![]() あの東日本大震災。
ラジオは、わたしに、安心を与えてくれました。 地震直前。 わたしは、ラジオを聴きながら作業をしていました。 すると、ラジオからは、「緊急地震速報」が流れました。 そして、10秒後。 およそ3分間の恐怖の揺れが続きました。 今、振り返ると、あの「緊急地震速報」は、とても助かりました。 これから、始まる、恐怖への備えが出来たからでした。 地震発生後。 わたしは、思いました。 この巨大地震は、長丁場になる。 電気も使うこともできなくなり、情報を得るのは、ラジオのみになる と、直感的に思いました。 そこで、コンビニエンスストアに行って、乾電池を買いました。 そのわたしの考えは、正解でした。 停電後、わたしは、地元のラジオ局、東北放送を一日中つけっぱなしにしていました。 真っ暗になり、余震のたびに、家が崩壊するのではないかという 不安に恐れながら、その晩を過ごしました。 そして、余震後も、何度ともなく「緊急地震速報」が流れました。 アナウンサーからは、「どうか身の安全を確保してください」 というアナウンスがされました。 そのアナウンサーの声に、どれだけ助けられたことか。 地元の東北放送のラジオでは、リスナーから寄せられる、 安否情報を可能な限り、流し続けていました。 例えば、学校に避難しているから無事。 老人ホームの利用者さんは無事。 という公共施設に避難、退避されている人々の安否情報 を知ることが出来ました。 東北放送ラジオは、地震直後の情報をいち早く、 流してくれたので、とても助かりました。 津波で想像を絶する被害を受けたというのもラジオで知りました。 これは予断になりますが、 停電でテレビが見られなかったから、良かったのかも知れません。 津波で流されていく映像を見なくてすんだからです。 その晩は、津波で孤立した避難、退避されている人々の場所へ、 救援ヘリコプターの救いのエンジン音が、鳴り響いていました。 大震災の翌日。 地元の東北放送を受信することができなくなりました。 そこで、NHKラジオに周波数を合わせ聴くことにしました。 アナウンサーからは 「場所によっては、震度6強の余震が、90%起こります」 ということが放送されました。 あの報道には、とても、不安を覚えました。 余震や緊急地震速報が流れると、不安になり、強いストレスも感じました。 ただ、家は大丈夫かという思いだけが募りました。 余震から3日後の朝。 ラジオからは、初めて音楽が流れ聴くことが出来ました。 そのときに聴いた曲は、アニメの「アンパンマン」ソングでした。 大震災後、初めて音楽を聴けたときの感想は、 音楽を聴けて良かった。 生かされて良かったと思うだけでした。 ラジオから聴こえてくる音楽によって、恐怖から解き放たれ、 わたしの心は、癒されていったのです。 ![]() (愛用のラジオ) ![]() ![]() スポンサーサイト
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duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!
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