![]() 連日、蕪島神社の火事について新聞に掲載。
その原因は、社殿内部からで、 電気系統のトラブルによる出火との報道がなされていました。 ![]() ![]() (11月7日付け河北新報記事より「電気系統のトラブルか!?」 ![]() ![]() (11月6日付け河北新報記事より「蕪島神社全焼!」 ![]() ところで、かつてウミネコさんたちの繁殖の季節の6月中旬に行ったことがあり、 duck4ブログでも紹介したことがありました。 ![]() 社殿の周りには、たくさんのウミネコさんの親子。 また、タマゴを温めている親鳥の姿も見られました。 まるで、ウミネコさんに支配された神社と言った感じてでした。 ![]() そして、ヒトが近づいてきても、全く逃げようとはせず。 見て見ぬふりのウミネコさんたちを見て、 ヒトを利用して子育てをする賢さに感心させられました。 ![]() しかし、火事という残念な出来事。 不幸中の幸いですが、人命の被害もなく、繁殖の季節でなくて本当に良かったです。 もしもその季節だったら、 相当数の雛鳥のウミネコさんにも被害!?が及んでしまっていたかもしれません。 新幹線が来春までに新函館北斗まで開通するので、 八戸の観光地としての蕪島神社は期待されていました。 繁殖の季節ではない時期に、復興工事が行われないよう、 復興が進むことを望んでいます。 ![]() ![]() (ウミネコさんの親子! ![]() (関連ブログ記事 ![]() 八戸市蕪島神社のウミネコさん!(2015年7月22日付けduck4ブログより) ウミネコの繁殖地!(2012年6月12日付けduck4ブログより) ![]() ![]() ![]() スポンサーサイト
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![]() たわわに実っている稲。
そんな田んぼの電線に止まっていたのがスズメさんたち。 その数、ざっと数えて数100羽ほどになるかと思います。 スズメさんたちは減っている。 と言われていますが、農村地帯では、まだまだたくさんいます。 これだけの数を見ると、duck4は、とてもほっとします。 ![]() ![]() (電線に数100羽以上止まっているスズメさんたち! ![]() ![]() (そばにはやはりたわわに実っている稲穂が! ![]() ところで、バードフィーダーには、 毎朝5時40分頃になると、スズメさんたちがやって来ます。 お腹がとても黒い親スズメさんに連れられた子スズメさん。 ![]() ![]() 今朝には、会いませんでしたが また、姿を見ててくれました。 この雛鳥ですが、 今日も、親鳥から餌をもらい、 自分から食べている姿を見せなかったので、 まだ、もう少し一緒に親鳥と行動すると思います。 ![]() duck4が、ハクチョウさんの次の興味がある鳥スズメさん。 そのスズメさんを中心にブログを投稿されているブロガーさんの 団地のスズメさん。 すずめ四季さん。 のところではいかがでしょうか。 両者のブロガーさんのスズメさんへの愛情をいつも感じながら、 楽しみに訪問しております。 ところで、以前、団地のスズメさんへコメントをしたところ、 秋に生まれた子は、虫なども少なくなり、親鳥も丁寧に子育てするので、 初夏の頃に比べて、長い時間一緒にいるとのことを教えてくださいました。 そして、このお腹が黒い親スズメさん。 ![]() 子どもにはとても甘く、せっせせっせと雛鳥に餌をあげていたので、 自分よりも体が大きくなりぷくぷくになり大きく成長しました。 ![]() 悲しいかな、親鳥の方が、痩せてしまっているので、 スズメさんたちにとって、 秋の子育ての大変さをこの親子を通してあらためて感じています。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 江戸時代には、狩猟は禁止されていたおかげで、
鳥さんたちは保護されてきました。 しかし、明治時代では、銃の性能も向上。 鳥さんの保護活動に力を入れてこなかったため、 朱鷺さん、コウノトリさん、タンチョウさん、ハクチョウさんたちが、 狩の対象になり、数を減らせてきました。 ![]() ![]() ![]() また、戦後、GHQの占領時も、 進駐軍の兵士により野鳥の狩が行われ、 鳥さんたちの受難は、続きました。 ところで、鳥さんたちに関する本を読んでいて思ったことは、 260年の江戸時代とは、鳥さんたちとっても、ヒト同様にとっても 意外と「平和な時代」だったということです。 一方、明治時代に入ると、 鳥さんたちは、ヒト同様に「受難な時代」。 銃の前で、多くの命が落としてしまいました。 まさに、鳥さんたちにとっても、「戦争の時代」だったのです。 そして、戦後70年、戦争にも巻き込まれず、 再び、つかぬまの平和を享受してきた私たち。 しかし、鳥さんたちの受難は続き、 農薬の使用などで、飛躍的に農産物の生産性が高まった一方で 餌となる田んぼにいた虫や小魚が減ってしまいました。 朱鷺さんやコウノトリさんは、一時、日本から姿を消してしまったのです。 その後、保護活動が実り、 再び、日本の大空を飛ぶようになりました。 ![]() ところで、duck4は今までずっと、 江戸時代とは、封建社会で身分制度もあり、 とんでもない時代と錯覚していました。 しかし、見過ごされてきた真実を知るや否や、 鳥さんたちや自然を保護してきたエコな社会だったこと。 また、2世紀も、戦争をしてこなかった平和な時代だったのです。 ![]() 今の私たちの社会は、先人たちの犠牲の上、 70年のつかぬまの平和を築いてきました。 それは、絶滅した朱鷺さんやコウノトリさんが自然復帰。 ![]() タンチョウさんは、なんとか滅びずに北海道で生き延びています。 ![]() また、ハクチョウさんも、狩をされることがなくなりました。 ![]() 滅びかけた多くの鳥さんたちも、ヒトの害から逃れながら、 何とか、この戦後70年を歩んできました。 最後になりますが、何か、昨今の流れは、 民意とは反対に進んでいるように思えてなりません。 なぜなら、今、この国のカタチを変えようとしているからです。 その議論が、再び始まりますが、 この目で、だまされないように注視して見ていく必要があります。 ![]() (平和を祈願するハクチョウさんの絵馬! ![]() ![]() (関連ブログ ![]() 『最後の朱鷺(トキ)、キンちゃんのお話!』(2011年11月26日付けduck4ブログより) 『歴史の一断面から見たハクチョウさんと人間の信頼!』(2012年6月9日付けduck4ブログ) 『久しぶりに開いてみた本!』(2015年7月15日付けduck4ブログより) ![]() ![]() ![]() |
![]() 先月のニュースですが、
ニホンライチョウさんのタマゴ10個を採取して、 それを富山県ファミリーパークと上野動物園で、 人工孵化の取り組みが行われました。 ![]() それは、繁殖地での生態系を壊すような食害。 棲息域にいなかったキツネさんやカラスさんたちによる捕食。 この結果、ニホンライチョウさんは、数を減らして、 このままだと絶滅する危険に至っているからです。 このニホンライチョウさんは、 世界中のライチョウさんの仲間の中で一番南に棲息。 氷河期が終わり、日本列島と大陸が海で別れてからは、 夏でも比較的涼しい寒冷の南アルプスの森林限界の高山地帯で、 細々と生き延びてきました。 ところで、このニホンライチョウさんですが、 世界中にいる他のライチョウさんたちと違って、 ヒトを恐れず、こちらが近づいても、 警戒心が薄く、慣れているのが特徴です。 しかし、近年、3000羽ほどいたと言われていたライチョウさんが、 2000羽ほどに減少してしまいました。 そのことを、ニホンライチョウさんの調査研究から、 保護の重要性を訴えてきた中村浩志さんは、 著書の中で次のように言われていました。 ![]() 「かつて日本文化によって確立されていた野生動物とのすみわけ構造は、完全に崩壊した。 里と里山はヒトの領域、奥山は神の領域として使い分けた日本文化によって、 人と野生動物とはうまくすみ分けてきた。 このような日本文化を成り立たせていたのは、古来、日本人が当たり前に持ち合わせていた、 自然に対する畏敬の念である。 それが如実に失われていった明治以降、開発により、じつに多くの自然が失われていった、 それから百年余を経て、ようやく人々の間に、自然に対する保護意識が芽生え始めた。 ところが皮肉なことに、今度は人に代って増えすぎた野生動物たちが、 最後に残された貴重な自然を破壊しようとしている。」 ![]() (中村浩志著『二万年の奇跡を生きた鳥 ライチョウ』(農文協)247頁4行~11行目引用 ![]() この本を読んでいてduck4は、 自然の破壊や崩壊がヒト側のみならず野生動物の側からも、 引き起こしていることへの驚きでした。 ![]() それは、あんなに臆病なクマさんが、 ヒトの生活圏に出没するようになったこと。 これは、よく北海道では見かけましたが、 エゾシカさんが、街の中でも群れをなして行動していること。 それこそが、今まで見られなかった野生動物が、 ヒトの棲息域に進出している証拠だからです。 また、ヒトが住まなくなった里山での勢力拡大。 外敵に襲われる心配もないため、個体数は、爆発的に増えていく野生動物の現状を見て、 なす術もないまま放置されてきました。 もうすでに、ヒトと野生動物の境界線は崩壊。 開発により、畏敬の念として守られてきた野生動物の聖域には、ヒトの開発が及び、 そこを追われた野生動物たちも、新たな棲息域へと追いやられたことで、 新天地での生態系を滅ぼす自然破壊が起きてしまっています。 今まで細々と高山で暮らして来た、 ニホンライチョウさんたちにも、 その外敵によって危険が及ぶようになってしまいました。 この本を読んでいてduck4は思ったこと。 ![]() それは、今まで自然を壊してきたヒトでしかこの日本の自然が守るしかないという、 何とも皮肉な結果になってしまったことです。 ![]() ![]() ((『二万年の奇跡を生きた鳥 ライチョウ』の本 ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 2羽のツバメさん。
ちょうど、電線に、止まって休んでいました。 ![]() 幼鳥か、それとも成鳥さんかまでは、わかりませんでした。 しかし、これは、duck4の推測の域での話しですが、 まだ飛翔能力がそんなにない子どものツバメさんではないか。 と思いました。 ![]() ![]() (電線に止まっている2羽のツバメさん! ![]() ところで、ツバメさんたちが、 七北田川に初めて現れたのは、3月下旬頃。 それから、このあたりの民家の軒下で巣作り、子育てをしていたはず。 ![]() 順調に育った雛鳥たちも、 初夏には、一番子が巣立ち。 ![]() 梅雨の季節には二番子たちも巣立ち。 ![]() 今では、兄弟姉妹と一緒になって、 無邪気に、ビューンビュン!と元気に飛び回っています。 そして、子育てから解放された親鳥のツバメさんも、 塒入りする前に、七北田川の河川敷に戻って来ています。 ところで、ある調査結果によりますと、 ツバメさんたちは、減っているという報告も多々されています。 その原因は、いろいろ考えられるかと思われますが、 よく言われているのが、 巣を作れる場所が少なくなっているのではないかといことです。 ところで、話は変りますが、 福島第一原子力発電所の事故後、 ツバメさんの巣を調査した結果、 かなり高い値の放射能(セシウム)に汚染されていることがわかりました。 ちなみに、この汚染された巣は、宮城県でも発見されています。 ![]() そのため、ツバメさんの生態に悪影響を及ぼすのではないか。 とも考えられています。 最後になりますが、 河川敷を無邪気に飛び回っているツバメさんを見ていると、 いつまでも、繁栄して欲しいと願っていますが、 やはり、これだけは言えることですが、 ヒトが自然界に悪い影響を与えないことこそが、 種の繁栄には、必須条件になるのでしょう。 ![]() ![]() (雛鳥のために餌を運んで来ている親鳥のツバメさん! ![]() ![]() (参考ブログ ![]() 『ツバメさんの巣からセシウムが』(2015年6月2日付けduck4ブログより) ![]() ![]() ![]() |
![]() ウミネコさんと言えば、
かつてduck4ブログでも紹介したことがありましたが、 今でも、繁殖地の青森県八戸市の蕪島神社で見た光景は、 忘れられません。 ![]() そして、新聞によりますと、 蕪島神社で主宰された「ウミネコ塾」が開催されたことが、 紹介されていたので、 記事の内容を今日のduck4ブログで紹介いたします。 ![]() ![]() ![]() (寄り添って親を待っている3羽の雛鳥のウミネコさんたち! ![]() 研究者さんの話によると、 1度の餌探しに要する移動距離は、100~200キロほど飛ぶこと。 タマゴが孵化しても、無事に巣立つのは20~30%ほど。 などが報告されました。 ![]() (雛鳥が背中の中にうずくまって親子のウミネコさん! ![]() ところで、ウミネコさんは、 毎年3月に蕪島に集まり、8月に雛が巣立つと、 オスは北海道の北側で、メスは西側で過ごすそうです。 ![]() 11月に再び八戸で合流して、 2月まで関東沿岸で過ごした後に、 戻ってくるとのこと。 ![]() ところで、 duck4の定点観測ポイントの七北田川にも、 ウミネコさんが数羽よく現れます。 非繁殖個体ではないかと、勝手に想像しているところです。 ![]() 一体、ウミネコさんは、 どのくらいいるのでしょうか。 繁栄しているようにも見えますが、 実際のところはどうなんでしょうか。 ![]() ![]() ![]() (「ウミネコ生態研究者が紹介」河北新報の記事より! ![]() ![]() ![]() (参考文献 ![]() 河北新報(2015年7月21日付け記事「ウミネコ生態研究者が紹介 八戸・蕪島神社」)より ![]() ![]() ![]() |
![]() ビューンビュンと飛びながら、
餌をせっせと巣で待っている雛に運んでいるツバメさん。 ![]() ![]() (雛に餌を運んできているツバメさん! ![]() ![]() そんなツバメさんにとって、 また引いてはヒトにとっても由々しき事態が起こっています。 ![]() 山階鳥類研究所で愛鳥家の協力を得て、 2011年11月~2012年3月に実施された調査結果によりますと、 原発事故後、13都道府県のツバメの巣。 繁殖が確認された182個のうち、 150個の巣からセシウムが検出されました。 平均値が高い順に、 福島県(7502ベクレル)、千葉県(3210ベクレル)、茨城県(1289ベクレル) 宮城県(903ベクレル)、東京都(858ベクレル)、群馬県(493ベクレル)、静岡県(353ベクレル)、 神奈川県(311ベクレル)、埼玉県(195ベクレル)、山梨県(140ベクレル)、新潟県(101ベクレル)、 石川県(47ベクレル)、山形県(36ベクレル)でした。 その中で最高値だったのが、9万ベクレルの巣もあったそうです。 ![]() ところで、ツバメさんたちは、 泥や藁などを集めてきて巣をつくります。 そのため、セシウムで汚染された土をせっせと運べば、 どうしても、高濃度に汚染されてしまいます。 山階鳥類研究所でも、調査結果から 「周辺の土壌と巣のセシウム濃度には関連性がある」 と見ているようです。 チェルノブイリの原発事故後。 周辺で巣を作り繁殖して成長したツバメさんの中にも、 斑点模様の色素異常のもの。 左右で尻尾の長さが違うものも現れています。 ![]() 最後になりますが、duck4も原発の事故後。 メアリー・マイシオ著『チェルノブイリの森』(NHK出版)の本を読んで、 放射の汚染の影響を受けたツバメさんの存在を知りました。 そのため、関心を持ち、やはり、 日本で繁殖したツバメさんにも放射能の影響を受けていることを、 あらためて再認識させられることになりました。 これから、ツバメさんに影響がでるのがとても心配なduck4でもあります。 ![]() ![]() (「ツバメの巣からセシウム」の河北新報記事より! ![]() (出典 ![]() メアリー・マイシオ著・中尾ゆかり訳『チェルノブイリの森』(NHK出版・2007年) 「ツバメの巣からセシウム」(6月1日付け河北新報記事) (関連ブログ ![]() 『野鳥たちのチェルノブイリ!』(2011年5月21日付けduck4ブログより!) ![]() ![]() ![]() |
![]() 冬になり草木が枯れ、
今まであまり姿を見せなかった鳥さんたちの観察がしやすくなって来ました。 そんな、冬晴れの朝。 トビさんたちは、葉っぱを落としてしまった木の枝に止まっていました。 そこには6羽ほどいます。 ![]() また1羽、カラスさんも止まっています。 ![]() 冬になり、トビさんたちも餌を求めてduck4の定点観測ポイントに 移動してきているようです。 ![]() ![]() (冬枯れの木の枝に止まっているトビさんたち! ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 定点観測ポイントの七北田川に行く途中。
歩道に、1羽のアオバトさんがいました。 duck4がこの目で見るのは初めてのこと。 ![]() ![]() でも、このアオバトさん。 残念なことに、お体だけは、この世界に置いて、 魂だけは、天国へと旅立っていってしまいました。 ![]() この近くで、ドバトさんを飼っている方がいるので、 もしかしたら、迷い込んだのか!? と勝手な想像を膨らませています。 ちなみに、ここは、海から直線距離にして4から5キロほど。 きっと、アオバトさんもどこかに棲息しているのではないかと思います。 原因はわかりませんが、 車にでも衝突!?してしまったのでしょうか。 アオバトさん! ご冥福をお祈りいたします。 ![]() ![]() ![]() (夭折しているアオバトさん! ![]() 次の話は、今シーズン初めての飛来。 マガモさんの群れが、七北田川にやって来ました。 冬鳥の第一号です。 ![]() 日中の最高気温は20度前後まで上がりますが、 朝晩も一桁台まで冷え込むようになりました。 これから、どんどん寒くなり、多くのカモさん、ハクチョウさんで 七北田川がいっぱいになるのも、もうまもなくのことなのかもしれません。 ![]() ![]() (第一陣のマガモさんたち! ![]() 追伸:フクシマの事故後のツバメさんの変化! ![]() 話は変わりますが、 フクシマの原発事故から3年7ヶ月。 いろいろな研究者が、放射能汚染によって起きている動植物の変化の調査をしています。 そのひとつに、日本野鳥の会による 「ツバメを取り巻く放射性物質の状況」のHPもあります。 ところで、チェルノブイリ事故でも見られた異常。 尾羽が左右で長さが違うツバメさん! ![]() ![]() (日本野鳥の会のHPより!不均一なツバメの尾羽(角田市) ![]() 色素の一部が白くなっているツバメさん!もいます。 ![]() ![]() (部分白化(のどのオレンジ部分参照)したツバメ(福島県南相馬市) 写真提供/群像舎 ![]() これは、NHKドキュメンタリ番組(「無人の町じじい部隊」)で見たのですが、 フクシマ原発近くの大熊町の国有化が検討されているエリアの熊川には、 ハクチョウさんが越冬していました。 ![]() ![]() ハクチョウさんには目に見えない放射能汚染。 体に害がないことを願うかぎりです! ![]() 野生の動物のみが棲みつくよう人が住めなくなった地域。 しかし、その動植物もまた、目には見えない敵。 放射能汚染と向き合っているわけです。 その調査は、今、始まったばかり。 フクシマで起きている動植物のことを、もっと自然科学の視点からの 研究者には、未来の人類のためにも、本などで残して欲しいと思うのですが。 ![]() (参考資料 ![]() 日本野鳥の会 「ツバメを取り巻く放射性物質の状況」のHPより 『福島 生きものの記録 シリーズ2 異変』映画オリジナル予告編 ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 生きとし生けるもの。
この世に生を受けたものは、必ずその時を迎えます。 それは、長いか短いかに関係なくです。 ちょうど、定点観測ポイントへ向かう途中。 この近くに住んでいる方に声を掛けられるまで、全く、気付かなかったduck4でしたが、 1羽のまだクチバシが黄色のスズメさんがアスファルトの上に動かず横になっていました。 触ってみると、体は硬直していましたが、 まだ、ほのかな温かさが伝わってきました。 お体だけがこの世に残して、 心は、天国へと旅立ったばかりの子供のスズメさんです。 ![]() 巣立って、親から餌をもらっていて、 独立したばかりの若鳥だったようでもあります。 ![]() ![]() このまま、体だけを忘れ物をした若いスズメさんを置いておくのは忍びなかったので、 七北田川の草むらのそばに、藁を敷いて葬ることにしました。 その上にはお花を捧げて..! ![]() ![]() ![]() ![]() (お体を残して天国へと旅立ったまだクチバシが黄色の若いスズメさん! ![]() 何か、まだ、体が、ほのかに温かいので、 土の中よりは、草藁をかけて、まだ、若鳥なので、この世に未練があって、 天国へと旅たつ支度をしていなかったら大変なので、草藁のベットに寝かせて、 そして、後にしました。 ![]() I pray for a young sparrow. duck4は、バードウオッチングをしていて、時々、 お体をこの世に残して、心だけが天国へと旅立っていてしまった鳥さんに出会います。 以前は、ブログでも紹介しましたが、ホシゴイさんもそうです。 今回のスズメさんもです。 ![]() ![]() さて、話は変りますが、 今、duck4は、仁部富之助著『野の鳥の生態5』(大修館出版)の本を読んでいます。 その著者は、秋田県で鳥さんたちを観察していましたが、 その鳥の中でも、我々にももっとも身近なスズメさんを孵化率とヒナということを例示として、 あげておられました。 それによると、一番、ヒナの誕生が多いのが、 5月からから6月に最大のピークを迎えます。 また、8月に若干、ヒナの誕生が増えます。 このことは、スズメさんを観察しているduck4でもそう思います。 5月下旬から6月上旬に、羽をぶるぶる震わせながら鳴くヒナが親鳥をしきりに呼ぶ姿を見ました。 また、梅雨明けから8月にも、親に餌をねだるヒナを最盛期に比べると、少なくなりますが、 たまに会います。 ![]() ![]() そして、9月中旬だったと思いますが、 親鳥から餌をねだる若鳥の姿を目撃したこともあります。 ![]() ![]() スズメさんの繁殖は、 5月から6月に第一次ベビーブーム。 7月から8月に第二次ベビーブーム。 なのでしょう。 春から初夏にかけては、まだ、抱卵している巣の中もまだ灼熱のような状態になっていないので、 親スズメさんが、巣の中で卵を温めていても大丈夫!?なのかもしれません。 しかし、梅雨明けから真夏に孵化すす数は、初夏の第一次ベビーブームのときより、 良くなく、減っています。 それは、巣の中が暑くなり、卵を温める親鳥も命がけになるからなのかもしれません。 また、他にも、季節と孵化率には関係するところがあるのかもしれません。 ![]() この世に生を受けて、生きとし生けるもの。 特に、スズメさんたちの世界は、我々以上に、 自然と天候に左右させるのではないかとduck4は思ったのであります。 ![]() ![]() ![]() (仁部富之助著『野の鳥の生態5』(大修館出版)の本より! ![]() (追伸) ![]() 最近、世界中で起きている出来事。 何か、生きとし生けるものの命を大切しないことが増えてきています。 そして、日本でも..!? 何か、このお体だけを残して天国へと旅立った若いスズメさんと出会い、 ふとそう思ったduck4であります。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!
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