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デンマーク留学&ヒュッゲな人生の楽しみ方
生涯教育の学校、フォルケホイスコーレへのデンマーク留学体験をもとに、一冊の本にまとめたお話。
飯館村(いいだてむら)!
福島県飯館村。

わたしは、福島市出身です。

しかし、この飯館村のことは、知りませんでした。


飯館村は、阿武隈山地に位置していて、農業が基幹産業の村です。

1980年代の冷害の影響を受けてからは、畜産業に力をいれ、

「飯館牛」をブランド牛に育てました。


バブルの時代にも、ゴルフ場の開発計画がありました。

が、村は、強く撤回。


福島県内でも、「美しい村・飯館」と称されるようになりました。

その飯館村の農業の取り組みは、全国からも注目されて矢先のことです。


皮肉にも、福島第一原子力発電所の事故の事情はいっぺん。

全世界から、注目されるようになりました。

わたしも、そのときに、この飯館村を知りました。


わたしは、牧歌的な風景が、とても好きです。

話を少し横道にそれますが、自然豊かな村を求め、デンマークのアッセンス市

のヘレネス地区でフィールドワークをしたくらいです。


正直言って、もっと、早く、この飯館村ことを知っていればと、

少し後悔もしています。


今朝の新聞で、

飯館村在住の酪農家さんに取材をした記事が掲載されていました。

ある酪農家さんのことが、紹介されていました。


「飯館村から『農』の種も牛も死に絶えたら、

 若い人が、再び戻ってきて生活を立て直すことができなくなる」

「私たちが食べる野菜だけは、ここで作りたい」

「村が村であるように」



わたしは、この記事を読んで、酪農家さんの苦悩を強く感じました。

そして、飯館村をとても応援したい気持ちになったのです。


しかし、わたしが出来ることは、限られています。

微力ながら、ブログで紹介することです。


いつの日か、再び、「美しい村・飯館」が再生するまで、

わたしは、願い続けます。


CIMG7365.jpg

(河北新報2011年4月16日付け記事より)



(参考文献)

・河北新報2010年4月16日付け記事より

「農の村を守りたい」より





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[2011/04/16 08:33] | 大震災から | トラックバック(0) | コメント(4) |
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コメント
おはようございます。

元々、日本人は農耕民族。
皆で力を合わせて、が日本人気質を育てたと思います。
周りへの思いやりとか協調性とか。
いつの間にか、そんな素晴らしい日本人気質が、失われ、忘れられた。

美しい村、飯館を応援したいですね。
昔通りの美しさ、(景色も人も)を取り戻して欲しいです。

[2011/04/16 15:35] URL | 太巻きおばば #-[ 編集 ]
地震前に本当はコメしようと思ってたんですが、ちょうどDuckさんがここで書かれてるので。。。。 そうそう! 私もデンマークのなんともゆったりとしたのどかな風景が好きです。
激しい山脈とかないけど、穏やかで人もすごく温かい! 酪農で動物と接するからね。
きっと福島の方も同じ。 報道を見ても、牛の世話に戻ってましたよね。本当にお気の毒です。
[2011/04/16 16:15] URL | カントリーママ #JalddpaA[ 編集 ]
太巻きあばばさん。

おはようございます。

日本は、この大震災で、何か変わろうとしています。
それは、人々の「絆」の大切さに気づき始めました。

私たちの先祖が培ってきた、農耕社会のDNAが、
人々への思いやりや気配りが、
困ったときの人々の助け合いという形で実を
結んでいるようです。

先日、美しい村、飯舘村には、政府の副大臣が入り、
今後の国の取り組みを説明しました。

飯舘の村民としては、
「この土地を離れた場合に、再び農業を再建することが出来ない」
という想いが強いようです。

その村民の意見は、とても理解できます。



[2011/04/17 08:03] URL | duck4 #-[ 編集 ]
カントリーママさん。

おはようございます。

デンマークは工業化が進んだと言え、
郊外にでると牧歌的な風景が広がっています。
牧場には、牛が放牧されています。

おしゃる通りに、デンマーク人は、穏やかな人が多いようです。
言い争いをするような喧嘩をする人を見かけませんでした。

自然とふれあうからだと思います。
そのような、わたしは、ライフスタイルが好きです。


福島県の飯舘の村民の想いとして、

一度その土地を去ったら、今後の生活もできなくなり、
再び農業を再建する見通しも立たなくなってしまうから。

と、わたしは、思いました。

[2011/04/17 08:15] URL | duck4 #-[ 編集 ]
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趣味:旅行、バードウオッチング(アヒル・ハクチョウ)
小著:『ヒュッゲの国からデンマーク流人生の楽しみ方』
(本の森出版)

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