FC2ブログ
デンマーク留学&ヒュッゲな人生の楽しみ方
生涯教育の学校、フォルケホイスコーレへのデンマーク留学体験をもとに、一冊の本にまとめたお話。
七北田川の水害を考える!
滞在組のハクチョウさんたちがいる七北田川でも堤防が壊れた昨年の豪雨!

今年は、台風の辺り年です。

これも、日本近海の海水温が上がり、

温められた空気が水蒸気となり大量の雨を降らすからなんでしょうか。


この地球温暖化による豪雨は、

2015年9月11日に滞在組のハクチョウさんたちがいる

七北田川を襲いました。


いつもの餌場のコンクリートブロックの一部も壊れ、

また上流部では堤防も決壊しました。


早朝6時に行ってみたときには、

当時6羽のハクチョウさんのうち、

オオハクチョウさんのシンちゃんだけ、水が上がってこない高いところに逃げられず、

流されているところ目撃。

はらはらドキドキしながら様子を見るしかありませんでした。


DSCF7271_convert_20150912095721.jpg

(昨年の9月11日の七北田川で大洪水の中1羽だけはぐれてしまったシンちゃん!

シンちゃんも水鳥ですから、流されても、何とか難を逃れたようで、

今でも、新たに加わったコハクチョウさんのティちゃんと一緒に元気な姿を見せてくれています。


DSCF2295_convert_20160906173007.jpg

(滞在組のシンちゃん!)


「七北田川の水害を考える」の講座での話し!

ところで、先日、「七北田川の水害を考える」という講座に出席しました。

その掲示ポスターには、浅瀬で休んでいるハクチョウさんの姿があったので、

もしや、ハクチョウさんの話になると思いきや、

当然のことながら昨年9月11日に起きた水害の話になりました。


DSCF0491_convert_20160802092859.jpg

(「七北田川の水害を考える」のポスターにはハクチョウさんの写真もありてっきり...!)


あの豪雨のときに七北田川の水位計で何が..!

そこで、役所の担当者から、当時の七北田川の水害の状況についてこんな話が。

「上流で堤防が決壊しても、下流の水位計が1時間前から同じ高さのまま。」

「しかし、消防署には、川が氾濫しているという市民から電話が鳴り響き、何かおかしいと思いました。」

「そして、水位計を消防署に見に行ってもらったら、洪水の恐れがあるほどまで上昇!!」

「これで、真夜中に七北田川全域に洪水警報のサイレンを鳴らしました。」


なぜ、下流の水位計が動かなくなってしまったか。

それは、水位計がコンピューター管理されていて、

そこに大量の流木や土砂が流されてしまったことから動かなくなったとのことでした。


地球温暖化により、特に、日本近海では海水温が年々上昇。

これから、台風が直接、日本を直撃することが多くなっています。

集中豪雨も40年前と比べ1.3倍に増えているそうです。

そのひとつが、今まで台風とは無縁の地、北海道に4つも上陸。

また、初めて東北の地にも上陸して岩手県では甚大な被害もありました。


水害を人災で終わらせて良いのか!?

ひとたび水害が起こると、

場所によっては、上流部から大量の大木や土砂が流れ込みます。

そして、橋が壊れてしまったという爪あとを映像で見ました。

それが、鉄砲水ともに、まるで山津波のように流木や土砂を運び山間部の町を襲ってしまいます。


もし、間伐などを行いちゃんと山を手入れしていれば、

保水性によって水が土壌の中にしみ込み、

ある程度までなら、天然のダムの役割を果たしているはず。


しかし聞くところによると、

日本の山は戦後、杉を植林して、安い木材が海外から輸入されることで、林業が衰退。

そのまま、手入れがされないまま放置された山が増えてきているそうです。

荒れ果てた山が、山間部で二次的被害として、流木や土砂を運んで来ているのでしょうか。


また、山が荒れ果てていることは、山里から街へとクマさんがやって来ています。

昔は、歌にあったように、

「ある日、森の中、クマさんに出会った!」と朗らかな気持ちで歌えましたが、

今はどうでしょうか?


「ある日、街の中、クマさんに出会った!」とちょっと

ヒトの住んでいるところにまで現れるようになった非常に困ったクマさんになってしまいました。

また、ヒトを襲うクマさんもいるかもしれません。


これも山が荒れ果て、食べ物がなくなったすえに、

仕方なく街にまで現れ、仙台市内の住宅地でも目撃されるようになりました。


荒れ果てた山を山津波から守って!

最後になりますが、台風シーズンは9月が本番。

この台風は毎年のように日本に来て、

将来もっと被害を及ぼすとも予測されています。


私たちの生命財産を守るためのダム、堤防などがあったとしても、

1時間に80ミリ以上の豪雨に襲われた場合に、決壊する恐れも含んでいます。

ヒトからコンクリートへの回帰を図ったとしても、

自然に立ち向かうのには限界があります。


川の氾濫の中の恐れがあるとき、命を守る行動として、

七北田川のハクチョウさんが取っているように高いところに避難することです。


また、休日にまでする日本のヒトたちが、

川の水源になっている荒れ果てた山を、元通りの自然に戻す努力も必要になって来ているのではないか、

とduck4は思うのであります。


そうしないと、豪雨のたびに、山津波がわれわれの命を奪っていってしまうからです。



にほんブログ村 海外生活ブログ デンマーク情報へ
スポンサーサイト



[2016/09/07 05:59] | 続・滞在組⑯ | トラックバック(0) | コメント(8) |
<<首の傷跡が見えなくなったアドちゃん! | ホーム | アドちゃんとティちゃん!>>
コメント
duck4さん、こんばんは

このところ毎週台風が日本列島を襲い、甚大な水害をもたらしていますね。
やはり温暖化が根本的な原因なのでしょう。
対策の一つとしいduck4さん提唱の山林を管理するというのがあるとおもいます。どこも少子高齢化で実際に運営するのは大変だと思いますが…。

[2016/09/07 18:59] URL | ハロゲンくん #-[ 編集 ]
こんばんは

温暖化が激甚災害のおきやすい気候をもたらし、手入れをしなくなった山が保水力を失うことで崩落しやすくなる、といったように、どんどん災害が起きやすくなってきていますね。今度の岩手岩泉町の様子を見るにつけ、何か普通ではない気象の異変を感じます。

また明日台風ですね。フィールドワーク気を付けてください。
[2016/09/07 20:03] URL | Gabacho #nH0dgipQ[ 編集 ]
ハロゲンさんへ

おはようございます!

> duck4さん、こんばんは
>
> このところ毎週台風が日本列島を襲い、甚大な水害をもたらしていますね。
> やはり温暖化が根本的な原因なのでしょう。

日本近海の水温が年々上昇していることが影響しているようですね!
も上昇が続けば、今、以上に日本に台風が上陸するのでしょうね!

> 対策の一つとしいduck4さん提唱の山林を管理するというのがあるとおもいます。どこも少子高齢化で実際に運営するのは大変だと思いますが…。

そうですよね!
少子高齢化、過疎などの問題もありますよね!
そして、山林を管理するにも、私有林では難しいですよね!
何か、法整備をして、私有林の間伐を行わない限り、
流木や泥流は、これからも山間部では増えるのでしょうね!v-519v-521
[2016/09/08 07:11] URL | duck4 #-[ 編集 ]
Gabachoさんへ

おはようございます!

> こんばんは
>
> 温暖化が激甚災害のおきやすい気候をもたらし、手入れをしなくなった山が保水力を失うことで崩落しやすくなる、といったように、どんどん災害が起きやすくなってきていますね。今度の岩手岩泉町の様子を見るにつけ、何か普通ではない気象の異変を感じます。

毎年のように、集中豪雨のたびに、山間部では被害が起きていると思いますね!
やま津波を防ぐのには、山の保水性を高めることが一番なんですが!
でも国土の約7割近くが山間部の日本。
そこには戦後植林されそのまま放置された私有林もあるはず。
法整備をしない限り、これから山間部での流木や泥流による被害が続くのではと危惧しています!

> また明日台風ですね。フィールドワーク気を付けてください。

気をつけてフィールドワークをしますね!v-519v-521
[2016/09/08 07:16] URL | duck4 #-[ 編集 ]
duck4さん、こんにちは。ハクチョウさんたちひとまず無事で良かったですね、さすが野生の生き物だと思います。今や手つかずの自然はないとも言います、気候が変わってゆくのは間違いないようです。ヒトは前例となるお手本がない中で知恵を絞ってゆくしかないのでしょうね。Levalloisbee
[2016/09/08 15:00] URL | Levalloisbee #CLAM/61k[ 編集 ]
Levalloisbeeさんへ

おはようございます!

> duck4さん、こんにちは。ハクチョウさんたちひとまず無事で良かったですね、さすが野生の生き物だと思います。今や手つかずの自然はないとも言います、気候が変わってゆくのは間違いないようです。ヒトは前例となるお手本がない中で知恵を絞ってゆくしかないのでしょうね。Levalloisbee

ハクチョウさんたちを見ていて思うのですが、
本当に強い鳥さんですよね!

この滞在組の中には、あの東日本大震災の逆流する津波を乗り越えています!
また、昨年の豪雨も然りです!
水鳥なので、溺れることはないと思いますが、台風が通過するたびに心配しております!

確かに、温暖化はこれからも続き、水害も増えてくるのでしょうね!
日本に住んでいる以上、水害、地震、津波、火山などの自然災害はいつどこで起きてもおかしくないですよね!

知恵をしぼっていく必要がありますよね!v-519v-521
[2016/09/09 07:19] URL | duck4 #-[ 編集 ]
こんばんは。
今年は台風が北海道や東北で猛威をふるっています。
仙台市の中心部も水浸しとの事だそうで、お見舞い申し上げます。

当然ながら水害対策は必要だし、また難しいのでしょうけど、
自然を改変しすぎた為に自然のバランスが崩れて別のところにそのひずみがおよんでいること等もあるのかもしれません。

duck4さんが仰られているように杉林が増えて保水力のある広葉樹の森が少なくなったことが、災害の理由としていちばん大きいと思います。
[2016/09/09 21:27] URL | bird run! #-[ 編集 ]
bird runさんへ

おはようございます!

> こんばんは。
> 今年は台風が北海道や東北で猛威をふるっています。
> 仙台市の中心部も水浸しとの事だそうで、お見舞い申し上げます。

ありがとうございます!
市内では、一部土砂が道路に流れ込んだことと、
駅前のマンホールから水が噴出した程度でした!

昨年の9月11日の豪雨では、上流部の七北田川で堤防が壊れ、
洪水になったので心配でしたが、何とか、大丈夫だったのでほっとしています!

> 当然ながら水害対策は必要だし、また難しいのでしょうけど、
> 自然を改変しすぎた為に自然のバランスが崩れて別のところにそのひずみがおよんでいること等もあるのかもしれません。

七北田川の例で恐縮なんですが、
くねくね曲がっていた川をまっすくぐにして河川工事を行ったり、
雨水の排水を溜めて川に流す施設などができているようです!
ただ、それだけでは、もちろん限界があり、自然とのバランスが保たれないから、
このような被害が続いているのでしょうね!

> duck4さんが仰られているように杉林が増えて保水力のある広葉樹の森が少なくなったことが、災害の理由としていちばん大きいと思います。

水害のあと、よく写真や動画で、流木や土砂が山津波のように流れ込んでいるところを見ます!
戦後植林された杉林が放置され、保水力のない山になっているのでしょうね!
日本の約7割弱が森林。
山を手入れしないことには、
山間部で山津波の被害は続いていくのではないかと思っているduck4であります!v-519v-521
[2016/09/10 07:41] URL | duck4 #-[ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://duck4.blog74.fc2.com/tb.php/2336-cf754ebc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

duck4

Author:duck4
ニックネーム:ダック4(Duck4)
趣味:旅行、バードウオッチング(アヒル・ハクチョウ)
小著:『ヒュッゲの国からデンマーク流人生の楽しみ方』
(本の森出版)

最新記事

最新コメント

カテゴリ

カレンダー

12 | 2020/01 | 02
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

duck4からのお知らせ!

duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR