![]() ワイルドライフで紹介された『リトアニアの里山』
![]() ワイルドライフという野生動物を特集する番組があるのですが、 今週の月曜日に『ヨーロッパの里山 リトアニア』の鳥さんたちを紹介していました。 そのリトアニアでは、冬から春にかけて、凍った氷が下流付近で堰き止められ、 川の水が低地の牧草地に流れ込み、まるで天然の湿地帯になってしまいます。 そして、そこに、南で越冬していた、カモさん、マガンさん、ハクチョウさんたちが、 湿地の餌を求めて、一時羽を休める中継地となります。 ![]() ![]() ![]() ところで、番組内でも紹介されていましたが、 このリトアニアと日本の自然環境は似ていて、 リトアニアに飛来する200種ほどの鳥さんたちが、 日本でも見られるそうです。 ヨーロッパで越冬していたハクチョウさんたちは、リトアニアを中継して、 シベリアに渡って行きますし、日本で越冬していたハクチョウさんたちも シベリアに渡っていき繁殖をします。 これは、ちょっと余談になりますが、 4月に、ハクチョウさんたちを北海道で春の渡りのフィールワークをした行ったときに、 雪解けで湿地帯のようにぐちゃぐちゃになっている田んぼや牧草地で 餌場としているハクチョウさんたちの群れに遭遇しました。 ![]() ![]() (4月の北海道で雪解けでどろどろになった田んぼを餌場にするハクチョウさんたち! ![]() 何か、この日本の北海道の光景でしたが、 テレビで映し出されるリトアニアの春と類似しているところを感じました。 そして、リトアニアでは、春から初夏にかけて、洪水で湿地だった大地が牧草地に変る頃。 シュバシコウさん(コウノトリさんの仲間)が、子育てを始めます。 そこには、ヒトの営みを利用した鳥さんたちの生き方があります。 ![]() ![]() (イメージ写真:シュバシコウさん! ![]() デンマークにいた時に、 リトアニア人の方には、いつもとても親切にしてもらいました。 そして、デンマークで入院した時のこと。 その方はduck4がアヒル好きのことを知っていて、 アヒルさんのぬいぐるみをいただきました。 ![]() 今でも、リトアニア君と名づけて、大切に飾っています。 ![]() ![]() そして、小著にも紹介させていただきました。 しかし、リトアニアとは、どんな国? ![]() ということはあまりわかりませんでした。 今回、ワイルドライフで『ヨーロッパの里山 リトアニア』 について紹介され、 少しはリトアニアのことがわかりました。 ![]() ハクチョウさんたちがいる七北田川にサケが遡上! ![]() (『サケ 帰ってきたよ』という河北新報記事より! ![]() 10月19日付けの河北新報の記事で 七北田川でサケの遡上が紹介されました。 5~6年前から稚魚を放流していたとのこと。 この事実は、新聞で始めて知りました。 ところで、昨年あたりからでしょうか。 七北田川では、水位が上がってきています。 この夏には、duck4は5箇所で水質調査をしましたが、 七北田川の水がキレイになっていました。 春になると、 堰まで滞在組ハクチョウさんやアドちゃんたちが、 行くのですが、 その堰を乗り越えて、 秋になりサケは産卵のため上流へと遡上したのでしょう。 その堰は、 飛べないハクチョウさんたちが決して歩いて行けないところなので、 サケさんたちの強さをあらためて実感しました。 ![]() (滞在組のハクチョウさんたちが乗り越えられない堰を遡上していく七北田川のサケ! ![]() 5羽の滞在組とアドちゃんがいる七北田川に、 サケの遡上は、またまた嬉しいニュースです。 (参考ブログ ![]() 『ハクチョウさん前線は北海道美唄市以北まで進んでいます!』 http://duck4.blog74.fc2.com/blog-entry-1453.html (参考HP ![]() (NHK ワイルドライフ)『209 ヨーロッパの里山 リトアニア』より http://www.nhk.or.jp/wildlife/program/p209.html (参考資料 ![]() 河北新報10月19日付記事『サケ 帰ってきたよ』より ![]() ![]() ![]() ![]()
(NHK ワイルドライフ)『209 ヨーロッパの里山 リトアニア』より引用!
209 ヨーロッパの里山 リトアニア 古き良きヨーロッパの面影を残すバルト海沿岸のリトアニア。畑や牧草地、その合間に自然の森が点在する美しい農村風景が広がる。そこには、日本の里山のような人の営みに寄り添う多様な生きものたちの世界がある。中でも、アフリカなどから飛来する渡り鳥は 200種類以上。農家の屋根に営巣するコウノトリの仲間のシュバシコウ、干草を採るための牧草地ではマガンやクロヅル、さらにその近くの森にすむのが生態系の頂点に君臨するアシナガワシだ。 こうした多様な命を支えているのは、この地独特の「大洪水」だ。リトアニアは国土の大部分は起伏の少ない低地。寒さの厳しい冬、川は厚い氷に覆われていくが、下流に押し流された大量の氷の塊が流れをせき止め、周囲に水があふれ出す。農地や森は広く浸水し、全て凍りつく。そして気温が緩む3月下旬、氷が解けはじめると、農地や森はまるで広大な湖のようになるのだ。 突然出現した湖に春の日差しが当たると牧草が繁茂し、それを目当てに水鳥の大群がやってくる。水が渇き始めると始まる農作業、農家が畑を耕し、草刈りをすることで、子育て真っ盛りのシュバシコウやワシ達の命を支えている。番組では、冬から夏、劇的に変化する農村の環境を定点映像で切り取りながら、人と生きものたちの営みをハイスピードカメラや水中カメラなどを駆使して情緒豊かに描く。 (引用HP) http://www.nhk.or.jp/wildlife/program/p209.html ![]() ![]() スポンサーサイト
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![]() duck4さん、今晩は
リトアニア、ヨーロッパの里山と言われるだけあって人も動物もとても住よさそうな所に見えます。 シュバシコウというコウノトリの仲間が安心して暮らしている様子が窺えます。 七北田川にサケが遡上したというニュースも嬉しいことですね。 ハロゲンさんへ
おはようございます! > duck4さん、今晩は > リトアニア、ヨーロッパの里山と言われるだけあって人も動物もとても住よさそうな所に見えます。 NHKのワイルドライフを見て、今回、初めて知りましたが、 リトアニアは、鳥たちの楽園のような国のようですね! 春には、カモさん、マガンさん、ハクチョウさんたちが立ち寄り、 初夏には、コウノトリさん、タカさんたちが、 里山の環境を利用して子育てをしていました。 > シュバシコウというコウノトリの仲間が安心して暮らしている様子が窺えます。 デンマークでも、シュバシコウさん専用の巣をもうけていましたが、 duck4がいた時には、現れませんでした! > 七北田川にサケが遡上したというニュースも嬉しいことですね。 七北田川では、魚が増えてきているのは、肌で感じていましたが、 サケが、滞在組のハクチョウさんたちが行けない上流に遡上していたとは。 驚きでした! きっと、魚道を利用して遡上していたのでしょうね! ![]() ![]()
[2015/10/23 07:13]
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duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!
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