサーが電力会社ということで、 テレビ局は、原発報道に消極的です。 どの日本のメディアも、自主規制をしているかの報道です。 > 今までは”知らなかった”で過ごしましたが、今回は見逃してはいけないと自分に言い聞かせています... 知れば知るほどこんな恐ろしいものを世界中にこれほど沢山かかえていることが信じられません... わたしもそう思います。 もっと、「チェルノブイリ原発事故」や25年たっての病気や地域の放射能汚染に関する こと調べてみたいです。 そうすることで、放射能汚染の実態を少しでも理解できるかと考えています。 ![]() |
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