![]() 今、定点ポイントには、
6羽の飛来組が残っています。 個体識別のため、真正面の写真を撮ってます。 皆さんの中には、 見覚えのある仔はいたでしょうか。 まず、最初の仔は、 クチバシと生え際付近に、 黒い多数のしみのようなものがあるのが とても特徴的です。 クチバシの切れ目も 若干、V字型をしていました。🦢 ![]() (クチバシに黒いしみが多いオオハクチョウさん!) 次の仔は、生え際がU字になっていています。 また、クチバシには1つほくろなような黒い斑点があるのが とても特徴的でした。🦢 ![]() (クチバシに黒いほくろがあるオオハクチョウさん!) こちらの仔は、 おかっぱ頭のオオハクチョウさんです。🦢 滞在組のチンさんもこのような ストレートヘアをしているので、 この仔ととても似ています。 ![]() (おかっぱ頭のオオハクチョウさん!) 翌日、皆から離れて、 おかっぱちゃんともう1羽が一緒にいたので、 もしかしたら、ツガイなのかもしれません。 ![]() (おかっぱちゃんはツガイかも!?) そして、 この幼鳥のオオハクチョウさんは、 3月上旬にひょっこり現れてからいる 迷子のヴィちゃんです。🦢 V字の黒い文字のような模様がとても特徴的です。 旅立つときには、成鳥にくっついて、 一緒に行って欲しいと、 地元の方ともども話題にしています。🦆 ![]() (ヴィちゃん!) ![]() (幼鳥の迷子のヴィちゃん!) ![]() ![]() 🦢 スポンサーサイト
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![]() ハクチョウさんをテーマにした
クラッシックは、と聞かれて、 皆さんならば、 どんな曲を思い浮かべることでしょうか。 ![]() ![]() (アドちゃん!) バレー組曲だけあって、 目まぐるしく激しく劇的な曲想の チャイコフスキー作曲の「白鳥の湖」。 優雅な甘美なイメージに聴こえてくる サンサーンス作曲の「白鳥」。 あまりにも耽美的なので、 スワンソングともいわれるほどです。 妖艶でどこかハクチョウさんに神秘的なイメージを 感じてしまう、 シベリウス作曲の「トゥオネラの白鳥」です。 この3つの曲で、 いつも見ている滞在組のハクチョウさんたちとは、 ちょっとかけ離れているかな!? ![]() と3人の巨匠には悪いですが、 duck4は、そう思いました。 ![]() (ミルクちゃん!) ところで、 毎週日曜日NHKFMでオンエアされていた ラジオ番組「きらクラ!」が、 3月29日で8年の幕を閉じました。 毎週、愉しみに聴いていたので、 とても、残念でなりません。 ![]() このきらクラでは、 時々ですが、公開放送が行われました。 以前、会津若松では、 地元の中学生とのコラボによる 合唱が行われたりもしました。 それから、酉年の時には、 かなり多くの鳥さんに関する クラッシック曲も紹介されたことがもありました。 それと、リスナーさんからの投稿によって、 小説に、クラッシックの曲を載せて、 朗読するコーナー(BGMクラッシック) があります。 最終回では、 「忘れられないおくりもの」という作品に、 曲をつけて朗読がありました。 賢くて何でも知っているアナグマは、 いつもみんなから頼りにされ慕われていました。 でも、秋の終わり、年取ったアナグマは自分の死を悟ります。 そして、ある夜、 長いトンネルを浮き上がるように走る夢を見ながら死にました。 「長いトンネルのむこうに行くよ、 さようなら アナグマより」という手紙を残して――。 かけがえのない友だちを失い、 残された仲間たちは悲しみでいっぱいです。 みんな、どうしていいかわかりませんでした。 春が来て外に出られるようになると、 みんなは互いに、 いろいろなことを教えてくれた優しいアナグマの思い出を 語り合うようになりました。 (「忘れられないおくりもの」のあらすじ) (YouTubeより!) この絵本のあらすじを読み返して、 思ったことは、あなぐまさんは、 このきらクラであり、番組からリスナーさんへの 心温まるメッセージを伝えていたことです。 あなぐまくんと生前親交があった友人たちが 振り返りながら思い出を語り合うシーンこそ、 番組は終了しても、いつまでのリスナーさんの 思い出して欲しいという願いが、 込められていたのかもしれません。 そして、「きらクラ」では、 あまり有名でなかった作曲家の曲も 紹介されることが多かったです。 そのひとつに、 フィンジ作曲 「ピアノと弦楽のためのエクローグ」 もあり、最終日の後半部で再度、流されました。 (フィンジ作曲「ピアノと弦楽のためのエクローグ」) また、一番最後に流れた曲は、 チェリストの遠藤真理さん、ふかわりょうさんのピアノ演奏による エルガー作曲の「愛の挨拶」。 この演奏を聴いていて、、 リスナーの一人として、 とてもジーンとする気持ちでいっぱいになりました。 あ! この番組もこれでおしまいだけれど、 いつまでも、あのあなぐまくんたちと出会った 動物たちのようにいつまでも 思い出の中に生き続けるに違ないと。 ![]() (「きらクラ!」のホームページより!) ![]() ![]() ![]() |
![]() とある日の朝。
いつもよりも、チンさんの首周りが羽毛で、 膨らんでいました。 ![]() もう春と言うにです。 しかし、首周りの羽毛の一部が 陥没しています。 そんなチンさんですが、 来てくれると、羽を大きく広げて、 バタバタさせます。 まるで、 「こっちを見てよね。」 と言っているようでした。 ![]() ![]() (チンさん!) ところで、 9羽の幼鳥を連れた立ち寄り組の群れは、 すでに定点ポイントを離れていきました。 一方で、6羽の飛来組のオオハクチョウさんが、 まだ居残っています。 その中には、 あの迷子の幼鳥のヴィちゃんも一緒にいて、 行動中です。🦢 ![]() (幼鳥のヴィちゃん!) ![]() ![]() 仙台でもサクラが開花しました。🌸 例年よりも2週間も早かったです。 それから、ツバメさんも、 定点ポイントで初認しました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 今シーズンは、
3月下旬になっても、 まだ、残ってくれています。 そして、驚いたことに、 9羽の幼鳥を連れたオオハクチョウさんの 立ち寄り組の群れがやってきたことです。 見ていると、まるで、白鳥学校のよう。 親鳥から離れても、愉しく過ごしている姿に、 どこかほのぼのさせられます。 ![]() (立ち寄り組の9羽の幼鳥さんたち!) 3月上旬に飛来してきた 迷子のヴィちゃんは、 この群れとは一線画しているようです。🦢 あまり、近づくとはしません。 ただ、他の成鳥に混じって、 独りで、もまれながらもなんとか、 やっているように見えています。 そして、早朝、待っていると、 迷子のヴィちゃんが先頭に立って、 こちらに近づいてきました。🦢 なかなか、しっかりとした子どもだと思います。 なので、他の群れに混じって、 北帰行を続けて欲しいと願っております。 ![]() ![]() (迷子のヴィちゃん!) ![]() (先頭を泳ぐヴィちゃん!) ![]() ![]() 🦢 ![]() |
![]() 12羽のうち9羽の幼鳥のオオハクチョウさんの群れ。🦢
親鳥から別れて、寂しい想いをしていると思いきや、 子どもたちは、元気、いっぱいです。 定点ポイントに降りて来るや否や、 大きく羽を広げて、 「自分の方が強いだぞ!」 と言って威勢を張り合っている子どもたちもいるほどです。 ハクチョウさんとして生きている限り、 自分の立場が、他の子よりも上であることは、 大切なことにようにも見えました。 ![]() (下りてきたのちにすぐ騒いだす立ち寄り組の幼鳥たち!) ![]() (追い回す立ち寄り組の幼鳥!) その様子を見ていて、 自分たちの縄張りにやってきた幼鳥たちの群れを見て、 滞在組のハクチョウさんたちも負けずに騒ぎだしました。 「ここは、うちらの縄張り!騒ぐな!」 とでも言って大きな声で注意しているようでした。 ![]() ![]() ただ、その起こり方も、 本心からのものではないようにも思いました。 「ただの立ち寄り組なので、あと数日で行くだろうな!」 と滞在組のハクチョウさんたちは、考えている節でした。 ![]() ![]() ![]() (群れを見て騒ぎ出す滞在組のハクチョウさんたち!) 一方、3月上旬に数羽の成鳥と飛来してきた、 迷子のヴィちゃんは、この立ち寄り組の幼鳥たちから、 離れたところにいました。🦢 もう2週間ほどいるので、 duck4のこともわかってくれているのか、 立っていると、遠くから飛んできてくれました。 まあ、どこかの群れにくっついて北帰行をしてほしいのですが、 困ったことに、まだ、その気にはなっていないようです。 ただ、よく定点ポイントを独りで飛び回っているところを見ると、 いつでも、誰かにくっついていける体力は、 ありあまっているのかもしれません。 ![]() (飛んで来た迷子のヴィちゃん!) ![]() (ヴィちゃん!) ヴィちゃんを含め10羽の子どもたちがいる定点ポイントで、 写真を撮ろうとしたところ、 角度が悪く、その様子を撮影できませんでしたが、 幼鳥同士で、向き合ってハッピーリングを作っていました。💛 越冬中に親鳥が行っていたのをまねたのか。 それとも、他の成鳥のカップルがやっていたのを、 まねたのかわかりませんが、 この2羽の子どもたちはやってみたいと思ったから、 とりあえず作ってみたのかもしれません。 タンチョウさんでも、成鳥がやっているダンスを、 幼鳥がまねをしてやっているところを、 見たことがあります。 この子たちも、 大人たちをまねて遊んでいたのかもしれません。 親鳥から別れて子どもたちや先生役の若鳥から いろいろなことを教えられる白鳥さんの学校は、 見ていて飽きることはありませんでした。 ![]() ![]() (ハッピーリングを作る子どもたち!) ![]() (2羽の幼鳥!) ![]() (2羽の幼鳥!) ![]() ![]() 🦢 ![]() |
![]() 翌朝、定点ポイントには、
12羽のハクチョウさんのみになっていました。 6羽の滞在組、迷子のヴィちゃん、 5羽の飛来組の成鳥のオオハクチョウさんです。 数え終わると、 上空には、 ハクチョウさんの群れが飛んでいました。 そして、その群れは、旋回しながら、 下りてきました。 朝の6時30分ごろのことでした。 総勢12羽の群れで、 うち9羽幼鳥のオオハクチョウさん。 こんな幼鳥だけの群れに出くわしたのは、 ほぼ初めてのこと。 数年前に、3月中旬ごろにいた 飛来組のハクチョウさんたち以来のことでした。 あの時も、幼鳥が残っていました。 ![]() (早朝飛来してきたハクチョウさんたちの群れ!) ![]() (12羽のうち9羽幼鳥のオオハクチョウさん!) 下りたのちは、 飛んで来たばかりにもかかわらず、 羽繕いを始める幼鳥もいました。 ところで、この時季にそれも大多数が幼鳥という 群れには、わけがあるとduck4は思いました。 ![]() それは、春のわたりで、この幼鳥の親鳥は、 繁殖のために急がなければならないので、 先に行ってしまったことも十分に考えられます。 幼鳥にとって、繁殖するまでには、 あと数年先だから急ぐ必要がないからです。 ただ、帰り道はわからないので、 かつて、渡りを経験したことがある 若鳥がいれば、何とか生まれ故郷まで、 戻ることが可能です。 ちなみに、この立ち寄り組の群れには、 幸いにも3羽の成鳥がいたので、 9羽の幼鳥にとっては、 安心してついてきたのかもしれません。 ![]() (羽繕いをする幼鳥!) ここに来た9羽の幼鳥のオオハクチョウさんたちは、 とても無邪気で、子どもたちだけで追い回したりして、 着いたとたんに、自分の方が強いんだと、 自己主張する子まで見受けられました。 子どもたちの間でも、群れでいる以上、 自分の順位は気になるようです。 親鳥が離れた9羽の子どもたちの群れは、 まるで、白鳥さんの学校のようです。 ![]() (元気な3羽の幼鳥!) ![]() (9羽の幼鳥の群れ!) 一方、独りぼっちだった迷子のヴィちゃんは、 遠巻きから、その子たちの様子を見ていました。 ![]() (迷子のヴィちゃん!) ![]() ![]() 🦢 ![]() |
![]() 事故前、ウラルさん一家は、
こちらに向かって飛んできました。🦢 そして、橋の下にいたduck4の目の前を 通過して行ったのでした。 それから、また、旋回して、橋の上を飛んで行って、 1羽の親鳥が高圧電線に衝突。 数人の地元の方がその瞬間を目撃していました。 そして、ウラルさんが対岸で横たわっているのを 確認したのは午前7時08分でした。 衝突原因は、直接、目撃していてわけではなかったので、 わかりません。 もしかしたら、電線が見えずに、避けきれなかったのか。 それとも、自づから子どもをかばって、衝突したのか。 今となっては、推測するしかありません。 ![]() (飛び立ったウラルさん一家!) ![]() (目の前を通過するウラルさん一家!) それから、地元の方と一緒に、 その現場に行って、まだ体が温かい ウラルさんをビニールにくるまっている時のことです。 もう一方の親鳥のウラルさんと2羽の子どもたちは、 不安げに、こちらの方をじっと見つめていました。🦢 また、パートナーを失った親鳥は、 相手を心配するかのように鳴いていたのを duck4は、聞きました。 ![]() ![]() (ウラルさん一家!) ![]() (ウラルさん一家!) この日は、いつものフィールド調査だったので、 ちょうど、お昼前に、定点ポイントに行ってみると、 シングルペアレントになった2羽の子どもたちと一緒に、 泳いでいるウラルさん一家を見ました。 表情からは、察することはできませんでしたが、 一家の落胆ぶりは計り知れないものと思います。 ![]() (お昼ごろのウラルさん一家!) また、夕方、行ってみると、 定点ポイントには、15羽のハクチョウさんたちがいて、 あのウラルさん一家もいました。 2羽の子どもたちは、親鳥を支えるように、 そばにいました。🦢 ![]() (ウラルさん一家!) 「どうやって、 この子たちを繁殖地のふるさとまで連れて行こうか!?」 と残されたウラルさんは、 心の中で言っているようにも聞こえてきました。 そして、この日の夕方に最後にあって、 翌朝には、ウラルさん一家の姿は、 ありませんでした。 たぶん、辛い思い出が残るこの定点ポイントから、 親子で旅立って行ったのかもしれません。 ![]() (ウラルさん!) ![]() ![]() 🦢 ![]() |
![]() 今朝、行っていると、
スミスさん一家、 さっちゃんとハッチちゃんの 姿がありませんでした。 帰るところを目撃はしていないので、 なんとも言えません。 今朝は、北からの嵐のような強風が吹き荒れれいたので、 前日の暖かい穏やかな南風が吹き込んだのを良いタイミングに 飛びだって行ったのかもしれません。 お別れのあいさつだったのでしょうか。 スミスさん一家は、来てくれました。 ![]() 「ク!コ!コ!コ!」 とスミスさんお父さんは話しかけてきました。 ![]() 「ク!コォ!」 とスミスお母さんも鳴いていました。 ![]() その後、 こちらが近づくと、 「ウー!」 とスミスお父さんは犬が唸るような声で鳴きました。 ![]() ところで、スミスさん一家は、 昨年11月10日に、duck4の定点ポイントで、 初認しました。 それから、ここから離れず、 3月19日の朝までいたところを確認しております。 昨シーズンの2018年度には、 3月3日に夫婦のみで旅立って行ったので、 今シーズンは2週間ほど遅れました。 子どもたちを連れての北帰行なので、 ゆっくり戻ろうかな。 と思っていたのかもしれません。 ただ、この1週間ほど前からは、 親子で鳴きかわしのコミュニケーションを図ったり、 また、飛ぶ練習もしていました。 「渡りの衝動」とは、 どんなタイミングなのか。 おそらく、風が大きく影響しているかもと duck4は思っています。 ![]() まだ、居残っているハクチョウさんたちもいて、 フィールド調査は継続中なので、 滞在組のみになったら、気象データと照らし合わせながら、 じっくりと考えてみたいテーマでもあります。 ![]() ![]() (スミスさん一家!) ![]() (スミスさん一家!) ![]() (今シーズン最後のスミスさん一家の写真!) ところで、3月13日早朝からいた 広瀬川から来たさっちゃんと幼鳥のハッチちゃん。🦢 スワン食堂が開かれると、 どこからともなくやってきます。 ただ、この2羽も3月19日を最後に、 姿を見せなくなりました。 おそらく、スミスさん一家とともに、 飛び立って行ったと思われます。 1週間ほどいたさっちゃんと幼鳥のハッチちゃんは、 とてもインパクトのあった仔たちだったので、 思い入れも強いものになりました。🦢 ![]() ![]() (幼鳥のハッチちゃんとさっちゃん!) ![]() (幼鳥のハッチちゃんとさっちゃん!) ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 早朝、定点ポイントに行ってみると、
11羽の飛来組のハクチョウさんたちが、 上空を旋回していました。 もしかしたら、旅立ちのため、 他の居残って行った仲間たちを 誘っているのかと思いきや、 数分後には、戻ってきました。 その中には、スミスさん一家もいました。 ![]() この日は、あまり風もはく、 南風に乗って、飛ぶには、 若干、風が弱かったのかもしれません。 ただ、天気予報によると、 明日には、北西の風が吹き込むので、 向かい風になるので、渡りには、 あまり良いとは言えない状況のようです。 ![]() (戻ってきたスミスさん一家!) 話を元に戻しますが、 戻ってきた、スミスさん一家は、 親子で一斉に羽繕いを始めました。 ![]() ハクチョウさんたちにとって、 羽はとても大事。 若干のお手入れをしてから、 duck4のところに近づいてきました。 「ク!」とスミスお父さんは話しかけてきましたが、 一体、何か伝えようとしていたのでしょうか。 ![]() もしかしたら、 「まだ、行かないよ!?」 「このあと、旅立つよ!」 だったのでしょうか。 ![]() (羽繕いをするスミスさん一家!) オオハクチョウさんのハッチちゃんは、 幼鳥のわりにかなり鮮やかな黄色のクチバシをしています。🦢 まだ、若干、しわしわで、一部白っぽいですが、 3月中旬で、ここまで黄色の幼鳥を見るのは、 初めてかもしれません。 顔と羽毛の生え際ですが 正面からみるとU字型になっています。 このまま、生え際が変わらなければ、 来シーズンやってきたときに、 見分けることも可能かもしれません。 ![]() (U字の生え際の幼鳥のハッチちゃん!) ![]() (幼鳥のハッチちゃん!) こちらは、迷子の幼鳥のヴィちゃんです。 3月上旬に、他の成鳥のオオハクチョウさんたちと 一緒にやってきました。🦢 それから、ここが気にいっているのか。 いや、成鳥の飛来組のハクチョウさんたちが、 飛ばないので、居残っているようです。 迷子のヴィちゃんは、帰り道がわからないので、 どうしても、成鳥に頼らざろうえません。 周りが、大人の中で、 たった独りで生きている迷子のヴィちゃんが、 飛来組のハクチョウさんたちの旅立つ瞬間を 見逃さないことを願う限りです。 ![]() ![]() (迷子の幼鳥のヴィちゃん!) そして、今朝のさっちゃんは、 さっちゃん節を炸裂していました。 パワフル全開でした。 ういさんからうわさには聞いていましたが、 この日も、立っていると、 duck4の目の前まで来ました。 そして、幼鳥のハッチちゃんもついて来たり、 また、あとを連れてきたりしていました。🦢 ![]() (さっちゃん!) ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 知る限りにおいて、
スミスさん夫妻は、今まで10羽の子どもたちを、 duck4の定点観測ポイントに連れてきています。 ![]() なので、親鳥としては、 子育てにも慣れていると思われます。 河川敷を行ったり来たりしている時は、 親子で一緒に動きます。 そして、スミスさんお父さんが鳴くと、 子どもたちが鳴き返し、 スミスお母さんが応答します。 ![]() 親子でコミュニケーションを密に図っています。 そのことを、動画に撮影して、 あとで、見返して、 ハクチョウさん一家の会話を分析したいと思っています。 そして、ひとつ、言えることは、 鳴き声は、その時と場合によって、 使い分けているようです。 また、スミスさん夫妻の教育方針なのでしょうか。 3羽の子どもたちだけで行動しているときには、 温かく見守ることが多くなつてきたようです。 子どもたちの自律を促すことを考えてのことでしょうか。 あと、2月もすると、繁殖地に到着するので、 そこで、親子は別れるからかもしれません。 ところで、この日の早朝は、 家族一緒に移動していたのですが、 子どもたちが、何度も「飛ぼうよ!」と言ってから、 飛び立ちました。 ![]() すると、お母さんも急いで、 子どもたちの後を追ったのですが、 すぐに、お父さんのもとに引き返してきました。 そして、スミスさんお父さんとお母さんは、 上空を旋回している子どもたちに向かって、 「コォ!コォ!」とお互い鳴きかわしてました。 「ここにいるよ!待っているよ!」 と子どもたちに伝えていたようでした。 ![]() (スミスさん夫妻!) ![]() (上空を旋回して戻ってきた3羽のスミスさんの子どもたち!) 一方、さっちゃんとハッチちゃんは、 今朝も、29羽のハクチョウさんたちの中にいました。 そして、ハッチちゃんが、離れていくと、 「さっちゃん!、こっちだよ!」と鳴いて呼ぶこともありました。 その親子でもない2羽ですが、 さっちゃんの大胆な行動について行くように、 ハッチちゃんもまねることさえあります。 ![]() (幼鳥のハッチちゃんとさっちゃん!) 浅瀬で立っていると、 さっちゃんは、どこからともなく、足音を立てず、 目の前に立っていました。🦢 ういさんから教えてもらっていましたが、 ここまで、ヒトに慣れているとは驚きました。 きっと、旅の途中で、そんな越冬地や中継地に降りて、 学んだ結果、やるようになったのかもしれません。 学ぶは、まねることから始まるとよく言われていますが、 幼鳥のハッチちゃんも、さっちゃんの行動をまねて、 学んでいるようでした。🦢 ![]() (目の前に立っているさっちゃん!) ![]() (幼鳥のハッチちゃん!) それから、3月になってから飛来してきた、 迷子の幼鳥のヴィちゃんは、独りぼっちなので、 成鳥やその家族の子どもたちに追い回されながらも、 四苦八苦しながら孤軍奮闘を日々を送っています。🦢 ![]() (迷子の幼鳥のヴィちゃん!) ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() とある休日の夕方。
定点ポイントには、32羽のハクチョウさんたちが 残っていました。 ![]() ![]() ![]() そこには、数日前にやってきた、 さっちゃんと幼鳥のハッチちゃんもいます。🦢 ![]() (さっちゃんと幼鳥のハッチちゃん!) そして、ちょっとだけ、一緒にやってきた さっちゃんが離れたときのことです。 「クワ!」とハッチちゃんは鳴きました。🦢 「おいて行かないで、さっちゃん!」 とでも言っていたのかもしれません。 故郷への帰り方を知らないハッチちゃんにとって、 さっちゃんは、なくてはならない大きな存在だからです。 ![]() (鳴く幼鳥のハッチちゃん!) そんな不安げな幼鳥のハッチちゃんに気付いたさっちゃんは、 とても面倒見が良いオオハクチョウさん。🦢 メスなのか!? と思ってしまうほどの、ハッチちゃんを守るような、 母性本能に包まれた接し方をしているように、 duck4に見えます。 ![]() (さっちゃん!) 迷子のヴィちゃんは、独りぼっちですが、 たくましく生きています。 この飛来組の群れと一緒に旅立って欲しいと願っています。 ![]() (独りぼっちの迷子のヴィちゃん!) そして、 2羽の幼鳥を連れたオオハクチョウさんの一家が まだ居残っています。 ![]() この親鳥に育てられた、 子どもたちはすくすく育っています。 ![]() (2羽の幼鳥を連れたオオハクチョウさんの一家!) ところで、 なかなかduck4のところには近づいてくれないので、 難しかったのですが、 来シーズンのために親鳥の撮影をしてみました。 クチバシは、V字模様で、 若干、濃い黄色が薄れてきているので、 意外と、年がいっているオオハクチョウさんのかもしれません。 ![]() (黄色が薄れてきている親鳥!) ずっと、見てきたスミスさん一家ですが、 最近、変化を感じることがあります。 ![]() 家族で鳴きかわしながら 泳いでいることです。 スミスお父さんが「ク!ク!」と鳴くと、 3羽の子どもたちは「クワ!クワ!」と声をあげ、 最後に、お母さんまで、小さな声で相槌を入れるかのように、 「コ!」と鳴きかわすからです。 ![]() よく、空を飛んで移動中に、 群れで鳴きかわしながらコミュニケーションをとっている 行動にとても似ているからです。 もしかしたら、スミスお父さんが、 「もうそろそろ出発するので、家族の意思疎通を図るための 渡りをするうえでの大切なコミュニケーションの準備だよ!」 と、特に3羽の子どもたちに教え込んでいたのかもしれません。 ![]() (スミスさん一家!) ![]() ![]() 🦢 ![]() ![]() |
![]() duck4の定点ポイントでは、
32羽のうち7羽が幼鳥のオオハクチョウさんです。 そのうち、独りぼっちで行動しているのが この迷子のヴイちゃんです。🦢 トレードマークは、 クチバシの黒いの模様のV字。 なので、そう呼ぶことにしました。 ![]() (飛んでいる迷子のヴィちゃん!) この迷子のヴイちゃんですが、 他の渡りの成鳥からも相手にされず、 近づいてきて突っつかれることも多々あります。 ただ、生きるために精一杯の迷子のヴイちゃんは、 何とか、おなかを満たすために、 パンの餌付けをしているところにも 割り込んで食べています。 そして、いつも思うのですが、 餌付けするヒトには、パンではなく、せめて、 お野菜、玄米、配合飼料などを与えて欲しいのですが。 なぜか、パンを与えるヒトが絶えないので、 見ながら、いつも心配しています。 なぜなら、滞在組のチンさんが、 片足を引きずって歩くようになったのも、 パンの食べ過ぎで栄養過多による 脚気が原因だからです。 ![]() ![]() (孤軍沸騰の迷子のヴイちゃん!) このあと、迷子のヴイちゃんは、 飛来組のオオハクチョウさんに背後から追い回されて、 攻撃されました。 何とか、振り切った後、 大きく羽をバタバタさせました。 「お腹のあたりが泥で汚れているよね!」 「きっと、頑張って、餌探しをしているからだよね!」 と迷子のヴイちゃんを見ていた地元の方が おしゃっていました。 ![]() (大きく羽を広げる迷子のヴイちゃん!) ところで、スミスさん一家ですが、 早朝行くと、定点ポイント周辺を飛び回って、 旋回してまた戻ってくることがあります。 ![]() よく片目を閉じるスミスお父さんも一緒なので、 家族で春の渡りの準備でもしているのでしょうか。 ただ、お昼に、フィールド調査に出かけると、 スミスさん一家は、浅瀬で爆睡していました。 ![]() ![]() (スミスさん一家!) 成長のさっちゃんと幼鳥のハッチちゃんは、 こちらの定点ポイントでもいつも一緒にいるようです。🦢 早朝、行くと、親子でもないのに、 2羽でべったりいました。 ハッチちゃんが、当てにしてさっちゃんに後をくっついているのか。 さっちゃんが、面倒を見ているのか。 まだ、会って数日しか見ていませんが、 さっちゃんとハッチちゃんが、 お互い支えあって生きているようです。 そして、大人のさっちゃんが、 見回しながら、キョロキョロしながら、 ハッチちゃんに危険が及ばないように、 守ってあげているようにも感じました。 この日もあの滞在組のリーダーの斑ちゃんとニアミスになった さっちゃんとハッチちゃん。 その時、ハッチちゃんに、 「この滞在組の斑ちゃんたちには近づかない方がいいよ!」 と諭していたのがさっちゃんのようでした。 また、スワン食堂が開かれると、 どこからともなく、さっちゃんとハッチちゃんが やって来て他の仲間たちに混じって食べていました。🦢 体は、こちにいる飛来組のハクチョウさんたちに比べ、 小柄ですが、持ち前のヒトに動じない性格で、 ここでも何とか2羽で協力してやっていけるのではないか と思って見ています。 ![]() ![]() (幼鳥のハッチちゃんとさっちゃん!) ![]() ![]() 🦢 ![]() ![]() |
![]() 昨日のブログで、
「幼鳥と成鳥がやってきた」という題で投稿したところ、 ブロガーのういさんから、この仔たちは、 幼鳥のハッチちゃんと成鳥のさっちゃんでは、 とのコメントをいただきました。 ところで、このさっちゃんとハッチちゃんですが、 13日の金曜日の朝、2羽で一緒に泳いでいました。🦢 見たときに、成鳥と幼鳥なので、 何か訳ありなのかなと、 すぐに思いました。 そして、こちらへと近づいて来たこともあり、 成鳥のさっちゃんを個体識別するために、 撮影を試みました。 すると、クチバシの黒い模様が独特で、 この仔ならば、見分けがつくと、 とっさに考えたからです。 ![]() (さっちゃん!) もう1羽、成鳥と一緒の幼鳥のハッチちゃんは、 他の子どもたちによりも、 かなり鮮やかな黄色のクチバシをしています。 また、よく鳴く子がどうかわかりませんが、 泳いでいる時に「クワ!」と声をあげました。🦢 もしかしたら、 さっちゃんに、話しかけたのかもしれません。 ![]() (幼鳥のハッチちゃん!) そして、早朝にスワン食堂が開かれていましたが、 そこに、さっちゃんとハッチちゃんが現れ、 アドちゃんたちの中に混じっていました。 ![]() このことから、随分、ヒト慣れしたハクチョウさんだなあ。 もしかしたら、給餌が行われているところで、 越冬していたのではないかとduck4は思いました。 ![]() ![]() (ハッチちゃんと後ろ向きなのがさっちゃん!) お昼に、また、フィールド調査のために 定点ポイントに行ってみると、 さっちゃんとハッチちゃんが一緒にいました。 そして、地元のヒトの方が置いた白米を ハッチちゃんは食べていました。🦢 幼鳥のわりに、大胆だなあと思いました。 すると、ここを主としている 滞在組のリーダーの斑ちゃんが近づき、 ハッチちゃんの首を突っついて追い払おうとしたのでした。🦢 ![]() ![]() (斑ちゃんに攻撃を受けるハッチちゃん!) 夕方、行ったときに、 ちょうどカメラのバッテリー切れて、 さっちゃんとハッチちゃんの様子を撮影できませんでしたが、 他の飛来組のハクチョウさんたちに混じっていました。 ハッチちゃんは、さっちゃんから離れると、 「クワ!」と呼ぶように鳴いていました。🦢 そして、そばまで来て、 さっちゃんとハッチちゃんは、ぺったりと寄り添いました。 まるで、ハッピーリングを作るようにです。 見ていて、すごく信頼し合っているのだなあと 実感しました。 このまま、さっちゃんとハッチちゃんとともに、 繁殖地まで北帰行の旅を無事続けて欲しいと、 願っています。 ![]() ![]() (前を行くさっちゃんとついて行くハッチちゃん!) ![]() ![]() さっちゃんとハッチちゃんのことを 教えていただきありがとうございました。 ![]() ![]() ![]() 🦢 ![]() |
![]() 3月中旬にもなると、
日の出の時間も早くなり、 6時になると完全に明るくなっています。 そして、30羽ほど残っている飛来組のハクチョウさんたちは、 もう旅立っているのではないか。 特に、出発する日は、 早立ちするので、急ぎ、定点ポイントへ とduck4は向かいました。 すると、見覚えなのない、 2羽の立ち寄りハクチョウさん!? が一緒に泳いでいました。🦢 先頭を泳いでいるのが、 成鳥のオオハクチョウさん。 そして、後ろをくっついているのが、 幼鳥のオオハクチョウさんです。 一緒に、行動しているのでしょうか。 ![]() (早朝、一緒にいた成鳥と幼鳥!) それから、一緒に、上流に向かって泳いできたときに、 正面を向いてくれたので、 幼鳥のオオハクチョウさんを撮影できました。 すると、この仔は、かなりクチバシが、 もう、成鳥と変わらないくらいに鮮やかな黄色。 まだ、頭は灰色ですが、 体は小柄ですが、 かなり早熟だったのかもしれません。 ![]() (鮮やかな黄色のクチバシの幼鳥のオオハクチョウさん!) そして、 もう1羽一緒にいた成鳥のオオハクチョウさんは、 クチバシの黒い部分がV字になっていました。 付け根には、左右対称の両方に、黒い線があります。 一度見たら、 忘れられないオオハクチョウさんだと思います。 ところで、この成鳥と幼鳥ですが、 前日にはいなかったので、 おそらく、どこかでいたのが、 duck4の定点ポイントに立ち寄ったのではないか。 と思っています。 ![]() (クチバシの黒い模様が独特な成鳥!) 上流には、スミスさん一家がいました。 3羽の子どもたちは、首を上下に振りながら、 鳴きかわしをはじめました。 ![]() 「コ!」 「コ!」 「コ!」 とスミスさんの子どもたちだけでです。 ![]() ![]() (スミスさん一家) すると、子どもたちだけが フライングするように飛び立って行きました。 もしかして、ここで親離れ。 いや、一瞬、そんなことが心によぎりました。 ![]() ![]() (上空を旋回するスミスさんの子どもたちともう1羽!) すると、飛び立たなかった スミスお父さんとお母さんは、 子どもたちの飛んでいる様子を、川から見守っていました。 ![]() 「コ!」 「コ!」 と子どもたちを呼ぶように夫婦で声をあげていました。 ![]() 数分くらい、高圧電線手前を旋回していた 3羽のスミスさんの子どもたちは、 親元にそばに着水しました。 ![]() もしかしたら、また、 飛ぶ練習でもしていたのでしょうか。 ![]() (スミスお父さんとお母さん!) 次の話は迷子ちゃんですが、 独りぼっちで泳いでいました。 ![]() ![]() (迷子ちゃん!) ただ、この迷子ちゃんは、 かなりもまれて育ったのか、 割り込んで食事をしていました。 それも、スミスさん夫妻のそばでです。 すると、1羽のスミスさんの子どもが、 この迷子ちゃんの背中を噛みつきました。 それにも、めげずにしばらく動じませんでした。 やはり、ただでは転ばない強さを持った 仔のようです。 ![]() (スミスさんの子どもに突っつかれる迷子ちゃん!) でも、5対1に争い。 スミスお父さんとお母さんは、子どもたちのケンカには、 ノータッチでしたが、やはり背中からの攻撃だったので、 迷子ちゃんは、前進して逃げるしかありませんでした。 ![]() ![]() (逃げる迷子ちゃん!) そして、やっとの思いで、 ふりきった迷子ちゃんは、大きく羽をバタバタさせました。 「今回は負けてしまったが、次回は、負けないよ!」 という思いで、 迷子ちゃんは、大きく羽をバタバタさせていました。 ![]() ![]() (ケンカのあと羽をバタバタさせる迷子ちゃん!) ![]() ![]() 🦢 ![]() ![]() |
![]() 先日、渡りの途中で
5羽のうち1羽舞い降りてきた 幼鳥のオオハクチョウさんです。🦢 クチバシの模様が黒くV字になっていたので、 特徴的でした。 このオオハクチョウさんの幼鳥は、 迷子のようで、独りで行動しているようです。 ![]() (舞い降りてきた迷子の幼鳥!) ところで、3月上旬にもなると 春の渡りも終わりに近づきます。 その時に、毎年のように、迷子が現れます。 おそらく、 どこかで親鳥と、はぐれてしまってのことかと思われます。 ![]() (一番前にいる幼鳥が迷子ちゃん!) そんな迷子ちゃんにも、 容赦なく攻撃を加える成鳥のオオハクチョウさん。 群れ意識が強く、 プライドが高いので、よく見られる光景です。 もし、この迷子ちゃんが、 これからも北帰行を続けるのには、 どこかの群れと一緒になることです。 スミスさん一家に迷い込むこともありですが、 ただ、家族の絆は強く、入れてもらえないはずです。 そこで、一番良いのが、 若い群れであったり、 シングルでいる成鳥の後をくっついて、 連れて行ってもらうことです。 そうやって、毎年のように、迷子ちゃんは、 duck4の定点ポイントを去って行きます。 この迷子ちゃんも、 そうあって欲しいと願っております。🦢 ![]() ![]() (成鳥に突っつかれる迷子ちゃん!) 一方、スミスさん一家の3羽の幼鳥は、 兄弟、姉妹の絆が強く、時々、 両親から離れて行動することもあります。 ![]() 両親が、食事中にも、 3羽の子どもたちは、 「クワ!クワ!」 と鳴きながら、親鳥を呼んでいました。 今シーズンは、昨シーズンよりも、 まだまだ多くの飛来組が残っていています。 居心地が良いからなんでしょうか。 しかし、春の渡りは、もう始まるはず。 スミスさん夫妻も、3羽の子どもたちに、 北へ帰るルートを教える大事な仕事が残っています。 ![]() ![]() (3羽のスミスさんの子どもたち!) ![]() ![]() 2020年3月5日。 宮城県の500箇所で今シーズン、 今シーズン最後の冬の渡り鳥の一斉調査が行われました。 その結果は以下のようになっています。 ハクチョウさん、435羽。 ガンさん、1191羽。 カモさん、23235羽。 「もしかしたら、、福島県から来た渡り鳥が、 休んでいたのかもしれないが、 もう渡りは、ほとんど終わっているようだった」 と県の担当者による話でした。 そして、その調査日。 なんと、duck4の定点ポイントでも、 調査員の方が、数えにやってきました。 数年、ここで、フィールドワークをしていて、 初めてのことで、驚きました。 ![]() ![]() (冬の渡り鳥の調査を知らせる河北新報の記事より!) ![]() ![]() 🦢 ![]() ![]() |
![]() 定点ポイント上空を通過する
ハクチョウさんの群れに気づきました。🦢 空高く飛んで行ったので、 おそらく、最終版の春の渡りだったと思われます。 その数秒後にも、 5羽のハクチョウさんの小さな群れも、 追いかけるに飛んで行きました。🦢 ![]() (上空を通過する群れ!) そして、数分後。 5羽の渡りのハクチョウさんたちが、 戻ってきました。🦢 大橋付近で旋回していたので、 ハラハラドキドキしながら見ていました。 それは、近くに、高圧電線があるからです。 しかし、その5羽のうち1羽が衝突。🦢 電線が揺れているのが見えました。 「大丈夫か!」 と思って天を仰いでいると、 5羽が我々の目の前に舞い降りてきました。🦢 ![]() (舞い降りてきた5羽!) どうやら、無事だったようです。 その群れのうち1羽が幼鳥でした。 35羽ほどのハクチョウさんがいたので、 休息するために降りてきたのかもしれません。 ![]() (5羽のうち1羽は幼鳥!) すると、近くにいた飛来組、滞在組が 大きな声をあげて鳴きだしました。 あたりは、騒然としてきたのでした。 もちろん、その中には、スミスさん一家もいたのです。 ![]() この角度からわかりずらかったのですが、 親鳥が、羽を広げて、まるで、子どもたちを守っているようでした。 ![]() (スミスさん一家!) 異変ではありませんが、 もう1羽の親鳥も急いでやって来て、 家族で、大きな声をあげて、 やってきたハクチョウさんたちに対して、 威嚇を始めました。 ![]() ![]() (スミスさん一家!) この数分前には、、 スミスさんの子どもが、 他の飛来組の幼鳥を追い回していました。 ![]() 体も成鳥よりも大きく育ってスミスさん一家の子どもなので、 かなり迫力もあり、相手の子どもは、逃げるのがやっとでした。 改めて、強い親に育てられた子どもたちは、 強くなるのかなと思って見ておりました。 ![]() ![]() (追いかけるスミスさんのこども!) ![]() ![]() 東日本大震災からまもなく9年。 ちょうど、3月に中学を卒業する子どもたちは、 東日本大震災の直後の2011年4月に 小学校に入学しました。 そして、9年後。 新型コロナウイルスによるの学校休校の要請。 公立高校入試の直前で、仲間や先生との 突然のお別れになりました。 卒業式も、時間短縮。 感染を防ぐために、 保護者、在校生、来賓者も呼ばないような 対応をする学校も多くあるようです。 震災の時は、 一部で延期した学校もあったようですが、 仙台では、そのような対応をしないようです。 一生に一度の卒業式。 学びやを巣立っていく 子どもたちにとっては、とても複雑なキモチで いっぱいだったことと思います。 ![]() (河北新報より!) 宮城・公立高で入試 厳戒態勢で春に挑む (河北新報電子版2020年3月4日) 「中学生活あっけなく」「見えない不安でまたも」 SNSに嘆きの声(河北新報電子版2020年3月5日) 卒業式の見直し相次ぐ 保護者出席中止も 宮城の小中(河北新報電子版2020年3月5日) ![]() ![]() 🦢 ![]() ![]() ![]() |
![]() 早朝、行くと、
飛来組のハクチョウさんたちは、 飛び回っていることがあります。 そのため、今日、旅立つのかと思いきや、 そうではないと、明日も会えるので、 ちょっと、ほっとします。 ![]() (飛んでいるオオハクチョウさん!) オオハクチョウさんは、体重10キロ以上ありますが、 あの体でよく飛べると思います。 夏になると、羽をボロボロ落とすのですが、 その時に、一番、立派な初列風切羽も拾うことがあります。 そして、触れるて感じるのが、 とても軽いということです。 3000キロ~4000キロ離れた、 越冬地と繁殖地を、飛行機のように動力もない翼ひとつで、 渡りができるのかと感心させられます。 ふと、ある論文を読んでいたところ、 春の渡りで4月中旬に北海道に集結する 飛来組のハクチョウさんたち。 約1月かけて、3000キロ離れた 繁殖地のロシアまで旅を続けます。 1日、平均100キロ飛ぶことになります。🦢 すごい距離です。 ![]() (飛ぶオオハクチョウさん!) 話は元に戻しますが、 duck4の定点ポイントを行ったり来たりする 飛来組のハクチョウさんたち。 ちょうど目の前を飛んできました。 そして、1羽、向かって右端のオオハクチョウさんは、 飛ぶときに、首を曲げています。 もしかしたら、滞在組のルーちゃんだったのかな。 のと一瞬思ったのでが、確認できませんでした。 ![]() (飛んでいる1羽首の曲がっているオオハクチョウさん!) 話は、また変わりますが、 スミスさん一家ですが、 よく両親から離れていることがあります。 ![]() この時は1羽の子どもだけが、 両親にくっついて泳いでいましたが、 2羽の子どもたちは、別行動していました。 旅立つ前に、スミスさんの子どもたちも、 独立心が芽生えてきたのかなとも思った duck4であります。 ![]() ![]() (1羽の子どもだけが一緒のスミスさん一家!) ![]() ![]() 「ローソン、学童保育におにぎり3万個無償提供 給食代わりに保護者支援」 (毎日新聞電信版2020年3月2日) ![]() 「一人親親家庭に食料 8日からせんだいこども食堂など」 せんだいこども食堂と 女性支援団体「mia forza」は 減収や食費負担増に陥った一人親家庭への 食べ物支援を、今月中に4回実施。 (河北新報朝刊2020年3月5日) ![]() ![]() ![]() 🦢 ![]() ![]() ![]() |
![]() 定点ポイントでは、
2組のオオハクチョウさんの家族が、 まだ居残っています。 そのうちに、この家族には2羽の幼鳥がいます。 昼下がりに、上空を飛び回っていましたが、 すぐ、また、塒に戻ってきました。 ![]() 春の渡りの準備で、 飛行練習でもしていたのでしょうか。 夕方、行って時には、 2羽の子どもが、水面に顔を突っ込んで、 食べものを探しているようでした。 ![]() ![]() (2羽の幼鳥を連れたオオハクチョウさんの家族!) 一方、スミスさん一家と言えば、 昼下がりには、浅瀬でまったりと過ごしていました。 3羽の子どもたちは、起きていたのですが、 お父さんとお母さんは、お昼寝をしていました。 ![]() まもなく、春の渡りが始まり、 旅立つので、 ゆっくり過ごしたかったのかもしれません。 ![]() (スミスさん一家!) ![]() ![]() 新型コロナウイルスの広がりの影響で、 全国の学校が休校になりました。 そのことで、休みになることで、 ひとつ気がかりなことがあります。 それは、給食がなくなることです。 特に、経済的に困っている家庭の子どもたちや シングルペアレントの子どもたちの 昼の食事のことが心配になりました。 夏休み、冬休みにも同じ問題はありますが、 今回のことは、急なこと。 パートタイムや非正規雇用の場合、 休むと、即、家計に響いてきます。 そこで、注目したのが、 「子ども食堂」です。 ちなみに、仙台にも、 「子ども食堂」があり、 「仙台市の子ども食堂」の仙台市社会福祉協議会HPには、 開催される場所、日程が掲載されていました。 木、金、土、日に開いていますが、 月、火、水はお休み。 また、開催予定だった日も、 中止になっているところもありました。 詳しいことはわかりませんが、 おそらく、 新型コロナウイルスが影響しているかと思われます。 ところで、 6人のうち一人の子どもたちが困窮していると言われいます。 学校が休校になったことで、 その子供たちの受け皿が、 閉ざされてしまうことを危惧しています。 困窮な家庭の子どもたちのセーフティネットとして、 食事を支援も必要になるのではないか。 とduck4は思いました。 ![]() ![]() 「マスク既にない」介護事業所の2割 消毒液など「そろわない」3割超 労組調査 (毎日新聞電子版2020年3月3日) 新型肺炎、3割が集団感染 クラスター9カ所、共同通信集計 (共同通信社2020年3月3日) ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() ずっと、見てきて感想ですが、
結構、臆病なわりには、プライドが高いのが、 ハクチョウさんたちだとduck4は思っています。 そして、いつもの定点ポイントで、 滞在組のミルクちゃんと飛来組のオオハクチョウさんが、 両羽を広げて向き合っていました。 ![]() ![]() ![]() (ミルクちゃんと飛来組のオオハクチョウさん!) すると、両者、ケンカが始めりました。 完全に、取っ組み合いです。 ミルクちゃんは、首を曲げて、 相手の飛来組のオオハクチョウさんに噛みつきました。 ![]() ![]() (相手に噛みつくミルクちゃん!) そして、ケンカに負け、 背中を向けて逃げ出したのが、 飛来組のオオハクチョウさんです。 ![]() そのあともしばらく、ミルクちゃんは、 追い回しましたが、 負けた飛来組のオオハクチョウさんは、 退散しました。 ![]() (背中を向けて逃げ出す飛来組のオオハクチョウさん!) それからというもの、 何度も、顔を川の中に潜らせたミルクちゃん。 かなり怒りをあらわに表していたのでした。 ![]() ![]() (何度も顔を水に潜らすミルクちゃん!) そして、羽を広げて、 怒りのキモチを現し続けました。 その後、ミルクちゃんは、対岸で休んでいた アドちゃんのところに行き、 大きな声で雄たけびをあげていました。 ![]() それに付き合うかのように、 アドちゃんも一緒に鳴きかわしていました。 ![]() (ミルクちゃん!) ![]() ![]() 新型コロナウイルスの影響で、 突然、学校が、休校。 そのときの困っている人たちのセーフティネットとして、 子ども食堂が、その役割を担えるはず。 と思い、今日のブログでは、リンクを張ることにしました。 ![]() 子ども食堂(Wikipedia) 「子ども食堂がなぜ求められているのか」 (CHILD RESEARCH NET) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() とある日の昼下がり。
浅瀬では、7羽のオオハクチョウさんたちが、 休んでいました。 おそるおそる近づいて行くと、 それは、スミスさん一家と、 ミルクちゃんとアドちゃんがいました。 ![]() (浅瀬で休むスミスさん一家とミルクちゃんとアドちゃん!) そして、1羽のスミスさんの子どもが 羽をバタバタ広げました。 長い首とお尻当たりの羽毛は、 まだまだ灰色ですが、 かなりの部分で白くなっています。 よく食べ、 duck4の定点ポイントの幼鳥の中でも、 成長が早いようです。 ![]() (羽を大きく広げたスミスさんの幼鳥!) そのそばには、 ミルクちゃんが、まん丸くなって、 ぐっすり休んでいました。 斑ちゃんと違って、 ミルクちゃんは、スミスさん一家には、 あまり抵抗がないようです。 ![]() (まん丸くなって休んでいるミルクちゃん!) アドちゃんと言うと、 浅瀬でぢべた座りしていました。 アドちゃんも、 スミスさん一家には、 あまり抵抗がないようです。 ![]() (アドちゃん!) 休んでいるところに近づいてしまったのか、 スミスさん一家は、 この後、一斉に泳ぎだしました。 慣れている一家ですが、 やはり、警戒心もあったようです。 ![]() (川に戻って行くスミスさん一家!) ![]() ![]() 稚内市大沼野鳥観察館(2020年2月29日より休館) 北海道知事「分散登校の実施を検討」 専門家見解受け(朝日新聞デジタル2020年3月1日) 子ども食堂、休止相次ぐ 揺れる運営「今こそ」 働く親に打撃・新型肺炎 (時事通信2020年3月1日配信) ![]() ![]() ![]() |
![]() 定点ポイントでは、
2月末現在、30羽ほどのハクチョウさんたちが、 まだ、越冬中です。 ![]() その中には、スミスさん一家の他に、 もう一組2羽の幼鳥を連れた一家もいます。🦢 ただ、早朝、行くたびに、 今日、旅立つのかな!? という思いで会いに行くと、 いてくれるので、ほっとします。 しかし、昨シーズンは、しんがりだった スミスさん夫妻は、3月3日の早朝を最後に、 挨拶をしてくれた後、旅立っていったので、 数日後には、渡って行くのに違いありません。 ところで、duck4は、最近、考えることがあります。 「ハクチョウさんの渡りの衝動の瞬間とは、 どんな、タイミングなのか!?」🦢 ![]() (飛んでいるオオハクチョウさん!) もう数年、データを取っているので、 それを分析することで、 何か、ハクチョウさんたちの渡りの衝動の 深層に近づけるのではないか。 とも思うようになりました。 それには、天候も影響するかもしれません。 また、日中、よく居残るハクチョウさんたちの 行動パターンにもあるのかもしれません。 渡りをどんな瞬間に決断するのか。 真相に迫ってみたいとも思っています。 ![]() (飛んでいるオオハクチョウさん!) ![]() ![]() 東日本大震災の時。 今回の新型コロナウイルスの拡大も然りですが、 デマ情報が出ています。 それには、 発信元が不明が大きく影響しているのかもしれません。 特に、誰誰から聞いた話によるとという、 伝聞情報には、 ワンクッション置いて疑ってみる必要があります。 SNSのデマによる拡散情報には、 発信元が不明で、 それを鵜呑みに信じてしまいツイートしてしまうことが、 往々にあると思います。 こういう時にはこそ、 誰が「主語」で発信された文章なのか。 それは、「わたし」が主語だったら、 ブロガーさんの考えであることが 容易に察しがつきます。 また、「○○新聞」が発信元であれば、 事実確認を行って記事にしているので、 一応、ダブルチェックして書かれたものと 推察されます。 誰が、発信元かが不明な情報については、 疑ってかかり、事実かどうか、 再確認が必要であると思います。 また、その事実をもとに、 真相、真実を探ることも、 このネット社会を生き抜くには、 大切なことなのかもしれません。 ![]() ![]() ![]() 今回のことは、 9年前の東日本大震災の時のことと、 重なって見えてしまいます。 その時、地震で不足している中で、 SNSでSOSを発信して、 生活物資を届いたという経験を被災地ではしています。 今回の新型コロナウイルスで、 特に、「マスク」や「消毒液」が不足しています。 なので、困っているところでは、 「不足しているので、譲ってください!」 とツイッター、FACEBOOK、ラインなどのSNSを通して、 活用するのも一つの手だと思います。 例えば、 あひる保育園 「保育士、幼児のマスク、消毒液不足、譲ってください!」 ミルク児童館 「職員、児童用のマスク、消毒液を譲ってください!」 チンさん老人ホーム 「入居者、職員のマスク、消毒液不足!」 などなど。 そうすることで、 あひる保育園、ミルク児童館、チンさん老人ホームでの マスクや消毒液が手に入ることになるでしょう。 あの東日本大震災の時には、できたのですから、 今回も、ヒトとヒトとの絆を通して、 助け合うことができると信じております。 ![]() ![]() クルーズ船下船者の再検査実施へ 仙台市、宮城県が対策会 (河北新報電子版2020年2月29日) ![]() ![]() 🦢 ![]() |
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duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!
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