![]() 今季の七北田川にやって来た大多数の飛来組のハクチョウさんたちも、
北へと渡っていきました。 ![]() そして、あの大家族のハクチョウさんの群れも、 3月中旬には見なくなりました。 おそらく、今頃は、 北海道で一時、逗留しているのかもしれませんね。 ![]() ![]() (今季飛来したあの大家族のハクチョウさんたちの群れ! ![]() そのハクチョウさんたちですが、 10月中旬に、日本に寒波がやって来ると同じくして飛来して来ます。 2008年秋から2009年春にかけて、 北海道の浜頓別町にあるクッチャロ湖と新潟県阿賀野市の瓢湖のハクチョウさんの飛来数を 比べた統計資料によると、次のようことがわかります。 クッチャロ湖も瓢湖もほぼ同じ10月中旬に第一陣が飛来します。 【新潟県阿賀野市の瓢湖】 特に、寒波が厳しくなる11月下旬に7000羽近くのハクチョウさんたちが 瓢湖に集まるピークになります。 12月下旬から2月中旬まで約4000羽から5000羽ほどが越冬していました。 2月下旬に渡りが始まり、3月上旬にはかなり減ってしまいます。 3月中旬には数羽ほどになり、下旬には見られなくなります。 ![]() 【北海道浜頓別町クッチャロ湖】 一方、北海道のクッチャロ湖では 10月下旬に2000羽ほどの秋の渡りのピークを迎えた後、 北海道が本格的な冬になる11月下旬から3月上旬まではかなり少なくなります。 3月中旬から増え始め、 4月中旬には、5000羽ほどのハクチョウさんが集まる春の第二のピークになります。 秋と春にピークをむかえるクッチャロ湖は、 ハクチョウさんたちの中継地の役割を果たしている湖だと言えます。 【duck4の定点観測ポイントの七北田川】 ちなみに、duck4の定点観測ポイントでは、 10月中旬に1羽現れますが、 本格的な飛来組の渡りは12月中旬頃からです。 そして、多少の個体数の変動もありますが、 ピークは1月から2月下旬までになります。 もし飛来数を折れ線グラフにしてみれば、 七北田川は1月下旬頃から2月下旬付近が高くなる山型グラフになります。 また、 新潟県の瓢湖の場合には、11月下旬が多くなり、2月中旬まで高水準で維持する山型グラフになります。 立ち寄りと越冬地が混在していることが言える湖です。 北海道のクッチャロ湖の場合には、10月下旬に秋のピークが来て、 4月中旬に春のピークが来るすり鉢型グラフになります。 ハクチョウさんたちの渡来地の秋から春までの飛来数を比較してみると、 その湖、池、川の地理と気候にも大きく左右して越冬地か、 それとも立ち寄りかということがわかるかと思います。 ![]() ![]() (真冬の日中。七北田川の塒にいた飛来組のハクチョウさんたち! ![]() (参考文献 ![]() 赤羽正春著『白鳥』(法政大学) (統計資料 ![]() 同著133頁 クッチャロ湖と瓢湖の白鳥飛来数(2008年秋~2009年春) (参考ブログ ![]() 2014年3月16日duck4ブログ『定点観測ポイントでは20羽のハクチョウさんのみになりました』より ![]() ![]() スポンサーサイト
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duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!
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