![]() 5羽の滞在組のハクチョウさんたちとオオハクチョウさんのロクちゃんは、
元気です。 ![]() 最近は、 中洲から回りに成長した葦原がある 太陽を遮ることができる浅瀬へと、移動してきました。 地元の給餌する方がやって来ると、 その気配がわかるのでしょうか、すぐに対岸から泳いで来ます。 そして、おいしそうにパンを食べています。 ただ、ひとつ、気になりことがあります。 ![]() それは、地元の給餌する方が、お話していたことですが、 クチバシに独特な黒い模様がある斑ちゃんの食欲が以前より落ちていることだそうです。 かつての斑ちゃんは、他の仲間のパンを取ってまで、食べようとしていました。 ![]() しかし、今は、それが見られなくなり、食べるには食べるのですが、 お腹がいっぱいになるのも早いらしく、すぐに対岸へと、そそくさと戻って行くのです。 それには、わけがあるとのことでした。 ![]() (滞在組の斑ちゃん! ![]() それは、昨年の秋。 ちょうど、飛来組がやって来たときに、 滞在組の斑ちゃんと1羽の飛来組のハクチョウさんが大喧嘩になったのを目撃したそうです。 白くて、長い首をからめて、両者、一歩も引かない縄張りをめぐる争いだったようです。 しかし、ついに、力尽きて、斑ちゃんは負けて、 それからというもの、そのケンカに勝った飛来組のハクチョウさんを見ると、 そそくさに避けるようになりました。 ![]() ![]() (どうしたの!斑ちゃん! ![]() ところで、何か、斑ちゃんがおかしいな思ったことがduck4にもありました。 それは、斑ちゃんの首が、赤く出血していたことがあったからです。 ![]() ![]() duck4ブログでも、昨年11月11日『班ちゃんどうしたの!』に紹介しましたが、 おそらく、釣り針でも引っかかったのではないかと案じていました。 それが、数日後には、出血していた部分も元通りになっいたので 心配もしていませんでした。 たぶん、その斑ちゃんの出血は、飛来組のハクチョウさんとのケンカでの傷!? 体の傷は癒えても、そのときに受けた心の傷は後を引いているようです。 ![]() (昨年11月に見つけた斑ちゃんの首の出血! ![]() 給餌する方の話によると、 かつてのような目には野生本来の鋭さが衰え、 滞在組の斑ちゃんも自信なくしているのではないということでした。 duck4も初めて、斑ちゃんに出会ったのは、2010年4月。 ちょうど、サクラが咲いている頃に1羽に泳いでいたところを 偶然、写真におさめていました。 ![]() ![]() ![]() それから、4年。 今は、滞在組と一緒にいる斑ちゃん。 そこに、オオハクチョウさんのロクちゃんもいて6羽。 これからも、いつまでも、いつまでも、 滞在組にとってなくてはならない斑ちゃんであって欲しいと願っております。 ![]() ![]() (まだまだ!これから斑ちゃん! ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 滞在組のハクチョウさんを中心に七北田川でバードウオッチングをしてきたduck4。
5羽のハクチョウさんたち、いや、今ではオオハクチョウさんのロクちゃんの6羽のおかげで、 ハクチョウさんのこと、川の自然について、まだまだ、カタツムリのような歩く早さではありますが、 少しずつこの目で鳥さんたちの観察を続けています。 ![]() ![]() ![]() ![]() そして、話は本題に... とある日の夕方。 5羽の滞在組のハクチョウさんとオオハクチョウさんのロクちゃんが、 対岸を泳いでいました。 ![]() このあたりは、よく塒としている場所からも離れていて、 塒にいないときには、ひょっこりと現れるポイントのひとつになっています。 ![]() (対岸にいる滞在組とロクちゃんたち! ![]() これは、duck4の推測ですが、一休みできる浅瀬のそばに、 おいしそうな草が自生しているからでしょう。 ![]() 浅瀬に上陸して、お食事する滞在組のみならず真冬の頃には飛来組も利用していました。 ![]() さて、話を進めていきますが、 duck4を見つけた滞在組の5羽のハクチョウさんとロクちゃんは、 対岸からこちらの方へと泳いできてくれました。 ![]() まず、最初に来たのが、コハクチョウさんのおちびちゃん。 おちびちゃんは、duck4や人のそばまで近づくことがない、 滞在組の中では、結構、警戒心を忘れないところがあります。 でも、おちびちゃんは、 後から遅れてやって来る仲間に近づいて出迎えに行くことがある、 ”仲間想い”のハクチョウさんです。 ![]() ![]() (滞在組の滞在組のおちびちゃん! ![]() それから、 一番、羽の怪我の状態が重い、首の細いハクチョウさんが、 近づいてきてくれました。 七北田川で見かける、どのハクチョウさんもですが、 冬に比べて羽も少なくなり、水の中にいる時間が多い、滞在組にとって、 羽の一部が水に触れてしまうためか、黒ずんでしまっています。 特に、首の細いハクチョウさんの羽は、他の滞在組よりも黒ずんでいるようです。 でも、首の細いハクチョウさんは、そんな羽のケガを乗り越え、 仲間たちの中にとけこんでいるけなげなハクチョウさんです。 ![]() ![]() (滞在組の細い首のハクチョウさん! ![]() それから、手前がチンさん、奥が斑ちゃんが近づいて来ました。 チンさんも、首の細いハクチョウさん同様に、羽をケガしています。 時折、近くまで寄って来ては、甘える仕草を見せます。 一度だけですが、フシュ!フシュ!と何かをねだるような声で鳴かれたことありました。 ![]() ![]() (手前がチンさん!奥を泳いでいるのが斑ちゃん! ![]() このような経験をしたのは、あのクッチャロ湖で出会ったコハクチョウさんのマルちゃんと このチンさんだけでした。 ![]() ![]() (クッチャロ湖で出会ったコハクチョウさんのマルちゃん! ![]() それから、おおきなハクチョウさんだけは、こちらに寄らずに、まっすく対岸を泳いで行きました。 防波堤に登ってきて、duck4と1メートル以内まで寄ってくることもあります。 でも、この時は、素通りしていきました。 ![]() ![]() (滞在組のおおきなハクチョウさん! ![]() 最後に、滞在組からも認められつつある、 この6月中旬にやって来たオオハクチョウさんのロクちゃんです。 ロクちゃんは首が細くて、どちらかというとおとなしい性格のハクチョウさんのようです。 まだ、滞在組には遠慮しているところもありますが、 duck4は、この夏、ロクちゃんには、一緒に滞在組と一緒にいて欲しいと願っています。 ![]() ![]() ![]() (この6月に新しくやって来たオオハクチョウさんのロクちゃん! ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() ときどき滞在組のハクチョウさんたちは、
別々に行動することもあるようです。 これは、昨日のduck4ブログの続きですが、 滞在組のおちびちゃん、首の細いハクチョウさん、おおきなハクチョウさんと、 それとオオハクチョウさんのロクちゃんは、一緒に餌場に現れて、 それからお腹がいっぱいになり羽繕いをしていました。 ![]() その帰り道。 七北田川の堤防の内側では、 緑がいっぱいの葦、草原、大木が生い茂り、まさに自然のオアシス。 しかし、その外側には住宅地が広がっています。 そして、しばらく歩いていると、 下流の方から、白いおおきな鳥さんが、こちらに向かって泳いで来ました。 ところで、その正体は、滞在組の斑ちゃんとチンさん。 2羽で、仲間たちから別れて、遠出をしていたようです。 ![]() ![]() (何か白いおおきな鳥さんが!こちらへ...! ![]() これは、最近の傾向ですが、 夜は早く塒入りして、早朝に遠くまでお出かけするようです。 早朝の方が、暑くなくて、動きやすいのかもしれません。 ![]() ![]() ![]() (斑ちゃんとチンさんが下流から遡ってきました! ![]() 時折、上空をシラサギさんたちが餌場に向かって飛んでいるとは正反対に、 どんどんどんどんと斑ちゃんとチンさんは、川を遡っていきました。 きっと、仲間の滞在組とロクちゃんと合流するために急いでいる 斑ちゃんとチンさんのようでした。 ![]() そして、斑ちゃんとチンさんの脇には、1羽のコサギさんが...! ![]() ![]() (餌を探しているコサギさんの前を斑ちゃんとチンさんが泳いでいきます! ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 真っ暗になった夜の七北田川。
日中には、葦原からギョギョギョギョに賑やかに鳴いていた オオヨシキリさんの鳴き声もぱったり聞こえなくなりました。 夜陰にまぎれて何か飛んでいる音が。 それは、カルガモさんでした。 カルガモさんの中には、昼行灯(ひるあんどん)のように、日中は待ったりと過ごしているようですが、 夜になると、行動を始めるものもいるようです。 そして、この日のお目当ても、 5羽の滞在組のハクチョウさんとロクちゃんが、夜、どうしているのかということでした。 すると、真っ暗な川で、何かしら白い動く物体を発見。 ![]() 期待と不安を膨らませながら、コンクリートブロックを下りて行くと、 そこには、白くて、大きな鳥。 オオハクチョウさんのロクちゃんがいたのです。 ![]() そして、duck4に気付くと、ロクちゃんは、こちらの方へと近づき、 こんばんは!と挨拶してくれました。 ![]() ![]() しばらく、堤防にある食べ物をクチバシでガジガジと突っついてから、 今度は上流の中洲の方へと泳いで行きました。 すると、そこでは、5羽の滞在組のハクチョウさんたちが、 中州に上がって、休んでいました。 全く、この場から動く気配はありません。 時々、滞在組のコハクチョウさんのおちびちゃんがフーフー!と鳴いているのが聞こえてきました。 ![]() 一方、ロクちゃんは、中洲付近を落ち着かないのかわかりませんが、 泳ぎ回っていました。 ![]() このオオハクチョウさんのロクちゃんは、夜型スワンなのかな!? それとも、まだ、滞在組の中に入り込めていないのかなあ!? まだまだ、微妙な距離感でいるロクちゃんと滞在組のようでした。 ![]() ![]() (何かクチバシで突っついているオオハクチョウさんのロクちゃん! ![]() ![]() (白く見えるのがロクちゃん! ![]() ※真っ暗ですがハクチョウさんがいます!探してみてください! ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 滞在組の5羽のハクチョウさん。
オオハクチョウさんのロクちゃんは、元気です。 やはり、完全に、滞在組の輪の中に、入ったとまではいきませんが、 ロクちゃんは、一緒に行動しているようです。 ![]() さて、今日のduck4ブログでは、 地元の人が教えてくれたおおきなハクチョウさんのお話をしたいと思います。 ![]() ![]() (おおきなハクチョウさん! ![]() 地元の人の話によると、 おおきなハクチョウさんには、一緒に行動していた1羽がいたそうです。 このおおきなハクチョウさんよりも、体も大きくて、たぶん、オスのオオハクチョウさん!? ではないかと言っていました。 そして、今から4年前のある日のこと。 そのおおきなハクチョウさんのお相手は、突然、姿を消して、それから見せなくなったそうです。 ![]() 今では、滞在組と一緒に行動していますが、 仲間たちとも距離をおいて、ゆっくり泳いできたり、 1羽で休んでいることもあります。 滞在組との出会いは、おおきなハクチョウさんにとっては、 第3の人生(鳥生)!? ![]() 家族と共に渡りをしていた幼鳥期。 相手を持って一緒に行動していたであろう成鳥期。 そして、今。 滞在組と一緒に行動しているおおきなハクチョウさんがいます。 このおおきなハクチョウさんですが、 duck4が観察していると、 よく、コンクリートブロックに上がって、一休みをすることがあります。 ![]() (コンクリートの防波堤によじ登って休んでいるおおきなハクチョウさん! ![]() 距離にして1メートルほどに近づいても逃げようとはしません。 動かずに、写真の被写体になってくれます。 とても、人懐っこいところもあります。 前にも紹介しましたが、700メートルもテクテクテクテクと川底が見える七北田川を お尻をフリフリ歩いたおおきなハクチョウさん。 普段、昔のお相手を思い出しているときのような姿とは、 違う顔を見せるので、驚きでもあります。 ![]() 同じ場所で観察しているおかげで、 少しずつではありますが、 また、滞在組の5羽のハクチョウさんを知る機会が与えられたようなduck4でもあります。 ![]() ![]() (おおきなハクチョウさんの横顔! ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 今年も同じ場所で、オナガさんを見ました。
初夏になると、毎年、duck4の定点観測ポイントに現れるオナガさん。 やはり、繁殖のためにやって来るのでしょうか。 毎年、七北田川でで出会えると、duck4の気持ちも嬉しくなります。 この写真では、小さくて見えづらいですが、 2羽がアンテナに止まっていました。 もしかしたら、親子なのかもしらないと思ったduck4でした。 ![]() (2羽でアンテナに止まっているオナガさんたち!もしかしたら親子!? ![]() ![]() (今年も現れてくれたオナガさん! ![]() このオナガさんですが、英語ではMagpieと書きます。 Magpieと言えば、あのカササギさんも英語では、マグピィです。 ウイッキペディアによると、オナガさんは、東日本に分布しているのは、 カササギさんたちに、追われてとのことが書かれていました。 確かに、カササギさんは、仙台にはいません。 北海道にハクチョウさんのマルちゃんに出会った帰り、苫小牧のウトナイ湖に寄ったときに、 カササギさんを見つけました。 ![]() しかし、オナガさんは見かけないとのことなので、 もしかしたら、カササギさんに追われて、東日本の多く分布しているのもまんざらではないのかもしれません。 話は、変りますが、 嬉しいニュースがありました。 それは、姿を見せていなかったロクちゃんが戻ってきました。 ![]() 滞在組の5羽のハクチョウさんたちと一緒に餌場でパンを給餌する人を待っていました。 ロクちゃんは大空を自由に飛べるオオハクチョウさんなので、 ぷらっとどこかにお出かけをしていたのかもしれませんね。 ![]() これで、duck4もほっとしました。 5羽ではなくて、6羽になった瞬間でもあります。 ![]() ![]() (滞在組が1、2、3、4、5そして6羽!? ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 突然の珍客の1羽のオオハクチョウさん。
何か、名前をと思っていたところ、 あるブロガーの杜のタマゴさんより、ロクちゃんという名前を頂戴しました。 これから、このオオハクチョウさんのことをロクちゃんと名づけたいと思います! 杜のタマゴさん! 投稿コメントありがとうございます! ![]() 実を言うと、 「滞在組」のいうネーミングも、ブロガーさんからの投稿によるもの。 また、「斑ちゃん」です。 皆さん、その節は、どうもありがとうござます! ![]() さて、このオオハクチョウさんのロクちゃんですが、 よく、喉が渇くらしく、水を飲みます。 それも、ゴクゴクゴクゴクとおいしそうに飲みます。 ![]() 見ていると、こちらまで喉が渇いてきます。 きっと、人同様。 ハクチョウさんも暑くなってくると喉が渇くのでしょうね。 ![]() ![]() ![]() (おいしそうに水を飲み喉を潤すロクちゃん! ![]() ところで、このロクちゃんですが、 羽の色も灰色に変色、首のあたりの毛も薄くなり、目にも精気を感じられない。 何か疲れているようにも見えます。 ![]() しかし、やはり、飛ぶことができるオオハクチョウさんのロクちゃん。 疲れて精気をあまり感じられませんが、 体は、滞在組のハクチョウさんよりも大きくて、筋肉質のようにも見えます。 それは、飛べる、飛べないの個体差なのかもしれません。 ![]() ![]() (夏になり白い羽が汚れてしまっているオオハクチョウさんのロクちゃん! ![]() そして、もうひとつの疑問。 それは、多くのブロガーさんの疑問にもありました。 「なぜ、この時期に、七北田川にやって来たか」ということです。 ![]() それは、体調が優れなくて渡りをやめたのか? また、ロクちゃんにはパートナーがいたのですが、 そのパートナーが完全に渡りができない体になってしまい、このロクちゃんも居残りを決意。 その矢先、ロクちゃんのパートナーが夭折してしまったのかもしれません。 ある、ブロガーさんがコメントを寄せてくれましたが、 「繁殖をしない個体にとって、危険な渡りをしてまで、子育てをする必要がなくなった」 ことも十分考えられます。 ![]() 家族連れのハクチョウさん。 これから繁殖期をむかえる若いハクチョウさんたちにとっては、 一刻も早く繁殖地へ向かうことは、子孫を残すためには大切なことなのでしょう。 ![]() 一方、一羽になってしまったオオハクチョウさんのロクちゃんは「どうでしょうか。 何らかの理由で相手もいなくなり、今年の繁殖が期待できません。 そのため、敢えて、危険を冒してまでシベリアまで旅をする必要がなくなるわけです。 それに、ロクちゃんが気付いているか、duck4にはわかりませんが...! ![]() その1羽になったオオハクチョウさんのロクちゃん。 渡りで何度か七北田川にやって来たことがあるように思います。 そして、5羽の滞在組のハクチョウさんたちがいることを知っていたのかもしれません。 特に、ロクちゃんを見たときの滞在組の5羽のハクチョウさんの興奮は、 すごかったです。 最後になりますが、 きっと、ロクちゃんは、日本で夏を過ごすのは、初めての経験。 この経験したことがない暑さにバテテいているのかもしれませんね。 ![]() ![]() そして、これから、ロクちゃんが、元気であった欲しいと思います! ![]() (表情は疲れているようですが、まだまだ飛べるオオハクチョウさんのロクちゃん! ![]() ![]() ![]() ![]() |
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duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!
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