![]() コンクリートの護岸に上陸して、
まるでキリンさんのように長い首を伸ばして、 あたりを見回す1羽の滞在組のハクチョウさんがいます。 ![]() (陸にいるハクチョウさん! ![]() おそらく、パンをくれるおじさんが現れるのを 首を長くして待っているのでしょう。 もしかしたら、あの2007年に放鳥されたオオハクチョウのひょうちゃんでは、 思うのですが、まだ確信には至っていません。 もし、生きていたら、7歳です。 このハクチョウさん! お尻をもぞもぞさせながら、 なにやら緑色の物体をコンクリートの護岸の上に落下させていました。 ![]() ![]() (手前のハクチョウ">ハクチョウさんは何か黒いものを落下! ![]() なんだろう。 とそのハクチョウさんが再び川の中に飛び込んで泳いで行った後に 確認してみました。 すると、それはハクチョウさんの糞(ふん)です。 この糞はコロコロした茶色の周りに、 緑色の巻くで覆われていました。 一般的に、 鳥さんは、白っぽい液体である尿酸と一緒に出すとのことです。 そして、空腹の時には、緑色の糞をするとのことでした。 しかし、このハクチョウさんの糞は 茶色のチョコレートクリームを包み込むように、 緑色のお茶パウダーが巻いているといった感じです。 ![]() (それはハクチョウさんの糞! ![]() 臭いは、ほとんどしませんでした。 鳥さんたちは、食べたものを丸呑みするはず。 そして、消化仕切れなかったものを 糞として尿酸と一緒に排出しているのでしょう。 ハクチョウさんの糞から、 いろいろなことを想像しているduck4であります。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 滞在組のハクチョウさんたちが泳いでいる
duck4の定点観測ポイントにも秋の花が見られるようになりました。 そのひとつが、コンクリートブロックの隙間から成長した (注)萩ではなく、イヌダテという花でした!教えていただきありがとうございます! ![]() ![]() ( ![]() 秋に咲くピンク色の可憐な ちょっと季節感覚的には違和感をおぼえるかもしれません。 でも、この七北田川では通年いる滞在組のハクチョウなので、 duck4にとっては、情景に溶け込んでいると思います。 ところで、滞在組のハクチョウたちは、 同じ場所を行ったり来たりしなが泳いで、 パンをくれるおじさんをいつも首を長くして待っています。 それぞれ、待ち方にも個性があります。 ある1羽のハクチョウさんは、コンクリートの護岸にひょいと上がって、 首をキリンさんのように長く伸ばして、おじさんを探しているようです。 そして、まだ来ないと、首をかがめてS字に曲げて、水かきを滑らせて、 水の中にぼっちゃんと入ります。 とても愛くるしい姿です。 ![]() ![]() (キリンのように首を長く伸ばすハクチョウさん! ![]() ![]() (ハクチョウさん!首をS字に曲げて水かきを滑らせてぼちゃん! ![]() そして、気配に気づくと、 急発進をさせた自動車の勢いでハクチョウさんたちは、 おじさんの方向へ向かって泳いで行くのです。 それは、すごい勢いです。 滞在組のハクチョウさんたちを観察しているとそれぞに個性があり、 生態を知る手がかりのひとつになります。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 負傷して一時センターで、
治療していたハクチョウさんを七北田川に放鳥したことを、 duck4は、みやぎ野生保護センターの獣医さんから聞きました。 そして、情報を探していたところ、 みやぎ保護センターの(2007年11月27日付け)ブログの中に、 「オオハクチョウさんのひょうちゃん」という記事がありました。 ![]() ちょうど1年前仙台市の鶴ヶ谷ひょうたん池で高圧送電線に激突。翼を骨折してしまい、収容された。池の名前にちなみ、ひょうちゃんと名付けられたこのハクチョウ、保護されたときは真っ黒に近く、まだ1歳にもならない幼鳥だった。 生まれて初めて日本にやって来て、二度と故郷に帰れない体になってしまったひょうちゃん、手術を試みるも、骨折ヶ所が肩に近いところのため、接合がうまく行かず、この夏に断翼という結果となった。 傷も癒え、二度目の冬を迎え、いよいよまたハクチョウがやってくる季節。 今年春の北帰行のときに家族が保護センターの上を旋回、何度も呼びかける家族に、子どもが泣きじゃくるように走り回っていた。 今度は家族に逢わせてやりたい。家族の行動範囲内にあると思われる、七北田川に放鳥することになった。 もしかしたら、今もこの治療を受けたハクチョウさんのひょうちゃんは生きているのではないか。 と淡い期待ををもっています。 ![]() ブログの写真では、 ひょうちゃんが放鳥される前の数枚ありました。 その場所も、よく滞在組の出没するエリアで、 コンクリートブロックに上がり首を長くして、 パンを与えてくれるおじさんを待っているところでもあります。 そして、下記の写真は、 センターの方が放鳥された近くの場所で、 ひょうちゃんらしきハクチョウさんを撮影しました。 ![]() (ひょうちゃんを放鳥した場所と同じところで撮影! ![]() ![]() (目をつぶり何かを思い出しているようなひょうちゃんらしきハクチョウさん! ![]() それから、 放鳥された後に川を泳いでいるひょうちゃんの写真もありましたが、 体を傾かせながら泳ぐ姿は、どことなく似ています。 それに色白なひょうちゃん。 もしかしたら5羽の滞在組のハクチョウさんのうちの1羽で、 今も七北田川で行き続けているのかもと 思うようになってきたduck4であります。 ![]() ところで、ハクチョウさんの見分ける方法は、 クチバシで行っています。 何千ものハクチョウさんのクチバシをスケッチをした研究者もいるほどです。 そして、この七北田川には5羽のハクチョウさんのみ。 クチバシで見分けると、 まず、胸に紐がくっついていた黒い斑点がある斑ちゃんは違う。 ナカマの中で一番小さな、よく動き回るおちびちゃんでもなさそうです。 そうすると残りは、3羽からになります。 どうやら、この3羽の中に、ひょうちゃんに似たハクチョウがいるようです。 そのハクチョウさんは よくコンクリートブロックに上がり休み センターで放鳥された場所でも、そのような光景を見たことがあります。 6年前の治療を受け放鳥されたことを思い出しているかのような ハクチョウさんの姿でもあります。 それに、クチバシの形、模様も似ているのです。 ひょうちゃんが生きていれば、 今、7歳になっているはずです。 ![]() (推定7歳のハクチョウさんのひょうちゃんかも!? ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 今回の台風は東日本に上陸する見込みです。
こちら、仙台は明日の夕方から夜に掛けて接近する見込みです。 進路に当たっている皆さんは大雨、強風、突風にお気をつけてください。 滞在組のハクチョウさんたちが気になりますが、 幾多かなの試練も乗り越えているので大丈夫かと duck4は信じています。 ![]() 5羽の滞在組のハクチョウさんたちは、 あの東日本大震災後に発生した七北田川を逆流してきた 津波に巻き込まれながらも、運よく生き抜いてきたから、 大丈夫であると思います。 話は少し変りますが、 早朝、duck4の定点観測ポイントへ行ってみると、 5羽で一緒にスイスイ泳いでいます。 ![]() 滞在組のハクチョウさんたちの行動を察するに、 パンを与えてくれるおじさんを探しているように思われます。 その滞在組のハクチョウさんのうち、 1羽のハクチョウさんが、コンクリートの護岸まで登っては、 長い首を今以上に伸ばしているからです。 ![]() (護岸に上陸しているハクチョウさん! ![]() その頻度と言えば、 あの紐がついた災難から開放された、 Gabachoさんから、 口ばしに黒い斑点があるハクチョウさんを「斑ちゃん」と命名されたより、 以上です。 目的地を移動し、その護岸に到着するごとに この1羽のハクチョウさんは、登り、キリンさんになりきった気持ちで 長く首を伸ばします。 ![]() この1羽のハクチョウさんの行為は、 他のナカマに協力しているようにも思えてなりませんね! ![]() (しばし羽の手入れのハクチョウさん! ![]() ![]() (護岸に上陸しているハクチョウさん! ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 5羽の滞在組のハクチョウさんたちは、
元気にduck4の定点観測ポイントを泳いでいます。 そして、ハクチョウさんたちにパンを与えてくれる おじさんを首を長くして待っています。 時折、コンクリートの護岸に上がる1羽のハクチョウさん。 旭に照らされる川面を行ったり来たりしながら、 まるで、おじさんを探しているようです。 ![]() (口ばしに黒い斑点があるハクチョウさん! ![]() 今日、紹介するのは 口ばしに黒い斑点のあるハクチョウさん。 今年の春先に胸に紐がくっついてしまっていましたが、 いつの間にか自然に取れていたので、duck4も安心したハクチョウさんです。 5羽のハクチョウさんの中でも 体格が良く、たくさん食べます。 ![]() ![]() (もじょもじょ掻いている口ばしに黒い斑点があるハクチョウさん! ![]() 口ばしに黒い斑点をもつハクチョウさんは お腹がとても痒いのか、もじょもじょ、もじょもじょ掻いています。 お尻から出る分泌油を塗り、体が水の中でも沈まないように、 水滴が弾くようにしているのでしょう。 ![]() ![]() ![]() |
![]() 七北田川にいる飛ばないハクチョウさんを放鳥したのかを
みやぎ野生保護センターの獣医さんに尋ねてみました。 すると、 獣医さんは、怪我が治ったハクチョウさんたちを七北田川。 ラムサール条約にしてされている伊豆沼に放鳥させているということです。 これで、七北田川にいる滞在組のハクチョウさんたちも みやぎ野生動物保護センターで治療を受け、 良くなってこの地で棲息していることがわかりました。 ![]() ただいま、5羽のハクチョウさんがいます。 滞在組の5羽のハクチョウさんはナカヨク一緒に行動しているのにも、 同じ境遇に合い、命を助けられ、今を生きているからなのでしょう。 ![]() でも、餌をもらっているときだけは、 相手の尻尾に噛みついたりして、本能丸出しになるハクチョウさんではありますが! ![]() (七北田川を泳ぐ5羽の滞在組のハクチョウさん! ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 滞在組のハクチョウさんたちは、換羽の季節なのでしょう。
頭が羽毛が薄くなっていました。 マツダユカ著「ぢべたぐらし あひるの生活」というマンガで読んでわかったのですが、 このマンガに登場する主人公のあひるくんも夏に羽が変り、 頭の羽が薄くなっていたシーンがあったのです。 その換羽をむかえたあひるくんは機嫌も悪く、 イライラ気味でした。 そのように「ぢべたぐらし」あひるの生活では、主人公のあひるくんのことが 描かれたいたのです。 おそらく、 この滞在組のハクチョウさんたちも換羽の時期を向かえ、ご機嫌斜め! イライラ気味だったのではないかと思っているduck4であります。 ![]() 案の定、 おじさんが餌を与えていたときに、 仲間のハクチョウさんの羽を突っついたりして威嚇もしていたからでした。 ![]() 仲間意識が強くいつもナカヨシといえども、 食べ物の争奪の時には、そういかないのかもしれませんね。 ![]() ![]() (換羽により頭の毛が薄くなっている滞在組のハクチョウさん! ![]() ![]() ![]() ![]() |
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duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!
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