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デンマーク留学&ヒュッゲな人生の楽しみ方
生涯教育の学校、フォルケホイスコーレへのデンマーク留学体験をもとに、一冊の本にまとめたお話。
春の渡りでハクチョウさんたちはおいしいものを食べ太れるのか!?
先月、ハクチョウさんの春の渡りをフィールドワークするため、

北海道の稚内市大沼。

浜頓別町のクッチャロ湖に行って来ました。


ところで、4月になると、

本州で越冬していたハクチョウさんたちが、

北へと渡って行きます。


その中継地のひとつ稚内市の大沼では、

ちょうどduck4が行っていたときには、

7000羽ほどのハクチョウさんたちが、

これから繁殖地のツンドラ地帯へ向かう途中に、

立ち寄っていました。


そこで目の当たりにしたことは

どのハクチョウさんも太っていること

越冬で見ている七北田川のハクチョウさんたちと比べて、

大きく見えたからでした。


そこで、大沼バードハウスの職員さんに、

「ここのハクチョウさん!とても大きいですよ!}

と話しました。


しかし、職員さんも、予期せぬ答えに驚いた様子。

そこで、教えてもらったのは、ハクチョウさんの体重の測定結果

オオハクチョウさんは8キロ!」

コハクチョウさんは6キロ!」

とのこと。

もちろん、当然、そこには個体差もあります。


ちなみに、ハクチョウさんの体重を測定できるのは、

duck4のような一般人はできず、

ちゃんと認定を受けた方だけでしかできません。


話を元に戻しますが、

例えば、スズメさんなんかは、寒いときには羽毛に空気を入れて膨らませて、

暖を取っています。


そして、ここは4月下旬の北海道。

このときの最高気温11度。

寒さ対策のために、羽毛に空気を入れて膨らませていたのかもとも思いました。


ただ、それだけだったのか?

すごく疑問が生じたduck4であります。


3月に入り、北国では雪解けが始まり、

それにあわせてハクチョウさんたちも北上。


渡りの途中で田んぼ、牧場の餌場に立ち寄りのながら、

栄養を蓄えながら、この稚内まで来たはずです。

でなけらば、長距離を飛んで旅を続けることは、難しいと思います。


そんな雪解けが進んだ北海道の牧草地では、

ハクチョウさんたちにとっては、

まさに、ご馳走


こんなご馳走を前に食べないはずはないでしょう。

きっと、繁殖地へと旅を続ける途中で、おいしいものを食べ体力をつける。

何か、我々の旅にどこか似ているようにduck4は、感じたのでありました。


DSCF2357_convert_20150506093804.jpg

(稚内の大沼で飛んでいるハクチョウさんたち!



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[2015/05/06 06:54] | ハクチョウさん・レポート② | トラックバック(0) | コメント(10) |
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コメント
duck4さん、今晩は
ハクチョウさんに限りませんが、渡りをする鳥さんは、渡る前に沢山食べて太るのでしょうね。
飛行を楽にするため体重を減らすという説もあるようですがどうなんでしょうね。
[2015/05/06 17:39] URL | ハロゲンくん #-[ 編集 ]
こんばんは、

連休も終わりですね。

越冬は繁殖の準備期間でもあるはずですから、食べることに一生懸命なのではないでしょうか。小鳥たちもそうですが、越冬の時期には木の実や芽を一杯食べて太っているように見えます。

[2015/05/06 20:06] URL |   Gabacho #nH0dgipQ[ 編集 ]
duck4さん こんばんは!

たくさん食べて 体力をつけなければ
不安ですね
飛行途中で アクシデントがあるかも知れませんね☆
[2015/05/06 21:40] URL | トマトの夢3 #-[ 編集 ]
渡りをするために体力強化、体重を増やすそうです。
1.2倍位だったような。体力つけて太るのですが、渡り終わるとガリガリだそうです。
愛知県の藤前干潟、庄内川河口ではシギチは渡る直前まで食べています。渡る前はソワソワしはじめ鳴きはじめ、騒がしくなります。
調子が揃わなければ渡ることをやめ、その気になれば渡っていきます。

書名を忘れて残念です。
そんな内容の本に出会ったら話題がずれてもコメントさせてください。
[2015/05/06 23:11] URL | パッサ- #-[ 編集 ]
渡りで思い出しましたが、
江戸時代の絵画を観ていたときに、
「雁は木切れを咥えて飛んで
 それを海に浮かべて休みながら渡ってくる
 春になって雁たちが去ったあとに
 海岸に木切れが残っていたら
 その雁は何かの理由で日本で命を落としてしまっているので
 人々が拾ってお風呂の焚付けに使って
 その雁を供養する」とありました
温かい気持ちになりました
[2015/05/06 23:41] URL | おかめパッチ #-[ 編集 ]
ハロゲンさんへ

おはようございます!

> duck4さん、今晩は
> ハクチョウさんに限りませんが、渡りをする鳥さんは、渡る前に沢山食べて太るのでしょうね。

越冬の時期に見ていたハクチョウさんたちよりも、一回り大きかったことに驚いています!
きっと、雪解けを待って、餌場でたくさん食べているんでしょうね!

> 飛行を楽にするため体重を減らすという説もあるようですがどうなんでしょうね。

その説。なんかの本で読んだことがありました!

それを説明するのには、
越冬前、渡りの途中での鳥さんの体重の測定のデーターがあれば、
わかるのでしょうね!v-519v-521
[2015/05/07 07:25] URL | duck4 #-[ 編集 ]
Gabachoさんへ

おはようございます!

> こんばんは、
>
> 連休も終わりですね。

今年の連休は、穏やかな日が続き、
天気には恵まれましたね!
>
> 越冬は繁殖の準備期間でもあるはずですから、食べることに一生懸命なのではないでしょうか。小鳥たちもそうですが、越冬の時期には木の実や芽を一杯食べて太っているように見えます。

やはり、感覚的には、渡りの前には、太る傾向にあるんでしょうね!

ハクチョウさんたちは、越冬地ではあまり食べ物がなく痩せていましたが、
雪解けを待って、餌場を点々と回って、休息を取りながら、
ゆっくり北上していくうちに、体力をつけ太っていく個体もいると考えています!v-519v-521
[2015/05/07 07:31] URL | duck4 #-[ 編集 ]
トマトの夢3さんへ

おはようございます!

> duck4さん こんばんは!

> たくさん食べて 体力をつけなければ
> 不安ですね

ハクチョウさんたちの春の渡りは1ヶ月から1ヵ月半かけて、
ゆっくり立ち寄りながら北上していくようです!

ちょうど雪解けが進んだ、田んぼや牧草地を新鮮な草を食べながら
体力をつけながら渡りをしているのではないか。
とduck4は考えております!

> 飛行途中で アクシデントがあるかも知れませんね☆

いろいろ、飛んでいるときにもアクシデントはあると思います!
群れについていけなかったのか、体力がなく、
遅れて渡ってくるものもいると思います!

今シーズンもサクラが満開になった4月中旬まで、
そんなハクチョウさんに会いました!v-519v-521
[2015/05/07 07:36] URL | duck4 #-[ 編集 ]
パッサーさんへ

おはようございます!

> 渡りをするために体力強化、体重を増やすそうです。

一般的に、渡り鳥さんたちは、体力をつけて、体重を増やして
渡りをするんでしょうね!

> 1.2倍位だったような。体力つけて太るのですが、渡り終わるとガリガリだそうです。

やはり、渡りが終わる頃には体力も落ちガリガリになってしまうのでしょうね!
でも、そこまでして、繁殖地と越冬地を往復する意味があるということですよね!

> 愛知県の藤前干潟、庄内川河口ではシギチは渡る直前まで食べています。渡る前はソワソワしはじめ鳴きはじめ、騒がしくなります。
> 調子が揃わなければ渡ることをやめ、その気になれば渡っていきます。

シギさんやチドリさんたちもそうですか!?
直前まで食べ、渡る前に騒々しくなる!

そして、仲間たちの息が合わないとその日の旅立ちを諦める。
その話で思ったことは、シギさんやチドリさんたちの中でも、
コミュニケーションがあるということですよね!

それは、ハクチョウさんたちにもあります!

> 書名を忘れて残念です。
> そんな内容の本に出会ったら話題がずれてもコメントさせてください。

いや、いろいろな渡り鳥を対照研究することで、
類似点が必ずあるはず。

興味深いコメントでした!v-519v-521
[2015/05/07 07:42] URL | duck4 #-[ 編集 ]
おかめパッチさんへ

おはようございます!

> 渡りで思い出しましたが、
> 江戸時代の絵画を観ていたときに、
> 「雁は木切れを咥えて飛んで
>  それを海に浮かべて休みながら渡ってくる
>  春になって雁たちが去ったあとに
>  海岸に木切れが残っていたら
>  その雁は何かの理由で日本で命を落としてしまっているので
>  人々が拾ってお風呂の焚付けに使って
>  その雁を供養する」とありました

江戸時代のヒトは、何か、ガンさんに深い思いいれをしていたことが
このことから伝わってきました!

実際には、木をくわえて渡ることがありませんが、
渡りの途中で木を浮かべて休むガンさん。
そして、その木だけ残されてしまっていたら、
夭折してしまったことになるとは、
どことなく無常な気持ちになる作品ですよね!

> 温かい気持ちになりました

きっと、その作者は、毎年、飛来してくるガンさんを
温かい目で見守ってきた、鳥好きな方だったんだなあ。
と思ってしまったduck4であります!v-519v-521
[2015/05/07 07:48] URL | duck4 #-[ 編集 ]
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Author:duck4
ニックネーム:ダック4(Duck4)
趣味:旅行、バードウオッチング(アヒル・ハクチョウ)
小著:『ヒュッゲの国からデンマーク流人生の楽しみ方』
(本の森出版)

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duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!

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