![]() 石畳の広場を歩いているときに、
照明で照らされた、ガラス張りの地下空間を発見しました。 ガラス張りになっていたので、覗いてみると、 その空間は、全体が真っ白で、壁で仕切られているようでした。 よく見ると、そのモニュメントは、アート作品のようにも見えます。 すると、ホイスコーレの校長先生のクリスチャンさんは、 私たちに言いました。 「これは地下にある本棚だよ」 どういう意味何だろうと、わたしは、疑問に思いました。 そして、クリスチャンさんは、再び、言いました。 「Empty Library (からっぽの図書館)」 ![]() (「Empty Library (からっぽの図書館)」) この「Empty library(からっぽの図書館)」は、 ある歴史的な出来事をモチーフに作ったモニュメントだったのでした。 ドイツがナチスの一党支配を受けていた1930年頃、ヒットラーは、 あることを命じました。 それは、反体制的な出版物。 本を燃やすということだったのです。 そのことを「焚書坑儒」(ふんしょこうじゅう)と言います。 まさに、ナチスが行ったこの歴史的なパフォーマンスは、言論統制だったのです。 この「焚書坑儒」ですが、歴史的にはナチス以外でも、行われたことがありました。 それは、古代中国の秦の始皇帝の時代です。 多くの歴史書などが、始皇帝の命令で、燃やされたのです。 つまり、ナチス同様に、古代中国でも思想弾圧が行われたのでした。 今日でも、物事を自由に言えない国は、まだまだたくさんあります。 自由に発言して逮捕されたり、投獄される国は、存在しています。 このベルリンにある「本のないからっぽ図書館」は、言論の自由の 大切さを世界中の人々に語りかけているようです。 ![]() ![]() スポンサーサイト
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duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!
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