fc2ブログ
デンマーク留学&ヒュッゲな人生の楽しみ方
生涯教育の学校、フォルケホイスコーレへのデンマーク留学体験をもとに、一冊の本にまとめたお話。
地元の給餌する方を待っている5羽の滞在組のハクチョウさんたち!/追伸「犬の伊勢参り」について!
給餌する地元の方が、まだ、現れていないのでしょうか。

雨で、水かさが増す七北田川。


滞在組のハクチョウさんたちは、

対岸の浅瀬に自生している草を、

クチバシで引っ張って食べていました。


DSCF4931_convert_20140828065431.jpg

(対岸にいる5羽の滞在組と1羽鳥さん!

すると、1羽のハクチョウさんが、おちびちゃんを突っつき、仕方なく別な場所へ移動。

その後、大きく羽をばたつかせたおちびちゃん。

このくらいのことでは、負けないという、仲間への意思表示だったのかもしれません。


このようなことは、滞在組以外にも、他のハクチョウさんたちの小競り合いの時には、

必ず、突っつかれたハクチョウさんの方が見せつける行為なのです。


そして、そろそろ、時間。

地元の給餌する方が、まもなくやって来ることを知っている滞在組の5羽のハクチョウさんたち。

対岸から、こちら岸へと泳いできました。


いつものように、同じ場所をウロウロしながら、

今か今かと待っていました。


DSCF4936_convert_20140828070231.jpg

(こちら岸へと泳いで来る5羽の滞在組のハクチョウさんたち!

追伸 「犬の伊勢参り」について

かつて、日本を旅している犬がいました。

ある古い記録によると、津軽地方(現在の青森県)から伊勢神宮まで行って、

また、飼い主のところまで戻って来たという犬でした。

その犬には、旅費伊勢参り犬という札を付けさせ、旅をさせます。

途中、善意のある人々が、その伊勢参りの犬を、接待したり、導いていたことでしょう。

何かに、不届きものにより、お金を取られた犬もいたかもしれません。


そして、無事に、伊勢神宮のお札を持って、飼い主のものに帰ってきたという話が、

江戸時代の記録には、多数残っています。


そのような風習が、1000年以上も続いていたとは、

duck4も驚きでした。


今も残る全国で残っている文献を元に、

著者の仁科邦男さんが『犬の伊勢参り』(平凡社)という本で、犬、豚の伊勢参り、

伊勢神宮の対応などがそれぞれの立場でまとめられています。


旅好きなduck4にとって、

好奇心と旅心をくすぶる一冊の本でした。


皆さんは犬の伊勢参りについてどう思いますか。



にほんブログ村 海外生活ブログ デンマーク情報へ
スポンサーサイト



[2014/08/28 06:58] | 滞在組のハクチョウさん⑮ | トラックバック(0) | コメント(4) |
<<滞在組の近くで見かける鳥さんたち! | ホーム | 羽が白いおおきなハクチョウさん!>>
コメント
duc4さん、今晩は
「江戸時代、お伊勢参りをしたくてもできないご主人の身代わりにお伊勢参りをする犬がいた。」と過去に聞いたことがありました。
しかし信じられない思いでしたが、本当だったのですね。
それが出来た江戸時代ってとても魅力的な時代だと思います。
[2014/08/28 20:38] URL | ハロゲンくん #-[ 編集 ]
こんばんは、
今日は暇に任せて石川達三の蒼氓を読んでみたのですが、ブラシ類民の話です。引き返せない旅のすごさを感じました。
犬の伊勢参り、面白そうな本ですね。神社が受け入れたのかどうか気になったりしましたが、本探してみます。
[2014/08/28 21:37] URL | Gabacho #nH0dgipQ[ 編集 ]
ハロゲンさんへ

おはようございます!

> duc4さん、今晩は
> 「江戸時代、お伊勢参りをしたくてもできないご主人の身代わりにお伊勢参りをする犬がいた。」と過去に聞いたことがありました。

ご主人様が、お伊勢参りができなくて、お犬さまに託したようですね!
しかし、犬には、信仰心!?がないのにどうやってお参りをするのか不思議だったことと思います。

> しかし信じられない思いでしたが、本当だったのですね。
> それが出来た江戸時代ってとても魅力的な時代だと思います。

江戸時代の文献からも、犬のお伊勢参りのことが書かれています。
それは、明治初期の頃まであったようです。

犬が旅費とお伊勢参り中という札を下げて、旅をする様子。
想像するほど、愉しくなりますね!

現代に通じる魅力のある時代だったと思います!v-519v-521
[2014/08/29 07:28] URL | duck4 #-[ 編集 ]
Gabachoさんへ

おはようございます!

> こんばんは、
> 今日は暇に任せて石川達三の蒼氓を読んでみたのですが、ブラシ類民の話です。引き返せない旅のすごさを感じました。

石川達三さん!
国語の時間に出てきた作家さんで名前だけは知っています!
ブラジルに行った体験を元にまとめられた作品だったんですね!

> 犬の伊勢参り、面白そうな本ですね。神社が受け入れたのかどうか気になったりしましたが、本探してみます。

そうなんです!
神社は、受け入れを拒否していたところがあり、
穢れたものが入り込むと、神事を中止したり、延期したりしなければならないので、
大変だったようですよ!

何か、犬のお伊勢参りをテーマにした映画になってもおもしろいのではないかと
duck4は思っています!v-519v-521
[2014/08/29 07:38] URL | duck4 #-[ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバック URL
http://duck4.blog74.fc2.com/tb.php/1576-c64003b0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

duck4

Author:duck4
ニックネーム:ダック4(Duck4)
趣味:旅行、バードウオッチング(アヒル・ハクチョウ)
小著:『ヒュッゲの国からデンマーク流人生の楽しみ方』
(本の森出版)

最新記事

最新コメント

カテゴリ

カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

duck4からのお知らせ!

duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR