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デンマーク留学&ヒュッゲな人生の楽しみ方
生涯教育の学校、フォルケホイスコーレへのデンマーク留学体験をもとに、一冊の本にまとめたお話。
からっぽの図書館(Empty Library)!
石畳の広場を歩いているときに、

照明で照らされた、ガラス張りの地下空間を発見しました。


ガラス張りになっていたので、覗いてみると、

その空間は、全体が真っ白で、壁で仕切られているようでした。

よく見ると、そのモニュメントは、アート作品のようにも見えます。



すると、ホイスコーレの校長先生のクリスチャンさんは、

私たちに言いました。

「これは地下にある本棚だよ」


どういう意味何だろうと、わたしは、疑問に思いました。


そして、クリスチャンさんは、再び、言いました。

「Empty Library (からっぽの図書館)」



CIMG0907_convert_20110305061538.jpg

(「Empty Library (からっぽの図書館)」)



この「Empty library(からっぽの図書館)」は、

ある歴史的な出来事をモチーフに作ったモニュメントだったのでした。

ドイツがナチスの一党支配を受けていた1930年頃、ヒットラーは、

あることを命じました。


それは、反体制的な出版物。

本を燃やすということだったのです。


そのことを「焚書坑儒」(ふんしょこうじゅう)と言います。

まさに、ナチスが行ったこの歴史的なパフォーマンスは、言論統制だったのです。


この「焚書坑儒」ですが、歴史的にはナチス以外でも、行われたことがありました。

それは、古代中国の秦の始皇帝の時代です。

多くの歴史書などが、始皇帝の命令で、燃やされたのです。

つまり、ナチス同様に、古代中国でも思想弾圧が行われたのでした。


今日でも、物事を自由に言えない国は、まだまだたくさんあります。

自由に発言して逮捕されたり、投獄される国は、存在しています。


このベルリンにある「本のないからっぽ図書館」は、言論の自由の

大切さを世界中の人々に語りかけているようです。






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[2011/03/05 06:46] | ベルリン&ハンガリー | トラックバック(0) | コメント(0) |
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趣味:旅行、バードウオッチング(アヒル・ハクチョウ)
小著:『ヒュッゲの国からデンマーク流人生の楽しみ方』
(本の森出版)

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