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デンマーク留学&ヒュッゲな人生の楽しみ方
生涯教育の学校、フォルケホイスコーレへのデンマーク留学体験をもとに、一冊の本にまとめたお話。
どうやら移動しているハクチョウさんたち!
とある夕方。

いつもの定点観測ポイントの橋の下に行ってみたところ、

5羽の滞在組のハクチョウさんたちが近寄ってきただけでした。


DSCF8888_convert_20150112094636.jpg

(朝には30羽ほどいたのに、夕方には5羽の滞在組のハクチョウさんのみに!

朝には30羽ほどいたのですが、

他のハクチョウさんたちはどこに行っているのでしょうか。

ちょっとだけ日没時間も長くなってきているので、

まだ、塒入りしていないのかと思いました。


もしかしたらと思い、

ここより300メートル先の上流の中洲付近に行ってみることにしました。

すると、です。

たくさんのハクチョウさんたちがコォ!コォ!コォ!と鳴きながら興奮しているものいました。

その数、およそ70羽ほど。

ハクチョウさんたちは、減っていませんでした。

どうやら、ハクチョウさんたちは、何かの理由!?で塒を移動していることに気づきました。


DSCF8893_convert_20150112094751.jpg

(いつもより上流の中洲付近には70羽ほどのハクチョウさんたちが!

そして、コンクリートブロックのところには、

約10羽ほどのハクチョウさんたちが集まって何やらクチバシを使ってついばんでいました。

そこには、らしきものが無数あったので、

どなたかこの越冬していることを知って、わずかばかりの糧になればと思い、

撒いていたのでしょう。

その善意に、おなかがまだ満たされないハクチョウさんたちが群がっていました。

DSCF8895_convert_20150112094852.jpg

(コンクリートの上に落ちている米をついばむハクチョウさんたち!

ところで、このduck4の定点観測ポイントの七北田川は、

住宅地の真ん中に位置しています。

塒として利用するのには適していますが、

この川でおなかを満たすだけの自然の食べ物があるようには思えません。

なので、日中、近くの田んぼに出かけていって餌を探したり昼寝をして過ごし、

また、夕方、七北田川に戻って来ます。


また、あるハクチョウさんたちは、このまま塒の川に居残り

不定期に行われる餌付けを期待して待っているものもいます。


当然、飛べない滞在組の5羽のハクチョウさんたちの

斑ちゃん、チンさん、おちびちゃん、シンちゃん、おおきなハクチョウさんは、

この餌付けによって命を繋いできています。


そのため、duck4が観察していた場所では、餌付けをしている方がいないか少ないため、

この中州付近に70羽ほどのハクチョウさんが集まってきているのではと考えました。

ハクチョウさんたちも日々の環境の変化に順応しながら、

時にはヒトを利用しながら生きているようです。


DSCF8898_convert_20150112094931.jpg

(仲間たちと騒ぐハクチョウさんたち!



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[2015/01/12 07:20] | 滞在組のハクチョウさん⑲ | トラックバック(0) | コメント(10) |
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コメント
duck4さん こんにちは~

白鳥さんたちにとっては厳しい条件なのですね~
飛べない滞在組さんにとっても
餌が少なくなっても川の中でしか生きられないとしたら保護する事も必要とされているのではないでしょうか

今の餌付けだけでは足りないのでしょうね




[2015/01/12 13:51] URL | reimi01 #-[ 編集 ]
duck4さん、今晩は
自然で生きるハクチョウさんにとっては、食べ物が死活問題なので必死で環境変化に対応しているのでしょうね。
また、滞在組は、地元の方たちの善意の餌やりで生活できているのですね。
食べ物や鳥インフルを考えると、分散化した方がいいのでしょう。
[2015/01/12 17:21] URL | ハロゲンくん #-[ 編集 ]
こんばんは、
70羽ものオオハクチョウたちがお腹いっぱいに食べる餌の量は大変な量だと思います。個人の厚意ではまかないきれないと思います。それくの量の給餌がいいのかもしれませんね。与える餌に依存すると損なわれるものも大きいような気がします。」
[2015/01/12 18:40] URL |   Gabacho #nH0dgipQ[ 編集 ]
1日前の写真と違いますね。
滞在組さんの後にもハクチョウさんが写って、その後にも小さく写っていましたね。
滞在組さんはホッとしたと思いますが、寂しい感じがしました。
飛来組さんがすべて300メーター移動したのですね。
すべて移動するという動きに驚きました。
情報を流し合っているのでしょうか。
どのハクチョウさんも冬を乗り切ってもらいたいです。
[2015/01/12 22:23] URL | パッサー #-[ 編集 ]
duck4さん こんばんは!

ハクチョウさん 今では人とかかわり合ながら
生きていると思います
餌の問題等 がありますので
極寒を乗り切るために・・・☆
[2015/01/12 22:49] URL | トマトの夢3 #-[ 編集 ]
reimi01さんへ

おはようございます!

> duck4さん こんにちは~
>
> 白鳥さんたちにとっては厳しい条件なのですね~
> 飛べない滞在組さんにとっても
> 餌が少なくなっても川の中でしか生きられないとしたら保護する事も必要とされているのではないでしょうか

この滞在組の5羽の中には、15年も生きているハクチョウさんもいます!
それも、ずっと、1年中、見続けていた地元の方が給餌してきたおかげのようです!

一般的にケガしたハクチョウさんたちを保護するのは大掛かりになるようです。
ボートを出したりとおおとりものになります!
意外とハクチョウさんたちは歩くのも早くヒトと同じくらいの速さなんです!

> 今の餌付けだけでは足りないのでしょうね

滞在組の5羽だけだったら給餌でもなんとかなりますが、それが40羽もなると、
やはり、日中、田んぼの餌場に出かけて探さないと、
どうにもならないのが現状ですね!v-519v-521
[2015/01/13 07:53] URL | duck4 #-[ 編集 ]
ハロゲンさんへ

おはようございます!

> duck4さん、今晩は
> 自然で生きるハクチョウさんにとっては、食べ物が死活問題なので必死で環境変化に対応しているのでしょうね。

田んぼは、本当に貴重な餌場です!
この周りも、震災の後、復興住宅や減反政策で田んぼが減り宅地化されています。
それと、乾燥した田んぼだとハクチョウさんたちも餌を探すのが大変なようです。
それには、ハクチョウさんの餌の食べ方にあるからです。

仙台平野では、蕪栗沼で行われている冬水田んぼがあるといいのですが...!

> また、滞在組は、地元の方たちの善意の餌やりで生活できているのですね。

七北田川でもそうですが、給餌や餌やりに頼っているハクチョウさんも増えてきています!
12月頃までは、日中ちゃんと餌場へ通っていたハクチョウさんたちが、
1月になると、塒に居残るものも増えてきました!

> 食べ物や鳥インフルを考えると、分散化した方がいいのでしょう。

食べ物や鳥インフルエンザのことを考えると、出水のツルさんのように分散が
望ましいのですが...!v-519v-521
[2015/01/13 08:00] URL | duck4 #-[ 編集 ]
Gabachoさんへ

おはようございます!

> こんばんは、
> 70羽ものオオハクチョウたちがお腹いっぱいに食べる餌の量は大変な量だと思います。個人の厚意ではまかないきれないと思います。それくの量の給餌がいいのかもしれませんね。与える餌に依存すると損なわれるものも大きいような気がします。」

『ハクチョウ水べに生きる』の著者嶋田哲郎さんによりますと、
ハクチョウさんたちは茶碗出4杯分の米を食べるそうです!
ということは、かなりの大食漢です!

http://www.komineshoten.co.jp/search/info.php?isbn=9784338270021(嶋田さんの本)

これを聞いて、日本に飛来しているハクチョウさんたちは、
そんなに自然の餌を食べられているのか、疑問になっています!

七北田川のハクチョウさんたちを見ていると、
12月頃までは、夕方日没後に塒入りをしていましたが、
1月に入ると、夕方3時ごろに行くとたくさんのハクチョウさんがいます。

餌付けや給餌に頼り切っているハクチョウさんも増えてきている証拠だと思います!
何か、依存しきっているものも多いようです。v-519v-521
[2015/01/13 08:08] URL | duck4 #-[ 編集 ]
パッサーさんへ

おはようございます!

> 1日前の写真と違いますね。
> 滞在組さんの後にもハクチョウさんが写って、その後にも小さく写っていましたね。
> 滞在組さんはホッとしたと思いますが、寂しい感じがしました。

いつも5羽の滞在組のハクチョウさんたちは、飛来組が来たり、近づいていくときには、
コォ!コォ!コォ!とおおきな声で鳴きながら威嚇します!
唯一、この川が生活圏!
給餌で生き延びてきたので、餌場を守ろうとするのが必死に伝わって来ます!

> 飛来組さんがすべて300メーター移動したのですね。
> すべて移動するという動きに驚きました。
> 情報を流し合っているのでしょうか。

ハクチョウさんたちの情報網にはすごいものがあります!!
浅瀬に、犬と散歩しているヒトを見ただけで、警戒の音を発して仲間に知らせます!
また、キツネさんを見つけた5羽の滞在組のハクチョウさんの1羽がコォ!と鋭く鳴き
仲間に知らせていました。

普段は、家族、カップル、若い仲間たちと小集団で行動していますが、
何か、危険を察知すると大きな群れになって団結して事に対処するところがあります!

> どのハクチョウさんも冬を乗り切ってもらいたいです。

duck4も冬を無事乗り切って欲しいと願っております!v-519v-521
[2015/01/13 08:15] URL | duck4 #-[ 編集 ]
トマトの夢3さんへ

おはようございます!

> duck4さん こんばんは!
>
> ハクチョウさん 今では人とかかわり合ながら
> 生きていると思います

昔はそうでもなく、ヒトを恐れて生きていました!
1960年代ごろから各地で給餌を行うようになってきて、
ハクチョウさんがヒトに慣れてしまいました!
今では、ヒトを見るだけで餌をもらえると思っているところもあります!

> 餌の問題等 がありますので
> 極寒を乗り切るために・・・☆

給餌や餌付けには問題もあり取りやめているところもあります。
何とか、自然の餌だけで越冬できる環境づくり。
例えば、冬水田んぼなどもうけてあげて欲しいと思います!

これも、冬場の餌不足の解消につながっていくかと思います!v-519v-521
[2015/01/13 08:19] URL | duck4 #-[ 編集 ]
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Author:duck4
ニックネーム:ダック4(Duck4)
趣味:旅行、バードウオッチング(アヒル・ハクチョウ)
小著:『ヒュッゲの国からデンマーク流人生の楽しみ方』
(本の森出版)

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