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デンマーク留学&ヒュッゲな人生の楽しみ方
生涯教育の学校、フォルケホイスコーレへのデンマーク留学体験をもとに、一冊の本にまとめたお話。
ハクチョウさんの渡りとエンルートを辿る空旅!
空旅。

それは、非日常的な世界を味わえること。

また、鳥と同じような気持ちで、旅を続けられることです。


地図でエンルートを辿る!

今回、仙台から飛行機を使ったのですが、

飛行中は、ずっと機内誌の地図と眼下に広がる地形をにらめっこ。

それは、どこを飛んでいるのか確認するため。


話は横道にそれますが、

友人が外国人ということで、フライトアテンダントさんが、

英語版の機内誌を持って来ました。

その中に、国際線ルートマップがあり、

どのようなところを飛んで目的地に向かっているのかが、

すぐわかるようになっていました。


それからというもの、飛行機に乗るたびに、

英語版の機内誌を頼むようになりました。

ただ困るのは、「英語の勉強ですか?」と質問されると、

ちょっと気恥ずかしくもなりますが。


さて、duck4はA側の窓際シートを前もって予約。

それは、鳥さんの目線で上空から見たかったからです。


DSCF6623_convert_20160506081954.jpg

(機内誌!

滞在組のハクチョウさんがいる七北田川も見えます!

まず、離陸すると、太平洋に出てすぐに、

名取市の閖上(ゆりあげ)が見えてきます。

ここは、津波の被害を受けましたが、地震前から行われていた朝市も復活したところです。


そして、七北田川の河口、蒲生干潟、仙台港も窓から眺めることができます。

もちろん、上流には、duck4ブログにも毎日登場する滞在組のハクチョウさんの

斑ちゃん、チンさん、おちびちゃん、シンちゃん、おおきなハクチョウさん、アドちゃんや

3月から仲間入りしたコハクチョウさんのティちゃんも棲んでいます。


マガンさん、ハクチョウさんたちの餌場と塒の上空を通過!?

すると、北上して数分後。

残念ながらも雲の中。

たぶん、その先は、大崎平野。

ここは、米どころ。

稲刈りが終わると、北からの渡り鳥の使者である

ハクチョウさんやマガンさんたちがやって来ます。

そして、数100羽が群れをつくり、田んぼで落穂やひこばえなどを

食べて、夕方になると塒とする川や沼に戻って行きます。

その代表的な場所が、

ラムサール条約に締結された化女沼、蕪栗沼、伊豆沼なのです。


それから、札幌行きの飛行機は、

東北自動車道のほぼ真上を宮城から岩手県まで飛び、

離陸後20分ほどの花巻付近で安定飛行になります。


宮沢賢治の作品に登場するハクチョウさんたち!

ところで、花巻と言えば、

童話作家の宮沢賢治のふるさと。

『セロ引きのゴーシュ』『注文の多い料理店』などの数多くの作品を残していますが、

その彼の作品のひとつ『銀河鉄道の夜』にはこんな一節が。


「そのとき、車の中がぱっと明るくなって、汽車のゆくてから、白く光る羽をした美しい白鳥が、

なん百となくむれをなしてとんできました。

白鳥たちがはばたくたびに、その羽の先から、光のすずくがこぼれおちるように見えました。」



賢治の作品に、ハクチョウさんが登場するということは、

どこかで見たことがあったはず。

特に、この宮城、岩手は、ハクチョウさんたちの越冬地であったり中継地でもあり、

北上川では、真冬から春先にかけています。

もしかしたら、賢治も北上川でハクチョウさんを見ていたことも考えられます。

それと、教え子の就職のお願いをするために1923年の8月上旬に

サハリン(樺太)にも出かけたことがあった賢治。

サハリンでは、6月から8月の夏の季節にもオオハクチョウさんたちはいるという記録もあるので、

もしかしたら、樺太の地で出会ったハクチョウさんをモチーフにしたことも十分に考えられます。


いよいよハクチョウさんたちの渡りのルートを辿る旅も終わりに!

そして、35分から40分くらい経ったころでしょうか。

雲が晴れ、遠くには、十和田湖が見えてきました。

もうまもなくすると、小川原湖ももハクチョウさんたちの飛来地。

尻屋崎を経て太平洋に出ると高度も下げ始めます。


DSCF4629_convert_20160506191629.jpg

(十和田湖!

すると、遠くには、北海道が見え、

苫小牧やマガンさんやハクチョウさんの中継地のウトナイ湖を眼下に見えてきます。

ところで、このウトナイ湖もマガンさんやハクチョウさんの中継地。

しかし、この時は4月下旬だったので、

すでに、マガンさんたちも宮島沼へと移動してしまっていました。

DSCF4640_convert_20160506191736.jpg

(苫小牧とウトナイ湖!

そして、ファイナルアプローチ。

そこは、本州では見られない一面が緑の台地。

ちゃんと規則正しく碁盤の目のようになっている牧草地がどこまでも広がっています。

空も、どことなく、まだ、ちょっと寒々としていて、

仙台とはまるで違った気候帯に属している大地への向かっていることを感じました。


そして、札幌千歳空港に到着。

ここは、もちろん、日本の空港ですが、

どことなく、寒冷地特有の本州では見られない木々も多いので、

北欧のどこかの国やって来たような錯覚さえ覚えました。


きっと、duck4が乗った飛行機とは、ちょっと違ったルートを

ハクチョウさんたちも渡ってきたことと思います。

(参考HP/ブログ

「特集 サハリン白鳥ツアー」の資料より

「宮澤賢治の詩と世界」の「オホーツク挽歌 詩群」より

(引用文献

宮沢賢治著『銀河鉄道の夜』(講談社)



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[2016/05/07 05:35] | ダックのつばさ② | トラックバック(0) | コメント(4) |
<<汚れが目立つようになってきたハクチョウさんたちの羽! | ホーム | オオハクチョウさんの方がコハクチョウさんよりもヒトに慣れているのでは!?>>
コメント
こんばんは
右側の窓席でしたね?今後Duckさんが海鳥や小鳥たち、クマゲラなどの森の鳥たちに興味を持たれた時には是非北海道をまわってみて下さい。北海道には札幌の周りだけでもたくさんのポイントがあるようです。私は野幌の森や北大の演習林、ウトナイ湖や石狩川河口など、良いポイントだと思いました。
[2016/05/07 19:17] URL | Gabacho #nH0dgipQ[ 編集 ]
まさに鳥瞰図ですね。
さらに素晴らしいのは鳥さん達は地図を持っていないことです。
地形を覚えているのでしょうか。
親鳥や仲間、先輩に連れてこられ、休憩した場所。
自分が生まれた場所。
あ!ここだ!と降りるのでしょうか。

飛行機からみる景色、鳥さんも同じ景色を見ているのですね。
夜に渡るので、夜でも地形がわかるのですね。
函館の夜景も見ているのでしょうか。

日本野鳥の会では各都道府県に支部があります。
本部は東京です。
本部だけ、ご自分が入りたい支部だけ、本部と支部も、本部と支部2箇所以上、と好きな方法があります。
入会はインタ-ネットでも出来ます。
まずは、探鳥会に行かれることをおすすめします。
下記のアドレスは宮城県支部です。

http://blogs.yahoo.co.jp/wbsj_miyagi/63472546.html

参加したい探鳥会の集合場所にご自分でおでかけ下さい。
集合場所では案内人の方がいらっしゃいます。お声をかけてみてください。探鳥会は初めて、とお伝えすると良いかもしれません。
あれば双眼鏡、メモ、筆記用具、お天気が心配なら雨具、歩きやすい服装、お茶、など持参して下さい。
すごく興味があればリ-ダ-の方の後をついていかれると、お話も聞けますよ。
探鳥会は数カ所・案内人の方は数人いらしゃると思います。
ご自分の気に入った探鳥会を選ばれると良いですよ。
[2016/05/07 21:23] URL | パッサ- #-[ 編集 ]
Gabachoさんへ

おはようございます!

> こんばんは
> 右側の窓席でしたね?今後Duckさんが海鳥や小鳥たち、クマゲラなどの森の鳥たちに興味を持たれた時には是非北海道をまわってみて下さい。北海道には札幌の周りだけでもたくさんのポイントがあるようです。私は野幌の森や北大の演習林、ウトナイ湖や石狩川河口など、良いポイントだと思いました。

アカゲラさんやアオゲラさんは見たことがあるのですが、
クマゲラさんはまだ出会ったことありませんね!
duck4のフィールドはどうしても水辺なので、なかなかチャンスがありませんね!

今回のルートにハクチョウさんやマガンさんが旅立ってしまったウトナイ湖も考えたのですが、
トランジットの時間が30分ほどだったの行けませんでした!v-519v-521
[2016/05/08 07:42] URL | duck4 #-[ 編集 ]
パッサーさんへ

おはようございます!

> まさに鳥瞰図ですね。

鳥さんたちの絵もあるといいのですが、
時間がかかるので、文章と空からの写真になりました!

> さらに素晴らしいのは鳥さん達は地図を持っていないことです。
> 地形を覚えているのでしょうか。

磁場説とかありますが、duck4は、地形を覚えているのではないかと思っています!
特に、渡り鳥さんたちは、脳の一部で海馬も発達しているとのことなので..!

> 親鳥や仲間、先輩に連れてこられ、休憩した場所。
> 自分が生まれた場所。
> あ!ここだ!と降りるのでしょうか。

一度は親に連れられて、二度目からは先輩や若者同士で群れになって旅を続けて行くのでしょうね!
そして、毎年のように生まれた故里と越冬地をハクチョウさんたちは往復しているのでしょうね!

> 飛行機からみる景色、鳥さんも同じ景色を見ているのですね。
> 夜に渡るので、夜でも地形がわかるのですね。
> 函館の夜景も見ているのでしょうか。

飛行機よりは高度が低いと思いますが、
夜でも、鳴き交しながら群れで飛んでいるハクチョウさんたちが
動画に写っていました!
それは、確か、秋の渡りで青森県八戸付近で撮影されたもののようです!
夜でも地形がわかるのでしょうね!v-519

> 日本野鳥の会では各都道府県に支部があります。
> 本部は東京です。
> 本部だけ、ご自分が入りたい支部だけ、本部と支部も、本部と支部2箇所以上、と好きな方法があります。
> 入会はインタ-ネットでも出来ます。
> まずは、探鳥会に行かれることをおすすめします。
> 下記のアドレスは宮城県支部です。
>
> http://blogs.yahoo.co.jp/wbsj_miyagi/63472546.html

ハロゲンさん!
教えていただきまして誠にありがとうございます!v-521

> 参加したい探鳥会の集合場所にご自分でおでかけ下さい。
> 集合場所では案内人の方がいらっしゃいます。お声をかけてみてください。探鳥会は初めて、とお伝えすると良いかもしれません。

今回は、duck4の定点観測ポイントの七北田川の河口にある
蒲生干潟で行われるようなので、どんな鳥さんが棲息しているのか
とても興味があるので行ってみることにしました!

まずは、案内人の方に「初めて!」と声を掛けてみることにします!

> あれば双眼鏡、メモ、筆記用具、お天気が心配なら雨具、歩きやすい服装、お茶、など持参して下さい。
> すごく興味があればリ-ダ-の方の後をついていかれると、お話も聞けますよ。
> 探鳥会は数カ所・案内人の方は数人いらしゃると思います。
> ご自分の気に入った探鳥会を選ばれると良いですよ。

いろいろな鳥さんの話を聞くことがメインになりそうですね!
どうも、興味を持つと、質問したくなるので、
そのあたりは控えめにしたいと思います!v-519v-521
[2016/05/08 07:54] URL | duck4 #-[ 編集 ]
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ニックネーム:ダック4(Duck4)
趣味:旅行、バードウオッチング(アヒル・ハクチョウ)
小著:『ヒュッゲの国からデンマーク流人生の楽しみ方』
(本の森出版)

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