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デンマーク留学&ヒュッゲな人生の楽しみ方
生涯教育の学校、フォルケホイスコーレへのデンマーク留学体験をもとに、一冊の本にまとめたお話。
七北田川では少数派のコハクチョウさんのおちびちゃん!
七北田川でも少数派のコハクチョウさん。

滞在組のハクチョウさんの中でも

おちびちゃんだけです。


DSCF1571_convert_20160203085252.jpg

(少数派のコハクチョウさんのおちびちゃん!

七北田川からも近い大沼周辺でも、

蕪栗沼周辺でも多数派はオオハクチョウさんでした。


ずっと前に、釧路湿原や伊藤サンクチュアリで見かけたのも

やはりオオハクチョウさんでした。


ただ、浜頓別町にあるクッチャロ湖や稚内の大沼では、

コハクチョウさんが大多数です。


一概には言えませんが、

日本海側にはコハクチョウさんが集中して、

太平洋側ではオオハクチョウさんたちが越冬する傾向が強いのでしょうか。

となれば、宮城県は、オオハクチョウさんが大多数ということになります。


特に、七北田川でも、コハクチョウさんを見ていると、

迷鳥ではと、思ってしまうほど稀な存在です。


DSCF1910_convert_20160203081201.jpg

(この日の調査では148羽中20羽ほどがコハクチョウさん!

そして、体も小さいので、

どうしてもケンカになると不利な立場に置かれてしまう

コハクチョウさんたち。


きっと、滞在組で唯一のコハクチョウさんのおちびちゃんも、

地元の方から給餌を受けるときに一番外側で待っていているのも、

体のハンディを感じてのことだと思います。


そして、仲間に認めてもらいたい一心で、

弱そうな飛来組のオオハクチョウさんを追い回しては、

歓喜の声を上げながら自分の強さをアピールしています。


そのとばっちりが、あのオオハクチョウさんのアドちゃんにも及び、

突っつかれたりもしています。


DSCF1570_convert_20160203085158.jpg

(滞在組のコハクチョウさんのおちびちゃん!

七北田川での少数派のコハクチョウさんのおちびちゃんが、

生きていくためには仕方ないのかもしれません。


そうとは言え、滞在組はオオハクチョウさんとコハクチョウさんの混成チーム

食べ物意外の時には、種を乗り越えて、いつも一緒に行動しているので、

お互いが協力もできる存在でもあるのです。


なので、オオハクチョウさんもコハクチョウさんも同じハクチョウさん。

そういう意識が働いていて、ヒトも見習う必要があります。



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[2016/02/03 06:06] | 続・滞在組⑩ | トラックバック(0) | コメント(8) |
<<オオハクチョウさんたちの渡りのルート! | ホーム | 賢い子育てをしているスミスさん一家!>>
コメント
duck4さん、七北田川ではオオハクチョウさんが殆どなのですね。
しかし、こちら埼玉ではコハクチョウさんが殆どです。

「ハクチョウ飛来地分布図」が記載されたブログがありましたのでご参考までにURLを下記します。
http://forestwalk.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-d306.html
[2016/02/03 19:40] URL | ハロゲンくん #-[ 編集 ]
ハロゲンさんへ

こんばんは!

> duck4さん、七北田川ではオオハクチョウさんが殆どなのですね。
> しかし、こちら埼玉ではコハクチョウさんが殆どです。

埼玉ではコハクチョウさんがほとんどですか?

宮城県は、オオハクチョウさんが多いですね!
そして、七北田川です!

ところで、1月下旬の寒波と大雪で、170羽ほどの飛来数が増え、
それに伴いコハクチョウさんも確認できた範囲でおちびちゃんをいれると
20羽ほどになりました!
幼鳥の数も増えています!

> 「ハクチョウ飛来地分布図」が記載されたブログがありましたのでご参考までにURLを下記します。
> http://forestwalk.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/post-d306.html

教えていただきましてありがとうございます!
とても参考になりました!v-519v-521
[2016/02/03 20:16] URL | duck4 #-[ 編集 ]
こんばんは

私は昨年まで利根川水系の沼やつくばにある沼でハクチョウを見ていましたが、ほとんどがコハクチョウでした。ごくたまにオオハクチョウの家族がいたことがあったのですが、ほとんどと言っていいほどコハクチョウでしたね。分布、面白いですね。
確かに日本海側にはコハクチョウが多いようですね。
http://www.biodic.go.jp/kiso/atlas/

[2016/02/03 20:57] URL | Gabacho #nH0dgipQ[ 編集 ]
おチビちゃん、ガンバっていますね!
滞在組さんたちはお互い協力し合わないと
生きていけないので種を超える絆があるのですね!


[2016/02/03 23:13] URL | 杜のタマゴ #TSqh09ZY[ 編集 ]
愛知県はほとんどコハクチョウさんで、オオハクチョウさんが立ち寄ると大勢見に行きます。
滋賀県もほとんどコハクチョウさんです。

繁殖地がオオハクチョウさんとコハクチョウさんと違うそうです。
オオハクチョウさんは針葉樹林があるタイガ地帯、コハクチョウさんが夏は湿地になるツンドラ地帯だそうです。
なので繁殖地が被らないようです。
渡りル-トが違うので、越冬地も違うのでしょうか。

おちびちゃん、生きていく方法を自分で見つけたのですね。
かしこくて柔軟性が有るのですね。
[2016/02/03 23:34] URL | パッサ- #-[ 編集 ]
杜のタマゴさんへ

おはようございます!

> おチビちゃん、ガンバっていますね!

おちびちゃんは、ある意味すごいと思います!
オオハクチョウさんの中に混じって1羽でいるコハクチョウさん!
体の小ささをあの攻撃的なバイタリティーで生き抜いています!

> 滞在組さんたちはお互い協力し合わないと
> 生きていけないので種を超える絆があるのですね!

特に、冬になるとそれを感じます!
渡りの飛来組を5羽が一緒になって蹴散らしている姿は、
その団結の証だと思います。v-519v-521
[2016/02/04 07:48] URL | duck4 #-[ 編集 ]
Gabachoさんへ

おはようございます!

> こんばんは
>
> 私は昨年まで利根川水系の沼やつくばにある沼でハクチョウを見ていましたが、ほとんどがコハクチョウでした。ごくたまにオオハクチョウの家族がいたことがあったのですが、ほとんどと言っていいほどコハクチョウでしたね。分布、面白いですね。

利根川水系の沼やつくばの沼では、コハクチョウさんが多いですか?
やはり、南に行くほど、コハクチョウさんたちが越冬しているようですね!

宮城県では、圧倒的にオオハクチョウさんたちです!
「オオハクチョウ北帰行の経路判明」という新聞記事では、
発信機をつけたハクチョウさんのルートの調査から見えてきたことが書かれていました。
どうやら、圧倒的にオオハクチョウさんが多い伊豆沼からのルートにも関係しているようです!

伊豆沼で越冬した群れが北帰行する場合、岩手、青森、北海道東部、サハリン島北部などを経て、最終的にロシア北東部のコリマ、インディギルカ両河川に到達した。移動距離は3800キロ。要した日数は86日だった。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150125_13007.html

> 確かに日本海側にはコハクチョウが多いようですね。
> http://www.biodic.go.jp/kiso/atlas/

瓢湖とか、宍道湖、琵琶湖あたりではコハクチョウさんが多いですよね!v-519v-521
[2016/02/04 07:59] URL | duck4 #-[ 編集 ]
パッサーさんへ

おはようございます!

> 愛知県はほとんどコハクチョウさんで、オオハクチョウさんが立ち寄ると大勢見に行きます。
> 滋賀県もほとんどコハクチョウさんです。

愛知県、滋賀県などハクチョウさんたちの越冬地では、
コハクチョウさんたちが大勢をしめているようですね!

宮城県は、オオハクチョウさんが多いです!

> 繁殖地がオオハクチョウさんとコハクチョウさんと違うそうです。
> オオハクチョウさんは針葉樹林があるタイガ地帯、コハクチョウさんが夏は湿地になるツンドラ地帯だそうです。
> なので繁殖地が被らないようです。
> 渡りル-トが違うので、越冬地も違うのでしょうか。

そのようですよ!
『オオハクチョウ北帰行の経路判明 研究チーム』という河北新報の記事によると、

研究チームによると、伊豆沼で越冬した群れが北帰行する場合、岩手、青森、北海道東部、サハリン島北部などを経て、最終的にロシア北東部のコリマ、インディギルカ両河川に到達した。移動距離は3800キロ。要した日数は86日だった。

http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201501/20150125_13007.html 

そして、屈斜路湖で越冬するオオハクチョウさんもほぼ同じルートを通るそうです!

おそらく、七北田川で越冬しているスミスさん一家や他のオオハクチョウさんたちも、
太平洋側を経由してサハリン、ロシア北東部のコリマ、インディギルカ両河川で繁殖をしているのでしょうね!

> おちびちゃん、生きていく方法を自分で見つけたのですね。
> かしこくて柔軟性が有るのですね。

1羽だけのコハクチョウさんのおちびちゃん。
弱そうな飛来組のオオハクチョウさんを追いまわすことで、
他の滞在組のオオハクチョウさんの信頼を得ているようですね!

特に、斑ちゃん、チンさんとナカヨシで一緒に泳いでいることが多いですよ!v-519v-521
[2016/02/04 08:11] URL | duck4 #-[ 編集 ]
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(本の森出版)

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