![]() duck4の定点観測ポイントの七北田川では、
まだ、飛来組のハクチョウさんは来ていないようです。 もう少し先になりそうです。 ![]() ちなみに、 5羽の滞在組のハクチョウさんとオオハクチョウさんのロクちゃんは、 元気です。 ![]() だいぶ、羽も白くなってきました。 羽毛に覆われ始めてきて、これからもっとふっくらしてくることでしょう。 滞在組のチンさんも、首の周りに羽毛が生えてきてちょっとモコモコしてきました。 チンさんの名前の由来であるアゴも、まもなく、二重に見えてくることでしょう。 ![]() ![]() (チンさんのアゴもまもなく二重アゴに...! ![]() ところで、今日は、duck4ブログでは、 クマさん関連の話をしたいと思います。 なにげなく、夕刊を見ているとこんな記事を発見。 ドングリ持参で割引!の文字が...。 これは、北海道登別市の「のぼりべつクマ牧場」の取り組み。 ドングリを持参した重さに応じて、入園料を割引する「どんぐり割引」 を行っています。 ちなみに、500グラム以上なら500円を割り引き。 そして、「のぼりべつクマ牧場」さんには、 毎年、約1トンのドングリが集まるそうです。 ![]() duck4はこの記事(河北新報夕刊北から南「列島情報」)を読んで、なるほど!と感心されました。 ![]() 次のお話は、またクマさん。 ![]() クマさんたちもそろそろ冬眠の季節。 そのため、クマさんの餌を探しに出没するというニュースも、 聞かれるところもあるかと思います。 ちなみに、WWFジャパンまとめによると、 今年は、日本各地でクマの大量出没の注意!!が必要だそうです。 ![]() その原因のひとつが、クマさんの好物である堅果類(ドングリなど)の不作。 先進的な都道府県では、堅果類の豊凶調査を行っているところもあります。 ちなみに、duck4の住んでいる宮城県では、公表されていませんでした。 自然保護の取り組みが遅れているのでしょうか!? ![]() このWWFによる堅果類の調査をでは、 北海道では、一部の地域で凶作であったものの、凶作ではなさそうです。 ![]() どうか、ヒグマさんも安心できそうな結果になっているようです。 岩手県、山形県は、ブナは凶作、皆無に等しいとのことでした。 福島県は、会津地方で凶作が予測されています。 東北3県は、注意が必要なようです。 ![]() その他にも、食料問題以外にも、クマさんの街にやって来る原因はあり、 中山間地域での人が住まなくなったこと。 狩猟者が減っていることなど。 人間にも要因があると分析しています。 皆さんはクマに出会ったことがあるでしょうか。 duck4は幸か不幸か、またクマさんに出会ったことがありません。 ![]() クマさんとヒトとが共存共栄を図るのには、 調査を元にした科学的分析に基づいた、自然保護と対策が必要なのではないかと このWWFジャパンのリポートを読みながら思ったduck4であります。 ![]() ![]() (第6回自然環境保全調査(2004)のクマさんの生息地図より! ![]() (参考資料) 河北新報夕刊「北から南列島情報より」「ドングリ持参で割引」(2014年10月10日) ![]() 2014年秋、クマの大量出没の予測(WWFジャパンまとめ)のレポートより ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() ノーベル物理学賞を青色LED開発で、
日本人の赤崎さん、天野さん、中村さんの3人が受賞。 ![]() 今では、青色LDDランプは、信号機、イカ釣り船、仙台で行われる光のページェントの電球でも使われているはず。 生活にはなくてはならないものになりました。 そして、もうひとつduck4が興味を持ったものは、 脳のGPS機能を解明したノーベル医学生理賞。 この研究は、脳でも記憶をつかさどる部位の海馬の働きをラットの実験で行い、 特に、オキーフ氏の研究では、自分が空間の中でどこにいるのか!?という「場所細胞」を 発見したことにあります。 話は、飛びますが、 ハクチョウさんたちは、どうして渡りをできるのか? ![]() また、滞在組のハクチョウさんたちやオオハクチョウさんのロクちゃんが、 餌場と塒を行ったり来たりしているか? ![]() いつも不思議に思っていました。 ![]() それは、なぜなら、 だいたい、いつも同じ時間に、上流の塒から餌場へと泳いで、 給餌する地元の方を同じ場所で待っている5羽のハクチョウさんたち。 また、春になると、おいしい水草を求めて、堰の方へと移動すること。 それを説明するのには、 どうしても、ハクチョウさんたちは、七北田川の地形や空間位置を わかっていないとできないからです。 ![]() そして、ハクチョウさんたちにも、 脳内のGPS(衛星利用測位システム)があるからこそ、 迷うことなく、渡り、餌場と塒を行ったり来たりできているのではと、 このノーベル医学生理学賞受賞で、ふと頭をよぎったduck4でありました。 ![]() ![]() (毎朝、同じ時間に餌場にやって来る滞在組の5羽のハクチョウさんたち!それは脳内GPSのおかげ!? ![]() (参考資料 ![]() 『脳のGPS医学生理学賞 ノーベル賞ノルウェーの夫婦ら』(河北新報2014年10月7日付け記事より) ![]() ![]() ![]() |
![]() 滞在組のハクチョウさんたちは、
地元の方からの朝と夕2回。 パンの給餌を受けています。 それ以外にも、 塒に帰る途中で、岸に生えている草を食べています。 ![]() それを実感するのは、 滞在組の餌場で落ちているハクチョウさんの糞。 近頃は、中が茶色で、周りが緑色でとてもコロコロとして長くて太い!です。 食べ物が豊富でない時期の白っぽい尿酸だけというものとは、 まるで違っています。 ハクチョウさんの健康のバロメーターとひとつに 糞のチックを欠かせないduck4であります。 ![]() ![]() (滞在組のおおきなハクチョウさんの周りには健康のバロメーターが...! ![]() 追伸:タンチョウさん親子がラッピングされたバス! ![]() バスにはほとんど乗りませんが、 このバスのデザインがとても好きです。 これは、仙台市営バスの広告バス。 ![]() 両親とヒナのタンチョウさん一家がデザインされています。 広告主は仙台環境開発バスで、 そこには、”Think Glabally. Act Locally.”の文字がプリントされいます。 直訳すると、グルーバルに思え!地域で行え!というのでしょうか。 ちなみに、duck4ブログのモットーが、この言葉でした。 ![]() ところで、仙台市営バスでは、ラッピングバスのコンテスト!が行われていて、 抽選の中から、数名に記念品が贈られるそうです。 もちろん、duck4は、タンチョウさん親子がデザインされているこの バスに投票をしました。 結果が楽しみです! ![]() ![]() (タンチョウさんの家族モチーフにしてラッピングした市バス! ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 近頃、オオハクチョウさんのロクちゃんは、
5羽の滞在組の餌場に現れるようになりました。 おおきなハクチョウさんを除く、 滞在組の4羽から威嚇のディスプレー攻撃を受けても、 コンクリートブロックの上に逃げ込んでやり過ごすことが多くなりました。 ![]() ![]() (4羽の滞在組にディスプレーの攻撃を受けてもやり過ごすロクちゃん! ![]() 仲間入りは難しいですが、 微妙な距離を保ちながら、滞在組の5羽のハクチョウさんたちとは、 付き合うようにしているようです。 ![]() ![]() (滞在組の5羽の一番後ろを泳いでいるのがロクちゃん! ![]() さて、先日、久しぶりに、七北田川の河口。 蒲生干潟に行ってきました。 かつて鯉の養殖場があった池には、 カルガモさんたちが、待ったりとした午後のひと時を過ごしていました。 ![]() ![]() (かつての養殖場には、またカルガモさんたちが戻ってきました! ![]() ところで、蒲生干潟では、現在進行中の計画があります。 干潟に張り出す形で、直線的な防潮堤! かつての4メートルよりも3.2メートル高い7.2メートルものをつくる予定です。 しかし、反対意見もあり計画を見直し。 内陸に20~30メール移動させて防潮堤を建設することを説明するための、 「蒲生干潟自然再生協議会」と話し合いがもたれたそうです。 新聞記事だけだと詳しいことはわからないduck4。 偶然、見つけた『防災日誌in仙台』さんのブログでは、 その会議での意見の一部が次のように紹介されていました。 後背地には、養殖場、ヨシ原、松林もあり、 巨大な防潮堤ができると、干潟と自然が分離してしまうのではないかという意見。 もしも、防潮堤ができると、干潟の汽水域に、淡水が入ってこなくなり、 ヨシ原に棲む生物もいるので、その保護も必要になるという意見。 蒲生地区では区画整備が進められ、企業側にも、干潟環境への配慮を求めること。 また、歴史的遺構である貞山運河の再生という意見。 一刻も早い防潮堤建設!という意見も一部にはあったそうです。 この蒲生干潟の保全と防潮堤計画! これはduck4の意見になりますが、 蒲生干潟には、シギさん、チドリさん、サギさんの他にも、 オオヨシキリさん、ヒバリさん、ツバメさんたちなどの野鳥たちが棲息できるヨシ原が広がっています。 そのヨシ原をつぶして、そこに防潮堤を建設すると、 干潟に棲息している微生物、カニさんなどの動物たちににも大きな影響があるでしょう。 なので、干潟とその周りのヨシ原や自然を分離せず、 干潟とヨシ原をひとつの生態系と考える防潮堤建設。 動物、ヒトの生命を守れる計画にして欲しいと思います。 ![]() (参考資料・ブログ) 河北新報9月25日付け「蒲生干潟防潮堤 内陸側20~30メートルに変更」記事より。 ![]() 『防災日誌in仙台』さんのブログ 9月25日 仙台市蒲生干潟 ”防潮堤 もっと内陸へ移設を!”~宮城県の案に異論相次ぐ ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() オオハクチョウさんのロクちゃんは元気です。
最近の変化としては、5羽の滞在組の餌場にひょっこり現れたりしています。 ![]() もちろん、威嚇のディスプレーで、 斑ちゃん、おちびちゃん、チンさん、シンさんの4羽は、鳴き騒ぎます。 ![]() しかし、持ち前の優しい穏やかなちょっと臆病な性格から、 ロクちゃんは、滞在組が近づいてくると、遠ざかるように離れて行きます。 決して、闘う姿勢を見せない、平和的なハクチョウさんなのです。 ![]() ただ、duck4を見ると、近づいてきてくれます。 わざわざコンクリートブロックを上ってきてご挨拶をしてくれます。 ロクちゃんに情を感じているduck4であります。 ![]() ![]() (羽ばたいて助走をつけながらコンクリートブロックに上がって来るロクちゃん! ![]() でも、duck4の願いは、 滞在組がロクちゃんのことをもっと受け入れて欲しいといことです。 ![]() ![]() (挨拶に来てくれたオオハクチョウさんのロクちゃん! ![]() 追伸:マガンさんの飛来 ![]() 『白鳥通信swan:オオハク・コハクさん』のフェースブック情報 ![]() 北海道の宮島沼(『宮島沼湿地・水鳥センター』さんのフェースブック ![]() また、北海道の小清水( 『小清水はなことりの宿ユースホステル』さんのフェースブック ![]() ヒシクイさんが餌場にやって来ているとのこと。 冬の使者、マガンさんは、これからどんどん南下してくるのでしょう。 蕪栗沼には、どのくらいのマガンさんたち飛来しているのでしょうか!? 愉しみです! ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() ハクチョウさんに関する研究は、
他の鳥さんに比べて進んでいるようです。 ![]() 一番は、やはり、カラスさんでしょうが、 野鳥としては、多いように思われます。 duck4も、昔。 1冊の本に出会っています。 ![]() ![]() ![]() その本は、吉川繁男著『ハクチョウと生きる 瓢湖のハクチョウをめぐって』(大日本図書)です。 ![]() この著者の父が、新潟県(現・阿賀野市)瓢湖で、日本で初めて、ハクチョウさんへの餌付けに成功しました。 父の意志を引き継いで、息子の繁男さんも瓢湖で給餌。 ハクチョウさんの保護の実践家が書かれた本です。 そして、このような動きが、全国各地の湖沼で行われるように、 今では、多くのハクチョウさんたちが、日本で越冬するようになりました。 ![]() これは、余談になりますが、 昔ですが、著者の吉川さんにお手紙を書いたところ、 そのお返事をいただいたことがありました。 どこかに、しまいこんでしまっていて、見つからず、今も探しているところです。 見つかることを願っております! ![]() 次の本は、科学技術の進歩で発信機をつけて、 ハクチョウさんたちの渡りのルートを研究した 樋口広芳著『鳥たちの旅 渡り鳥の衛星追跡』(NHKブックス)です。 ![]() この研究で、ハクチョウさんたちが日本からロシアへの渡りのルートが解明されました。 これは余談になりますが、 duck4も発信機をつけたオオハクチョウさんが北海道弟子屈町の屈斜路湖で出会いました。 見ていると、発信機用のアンテナが首に引っかかってかわいそう。 何とか、チップのような小型のもで、追跡調査ができないのか。 そうすれば、ハクチョウさんたちの体への負荷も少なくなるので 導入してもらいたいと願っております。 ![]() ![]() (北海道の屈斜路湖で出会った発信機をつけられたオオハクチョウさん! ![]() そして、最後に紹介する本が、本田清著『白鳥のいる風景 文化・生態・保護』(NHKブックス)です。 この本田さんは、今から40年前の1973年に「日本白鳥の会」の発起人のひとりで、 ハクチョウさんに関する伝承、歴史、生態についてまとめられた、 日本でのハクチョウさん研究の先駆的な本と言えます。 ちなみに、duck4は、この著書をアマゾンで取り寄せましたが、 その本には、なんと本田清さんの直筆のサインがありました。 驚きです! ![]() その他にも数冊知っている本を紹介すると、 文化人類学の観点からハクチョウさんを書いている研究書。 赤羽正春著『白鳥 ものと人間の文化史』(法政大学出版)。 ![]() 伊豆沼をフィールドにして生態研究をしている 嶋田哲郎著『ハクチョウ 水べに生きる』(小峰書房)が参考になります。 ![]() 追伸:duck4のハクチョウさんへの想い! ![]() duck4がここまで、ハクチョウさんにのめりこむのには、 『ハクチョウと生きる』という本との出会い。 中学のときに2年間、ハクチョウさんのことをテーマに理科の自由研究をしたこと。 それと、ここれが1番大きかったのですが、 デンマークの湿地でコブハクチョウさんのタマゴを温めていたところを偶然、見つけたこと。 ![]() (デンマークにて、コブハクチョウさんが巣でタマゴを温めているところ! ![]() そして、もちろん、アンデルセン童話『醜いアヒルの子』が好きなこと。 duck4が、成人教育、社会福祉などのフィールドワークをして小著『ヒュッゲの国から』での舞台 デンマークの国の鳥が、コブハクチョウさんだったこと。 ![]() そして、七北田川で、2度とシベリアの故郷に帰ることができなくなった 5羽の滞在組のハクチョウさんの存在。 この滞在組のハクチョウさんたちは、 地元の人々に愛されながら生きている姿に感銘を覚えていること。 ![]() これが、ここまで、ハクチョウさんにのめりこんだ理由なのかもしれません。 ![]() ![]() (地元の人に愛されている七北田川にいる5羽の滞在組のハクチョウさん! ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 七北田川で生きているハクチョウさんたちは、何を食べているのか?
![]() という疑問をもっているduck4。 ![]() 地元の人が給餌しているパン以外にも、食べているはずです。 時々、コンクリートブロックの上に、 ころっとした塊で回りは緑色。 そんな糞が落ちています。 そのもうひとつのヒントとなるのが、 オオハクチョウさんのロクちゃんのクチバシ! ![]() 緑色の草らしきもの。 これが、アマモ!? 何か、ロクちゃんのクチバシについているのが、 草らしきものは、わかるかと思います。 ![]() (何か草らしきもの加えているオオハクチョウさんのロクちゃん! ![]() そして、ロクちゃんからは、 磯の香り、duck4の方へしてきました。 ![]() きっと、このあたりは、河口にも近く、潮の満ち引きも頻繁なので、 塩分濃度も強く、クチバシから、海水の臭いがしたのかもしれません。 ![]() いつも思うのですが、 あの10キロの体を支える飛ぶ鳥の中では、最大のハクチョウさん。 ![]() 一体、あれだけの体を支えるために、 いったい毎日、何を食べて生きているのでしょう。 ![]() 追伸:今日はツバメの話! ![]() 皆さんのところでは、ツバメさんを見ますか。 ![]() もう、9月中旬というのに、七北田川では、 数羽がビューンビュン!と葦原の上を飛び回っていました。 北からの渡りの途中に立ち寄ったのでしょうか。 まだまだ、虫さんがいるので、餌を確保できるかと思いますが、 この時期にいるとは驚きでした。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
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duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!
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