![]() 北海道在住のブロガーの
Kasugaさん(『道東の野鳥写真』)のブログの中で...、 ![]() 「冬の間に死んだと思われるエゾシカやハクチョウの屍が横たわっている事があります」(※1) と言っていました。 そして、 duck4は、とても疑問に思いました。 ![]() なぜなら、 真冬には、多くの越冬中のハクチョウさんたちを宮城県では見ます。 しかし、 中継地の北海道に渡っているハクチョウさんの様子を 見たことがなかったからです。 ![]() そこで、 わたしは、立松和平さんの書かれた本。 『北日本を歩く』(勉誠出版)の本の「一万羽のコハクチョウと熱い血が通いあう人」 を読んでその疑問を解くことができました。 ![]() それは、3月下旬から4月上旬には、まだ北海道の湖は凍っています。 コハクチョウさんたちは、湖が凍っているために、 満足に餌にありつけることができません。 また、 湖が凍っているということは、 ねぐらにしている場所も少なくなります。 そのため、 ハクチョウさんたちは、カラス、オジロワシ、キツネ、野犬などに 食べられてしまうのです。 まさに、 野生動物の極寒の自然の中で生きていく厳しさを実感させる 文章でした。 わたしが住んでいる、仙台、宮城県では、 北海道のように湖が凍ってしまうということは、想像できないことです。 真冬には、多数の渡り鳥たちが飛来します。 カモさん、ガンさん、ハクチョウさんたちの渡り鳥にとっては、 宮城県が、楽園のようです。 ![]() なぜなら、 湖や川が凍らないので、 水草などを水中から探すことができます。 話は少し変わりますが、 滞在組の7羽のハクチョウさんたちは、元気です。 ![]() ある方が、おしゃっていましたが、 一昨年あたりから、 ここには、ハクチョウさんたちが通年いる! とのことでした。 飛べなくなり、この河川敷に居つくことを決めたハクチョウさん。 その滞在組のハクチョウさんたちにとっても、 いつまでも、いつまでも安心して生きていける 自然環境が残ることを願うduck4であります。 ![]() ![]() (一列に並んで泳いでいる滞在組のハクチョウさんたち! ![]() (参考文献 ![]() 『北日本を歩く』立松和平著(勉誠出版)「一万羽のコハクチョウと熱い血が通いあう人」 (参考・引用ブログ ![]() (※1)Kasugaさん『道東の野鳥写真』の5月13日投稿ブログより ![]() ![]() ![]() |
![]() 5月6日付けのduck4ブログの
5キロもスイスイ泳ぐことができるハクチョウさんたちの足の力!では、 滞在組の7羽のハクチョウさんが、 みんなで下流に泳いでいったことを紹介しました。 ![]() ![]() ![]() (みんな一緒に下流に向かって泳いでいった滞在組の7羽のハクチョウさんたち! ![]() そのハクチョウさんは、また川をさかのぼり、 下降から8キロ付近の上流に戻ってきたようです。 7羽のハクチョウさんが、 同じ場所に戻ってきたわけではありません。 1羽のハクチョウさんは、下流から6キロ付近の 浅瀬にいました。 片足で立って、ときどき羽づくろいして、休息中の様子です。 もしかしたら、このハクチョウさんは、ひとりぼっちでいることが 好きなのでしょうか? 時々、単独行動をします。 ![]() (片足で立っているハクチョウさん ![]() ![]() (片足で立って羽づくろ中のハクチョウさん!一人ぼっちがすきなのかな! ![]() そして、 もう1羽のハクチョウさんは、 砂場付近の河川敷で泳いでいました。 一度は、仲間の5羽のハクチョウさんたちのところ、 堰の向こうに登ろうとしましたが、 登れず、諦めて、砂場近くの川で水草を探しているようです。 このハクチョウさんは、仲間と一緒に行動をしたかったのでしょうか!? ![]() でも、 体力的に、ついていかなかったのかもしれません。 ![]() ![]() (堰を登れず諦めて戻ってきたハクチョウさん! ![]() ![]() (気を取り直して、水草探しをするハクチョウさん! ![]() ![]() (首を伸ばして堰を登って泳いでいる仲間のハクチョウさんのことが気になっている様子! ![]() それから、5羽のハクチョウさんたちは、 逆流をものともせずに、堰をひょいひょい!と駆け上がりながら歩き、 堰の向こうで泳いで餌を探しているようでした。 ![]() (堰の向こう側に登っていった5羽ハクチョウさん! ![]() それぞれのハクチョウさんもけがの状態! ![]() 体力状態! 性格もあるのでしょうか? 1羽でいるのが好きなハクチョウさん! ![]() 自分のペースを大切にするハクチョウさん! ![]() いつも2羽のオオハクチョウと一緒にいるコハクチョウさん! ![]() 定点観測でスワンウオッチングをしていると、 それぞれの性格がわかってくるような感じがします。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 飛べないハクチョウさん。
渡りをしないでとどまっているハクチョウさんは、 元気です。 ![]() duck4ブログの読者さん。 どうか、ご心配しないでください! ![]() いつも、8羽がいっしょに仲良く河川敷を泳いでいます。 最近では、ねぐらも移動していて、 太平洋から8キロ上流をさかのぼったところにいるようです。 ところで、わたしは、 ハクチョウさんたちが、水草、葉っぱ、根っこを食べていたところを 見ることができました。 ![]() (手前は左羽をけがしたハクチョウさん!奥は右羽をけがしているハクチョウさん! ![]() そして、いつも8羽で一緒に行動していたハクチョウさんの中には、 もちろん、 右羽をけがしているハクチョウさん。 ![]() 左羽をけがしているハクチョウさん。 ![]() もいたのです。 右羽をけがしているハクチョウさんは、首を長く伸ばして、 草の根っこや草の葉っぱをかじっていました。 根っこは、とても硬いので、何度も何度も口ばしを使ってかじっていたのです。 ![]() (長い首をねじ曲げながら根っこを引っ張っている右羽をけがしているハクチョウさん! ![]() 一方では、左羽をけがしているハクチョウさんもまた、長い首を伸ばして、 根っこを食べるために、何度も何度もくりかえすように、口ばしをつかって かじっていました。 ![]() (一緒に根を引っ張って食べている手前が左羽をけがしているハクチョウさん!奥が右羽をけがしているハクチョウさん! ![]() 右羽をけがしたハクチョウさんも左羽をけがしているハクチョウさんも 食欲旺盛! 特に、体の大きい右羽をけがしているハクチョウさんは、こちらのことを全く気もとめずに 食べていました。 ![]() (ゴソゴソ!と口ばしを使って引っ張る右羽をけがしているハクチョウさん! ![]() ![]() (再び、ゴソゴソ!と口ばしを使って何度も何度も引っ張っている右羽をけがしているハクチョウさん! ![]() ![]() (違うところに移動して、再び、ゴソゴソ!根っこを引っ張り飲み込んでいるハクチョウさん! ![]() ハクチョウさんをウオッチングしていて、 初めて気づいたことがあります。 それは、ハクチョウさんの目の周りにはリングがあることです。 これは、『道東の野鳥写真』について書かれている、 北海道在住のブロガーのKasugaさんの「オオハクチョウ」の記事で教えて頂いただきました。 まさに、よく見ると、ハクチョウさんにはアイリングがあったのです。 ![]() ブログをしていて、 コメントを頂くと、 いろいろなハクチョウさんの情報を知ることができ、とても助かっています。 ![]() ブロガーさんの皆さん。 ありがとうございました! ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 1月28日のduck4ブログ。
![]() 『負傷したハクチョウさんのお話』の記事を配信しました。 ![]() (羽を気にしながら泳いでいるハクチョウさん ![]() その右羽を負傷したハクチョウさん! ![]() 今は、どうしているのかな!? ![]() ![]() (寄り添うあう2羽のハクチョウ ![]() ![]() かつて、定点観測ポイントへ行ったときには、 一羽のハクチョウさんが群れから離れて、 負傷したハクチョウさんのところに近づいてきた話で、 終わったかと思います。 その定点観測の場所は、 我が家から近いこともあり、また、行ってみることにしました。 時刻は、日没後の5時頃。 すると、寄り添うように2羽のハクチョウさんたちは、 街灯に照らされながら、泳いでいました。 もしや、という気持ちで、見てみると...! ![]() (寄り添うように泳ぐ2羽のハクチョウ ![]() ![]() 右羽を負傷していた一羽のハクチョウさんではありませんか!!! ![]() 元気でいました。 良かった! ![]() と心の中で思いました。 ![]() (2羽のハクチョウさんがいました! ![]() ![]() その負傷したハクチョウさんは、川で泳いでいたのです。 それも、もう一羽のハクチョウさんと寄り添うようにいました。 やはり、2羽は夫婦だったのです! ![]() ![]() でも、1羽のハクチョウさんは、負傷した傷口が気になるとらしく、 口ばしを使って、処置をしているようです。 ![]() (羽を処置中の一羽のハクチョウさん ![]() 話は、少し横道にそれますが...! あるブロガーさんが... 傷口を治す薬草があり、それをハクチョウは知っていて、 使っているのではと、教えてくださいました。 ![]() (負傷したハクチョウさんに寄り添うハクチョウさん ![]() ![]() 春になり、仲間たちと一緒に北国へと帰りたいのでしょう。 そして、夫婦一緒に、絶対、帰りたいのでしょう。 羽を負傷したハクチョウさんは、傷口の処置に一生懸命です。 ![]() (ハクチョウさんの夫婦の絆 ![]() ![]() 負傷したハクチョウさんの相手方も、 また、パートナーから離れようとしませんでした。 一度、出会ったパートナーを変えないハクチョウ。 結ばれると、ハクチョウの夫婦は、愛の絆で結ばれ続けるのです。 ハクチョウの夫婦の絆! と愛を強く感じました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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duck4からのお知らせ!
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duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!
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