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デンマーク留学&ヒュッゲな人生の楽しみ方
生涯教育の学校、フォルケホイスコーレへのデンマーク留学体験をもとに、一冊の本にまとめたお話。
デンマークで見た鳥は、カササギ!
5月20日付けのブログ「デンマークとドイツのカラス!」

ではとのコメントを頂戴いたしました。


この白黒の鳥。

「カササギ」(Magpie)という鳥がニュージーランドにもいる。

「ガチカラス」という鳥で福岡でよく見かけるという声。

「白黒のカラス」を北米で見たと思う。

「白黒のカラス」がドイツにいます。

などの声。

わたしには、思いもかけない、ブログの反響に驚いています。


CIMG3886.jpg


写真の写りもあまりよくないので判断に給していました。

しかし、いつも愛読している鳥図鑑と皆さん様からのコメントを推察すると、

この白黒の鳥は、「カササギ(Magpie・European Magpie)」

ではないかと95パーセント以上、思えるようになりました。


わたしの撮ったあまり上手でない写真も、

お腹と肩羽が白いようです。

これは、「カササギ」の体の特徴のひとつです。


生息地は、平地、集落、農耕地となっています。

この「カササギ」を撮った写真の場所は、

デンマークのミゼルファート駅のプラットホームです。

街に位置します。



このカササギですが、

日本では、九州の筑紫平野で生息している

スズメ目カラス科の鳥です。


もともと外来種の鳥で、

16世紀後半豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、

日本に持ってきたものと考えられます。

現在は、佐賀県でよく見かけるカササギで県鳥として

指定されています。


別名を「カチガラス」 「コウライガラス」と言うそうです。


カササギは、雑食で昆虫やミミズ、落ち葉などを食べて生息しています。



ニュージーランド、ドイツ、福岡の在住の方から、

わたしが見た白黒の鳥。


カササギの情報を頂きましたことに感謝いたします。



(参考文献)

『ひとめで見る野鳥』成美堂出版 中川雄三監修






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[2011/05/22 07:18] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(4) |
野鳥たちのチェルノブイリ!
チェルノブイリは、自然が回復してきています。

鳥や動物が、チェルノブイリに戻ってきているからです。



人間が住むことができなくなり四半世紀。

チェルノブイリは、豊かな森へと変貌しているのです。


そのことをわたしに、教えてくれた一冊の本。

それは、メアリー・マイシオ(Mary Mycio)著

『チェルノブイリの森』(NHK出版)でした。



CIMG7672.jpg

(『チェルノブイリの森』の本



彼女は、ウクライナ系アメリカ人のジャーナリストです。

メアリー・マイシオさんは、高濃度に放射能に汚染されている

チェルノブイリのゾーンに入り、取材活動をしました。


その彼女が見たものとは...

それは、人間が住むことができなくなったチェルノブイリには、

多くの動植物が生息する、豊かな森へと変わっていったことです。



特に、彼女の著書の中で、わたしが興味があった

野鳥たちの話を少し紹介いたします。


かつては、ヨーロッパ各地で見ることが出来たクロライチョウ。

そのクロライチョウは、このチェルノブイリに常巣地を作っています。


ダイサギの卵が、1997年に確認。

ダイサギたちの常巣地になっています。


鵜(ウ)も1988年には姿を見せ、数千羽のコロニーを形成しています。


ゴイサギは、1999年に初めて確認。


その他の鳥として、


ハシボリヨシギリ


ヨーロッパでは珍しい鳥シロガラ


猛禽類のオジロワシ


フクロウの一種コミミズク


ハヤブサの一種チョウゲンボウ


石棺からはワシミミズク


野鳥観察家の目撃情報によると、250~280種の野鳥たちが生息。

希少種が40種ほどいるそうです。


そして、このチェルノブイリは、

50万羽の渡り鳥の渡りのルートになっています。


でも、この鳥たちの楽園にも危険があります。

事故の8年後の1994年。

ウタツグミの筋肉と骨から、

セシウム137ストロンチウム90が検出されました。


2003年のシジュウカラの巣の調査によると、

巣の4つに1つは、雛が巣立たなかったという結果になりました。

対象群の鳥と比較しても多かったです。


放射性ストロンチウムは、カリシウムに成りすまして、

卵殻に集中したからでもあります。


つばめからも変異体が確認されています。

顔の一部が白くなったり、、あごに赤くなっていなかったりしていたからです。

羽毛を赤くする有機色素のカロチロイドの代謝が

放射能の影響を受けたと考えられます。


人間が去ったことで、自然が回復したチェルノブイリの森。

数多くの鳥たちは、戻ってきました。

しかし、人間によって汚染された森には、

鳥たちは、何も知らずに今も、生息し続けているのです。




(参考文献)

『チェルノブイリの森』(NHK出版)2007年

メアリー・マイシオ著 中尾ゆかり訳







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[2011/05/21 07:58] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(4) |
デンマークとドイツのカラス!
カラスと言うと、黒を連想します。

町の中では、口ばしが太いハシブトカラス。

自然や豊かな農村地帯では、ハシボソカラスを見かけます。


しかし、デンマークで見たカラスは、黒と白。

頭と羽の部分が、黒色。

首周りとおしりが、白と灰色。


わたしは、今まで、このようなカラスを日本では、見たことがありませんでした。


CIMG3886.jpg

(デンマークにいた、白黒のカラス!


この写真は、デンマークのミゼルファート駅で偶然見つけ撮影しました。


鳥の図鑑で調べてみると、この写真にちょっと似たカラスがいました。

コクマルガラスというカラスです。


頭部、羽、尻尾のところが黒でその他の部分は白色です。

日本では、このコクマルガラスは、冬鳥でおもに九州地方で見られます。


わたしが、デンマークで見かけた同じようなカラスが、

ドイツのベルリンにもいることが分かりました。


このduck4のブログにも貴重なコメントを書いて下さっている

ベルリン在住の「太巻きおばばさん」のブログにも

このカラスのことが掲載されていました。


デンマークで見たカラスと同じカラスが、ドイツにもいることがわかりました。


正式な名前がわかりませんが、このカラス。

ヨーロッパでは、よく見かけるカラスなのかもしれません。


CIMG3887.jpg


(ミゼルファート駅のプラットホームにいたカラス




(参考文献)

『ひと目でわかる野鳥』中川雄三監修 成美堂出版

(参考ブログ)

『ベルリンおばばの独り言』(太巻きおばばさんのブログ)2011年5月17日記事より







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[2011/05/20 07:15] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(10) |
マガモ!

昨年、わたしは、一冊の本と出会うことができました。

わたしにとっての、ベストセラーの本のひとつになりました。


その本のタイトルは、『アヒル飼いになる』(誠文堂新光社)と言います。

言うまでもなく、アヒルの飼い方について書かれた本です。


このブログでは、アヒルに関すること。

カモに関することを書くときの参考にしています。

これからも、紹介するかと思います。


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(つがいのマガモ

これは、恐らく、マガモだと思います。

このつがいのマガモは、デンマークの島に行ったときに撮りました。

5月頃だと思います。

ちなみに、首がみどり色なのがオス。

茶色っぽいのがメスです。


CIMG3408_convert_20110514074510.jpg

(どこに行くのかマガモさん


すると、畑の上をチョコチョコと歩いていくつがいのマガモを発見。

どこに行くのでしょうか?

デートの真っ最中なのか?

麦畑の上を歩いていきました。


CIMG3409_convert_20110514074852.jpg

(麦畑のマガモさん


マガモは、繁殖をする時だけつがいになります。

そして、メスが卵をあたため、子育てをします。

約10個ぐらい卵を産みます。


孵化までの期間は、約28日

ヒナがかえると、その日から泳いだり、食べ物を食べたりできます。


約60日ほど母鳥と一緒にいるそうです。


春から初夏にかけては、鳥たちは、子育て真っ最中の季節になります。






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[2011/05/14 08:13] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(4) |
「あひる」でなくて「あいがも」!
「動物ふれあいランド」という住宅展示場の新聞広告がありました。

そこには、なんと「あひる」が。

家を買うつもりはありません。

でも、「あひる」を見たさに、早々に、住宅展示場に行きました。


すると、そこにいたのは、「あひる」(家鴨)でなく「あいがも」(合鴨)。

少々がっかり。


CIMG7629.jpg

(ゲージの中には、「あいがも」と「カメ」がいる)


でも、しばらく「あいがも」の行動を観察。

写真も撮りました。


CIMG7630.jpg

(メスのあいがも


あいがもは、ゲージの中を歩き回ります。

それも、私たちが小走りしないと追いつかない速さでです。

じっとしていません。

結構、せわしなく、行動していました。


CIMG7632.jpg

(オスのあいがも


写真を撮るのも大変です。

番のあいがもなのでしょうか。

時折、寄り添う場面も見られました。


CIMG7627.jpg

(番でいるあいがもたち


なんとも、いとおしい光景です。

しかし、オスのあいがもが羽を広げました。

たぶん、興奮していたので、リラックスしたかったのでしょう。


CIMG7633.jpg

(羽を広げるオスのあいがも


あいがもは、あひるに比べ、警戒心が強いそうです。

追いかけられると、あいがもは、逃げてしまいます。


(参考文献)

『アヒル飼いになる』 誠文堂新光社 宮永弥生 2010年7月






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[2011/05/07 08:35] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(2) |
鳥たちの避難所!
「ダイサギ」(大鷺)というコウノトリ目サギ科の鳥は、

湖、沼、湿地、干潟などで、生活をしている水鳥のひとつです。


この「ダイサギ」は、ほとんどの時間を木の上に止まって

生活しています。

そして、時折、ダイサギは、お腹がすいた頃に、

水辺に降りて、魚を捕って食べていました。


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(蒲生干潟の松林にいるサギたち)


その光景は、太平洋に面した仙台新港と七北田川の間、

仙台市宮城野区に水鳥たちの楽園。

蒲生干潟では、見られました。


毎日のように、「ダイシギ」たちは、木々に止まって、

そして、お腹がすいた頃には、餌を捕って、

干潟で生活をしていました。


CIMG5696.jpg

(大震災前の蒲生干潟)


しかし、そのような平穏な生活も、

2011年3月11日に起きた大津波により、

ダイシギ生活圏は、なくなってしまったのです。


わたしは、大震災の約2週間後。

ダイシギたちが生活をしていた蒲生干潟に行きました。

すると、そこには、かつてあった松林は、

跡形もなく流されていたのです。


そして、そこには、ダイサギはいませんでした。


CIMG7276.jpg

(大震災後の蒲生干潟の様子)


わたしは、思いました。

どこに、ダイサギたちは、飛んでいってしまったのであろうか?



約50日以上たったある日のこと、

ダイサギたちは、蒲生干潟から3キロ以上離れた、キリンビール工場を

囲む木々の上にいるのではありませんか?


わたしは、ここでこれだけのダイサギを見たのは初めてです。


恐らく、大津波により蒲生干潟からこのキリンビール工場の緑地帯に

避難してきたのではないでしょうか。

ダイサギたちは、20羽以上の集団で生活していました。


CIMG7568.jpg

(震災後キリンビール工場にいたサギたち)


あるダイサギは、地面に降りて餌探し。

また、あるダイサギは、木の上に止まって、日向ぼっこをしていました。


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(餌を探す2羽のサギ)


CIMG7571.jpg

(木にいるサギ)


大震災前の生活に戻ったかのようです。

ただ、ダイサギたちに、足りないものはがあります。

こには干潟がないので、魚を捕ることができません。


これは、わたしの推測ですが、

このキリンビール工場の緑地帯は、

彼らにとっての「避難所」のようなところだと思いました。


わたしは、ダイサギたちから、どんな自然環境の中でも、

生き抜く力を教えられました。


被災してダイサギたちは、また、新たな新天地で生活を始めたようです。







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[2011/04/30 07:20] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(2) |
満開の桜とハクチョウたち!
サクラが満開のとある日。

仙台市宮城野区、泉区を流れる七北田川を

バードウオッチングの定点観測をしました。

実を言うと、昨年も同じ時期にこの堤防沿いを歩いています。


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(田子地区と高橋地区を結ぶ橋


目の前に橋が見えてきます。

この橋は、仙台市宮城野区田子地区と多賀城市高橋地区を結びます。

3月11日の東日本大震災により、橋は通行止め。

工事をしていました。

ちょうど太平洋の河口から約7キロほど離れたところです。



CIMG7455.jpg

(羽づくろいする1羽のハクチョウ


すると、この橋の手前で1羽のハクチョウを発見。

ちょうど羽づくろいをしている最中でした。

ハクチョウを含め、鳥たちは、羽を手入れしなければなりません。

なぜなら、羽が汚れていたり、寄生虫がいると、飛べなくなるからです。

鳥たちにとっては、大切なお仕事のひとつなのです。



CIMG7464.jpg

(1羽のハクチョウ


巣を作るのに適した茂みのある場所に

1羽のハクチョウがいました。

でも、巣はまだありません。

けがをして飛べなくなったハクチョウの中には、

日本で子育てをする鳥もいます。

果たして、このハクチョウは、渡りをせずに日本に留まるのでしょうか?



CIMG7471.jpg

(異臭をはなっている魚の死骸


しばらく、上流に向かった歩いていくと、

何か腐った臭いがしてきました。

土手に下りてみると、1匹の死んだ魚を発見。

これは、わたしの推測ですが、震災後の大津波で、

河口から8キロ先のこの多賀城市付近まで、津波が到達したのでしょうか!


そう思ったのも宮城県北部を流れる北上川で、津波が海から上流にむかって

流れ込んだからです。


この七北田川でも下降から5キロ離れた、国道45号線の橋まで、

家が流されていました。


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(土手に咲いている満開のサクラ


ちょうど、満開のサクラ。

昨年は5月初めまでサクラを楽しむことが出来ました。

今年は、開花が例年並みだったので、まもなくサクラは、

散り始めることでしょう。

隠れたサクラの観賞スポットらしく、地元の人が、

来ていました。



CIMG7477.jpg

(満開のサクラ並木と東北新幹線

4月25日に地震後ストップしていた東北新幹線。

仙台・東京間が開通しました。

まだ、仙台・一ノ関間は不通ですが、まもなく開通の予定です。

東北新幹線が、七北田川にかかる橋梁を回送運転中。

利府には新幹線の車両基地があるからです。


CIMG7478.jpg

(サクラの花びら


昨年もゴールデンウィーク頃に来ました。

そのときには、約20羽ほどのハクチョウたちがいました。

そして、今年は、定点観測を目的にまた、来てみました。

すると、今年も、数羽のハクチョウたちがいました。

午前中に観察したので、他のハクチョウたちは、餌を探しに

行っていたかも知れません。


CIMG7475.jpg

(数羽のハクチョウたち


そして、土手には、3羽のハクチョウが、餌を探していました。

3羽は親子でしょうか。

1羽は、まだ灰色の毛があるので、昨年生まれたハクチョウです。


CIMG7488.jpg

(餌を探している3羽のハクチョウ


一般的に、親子は、春先に親離れ、子離れをします。

なぜなら、親鳥は、繁殖をするからです。

ハクチョウのカップルは、シベリアへ渡りをするのも急いで、

飛んで行きます。

5月から6月は、卵を産むのに適しているからです。

えさも豊富にあります。



まだ、仙台にいるハクチョウたちは、ゆっくり渡りをするのか、

それとも、ここに留まるのか、わかりませんが、これからも

バードウオッチングをしていきます。






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[2011/04/26 08:13] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(2) |
コウノトリが宮城県に飛来!
コウノトリと言えば、

幸せを運んで来る鳥。

赤ちゃんを運んでくる鳥。

と、日本のみならずヨーロッパでも、そう言い伝えられているようです。


宮城県の地元新聞(河北新報)によると、

今月14日。

宮城県の南部丸森町に、2羽のコウノトリが飛来しました。

そのうち一羽のコウノトリは、雄で、

2009年に豊岡を巣立っていきました。

足環より確認されています。

そして、もう一羽のコウノトリは、性別を確認できませんでした。

恐らく、野生のコウノトリのようだそうです。



日本では、1971年に、繁殖していたコウノトリは、絶滅。

時折、コウノトリの飛来は、確認されていました。


そして、兵庫県豊岡市では、人工繁殖をしコウノトリを、自然に帰そうと

する計画を立てました。


2005年に、人工繁殖をしていたコウノトリを放鳥をしました。

2007年には、野生の中でコウノトリのひなが育ったそうです。



コウノトリは、日本では冬鳥です。

おもに低湿地、沼、池、田んぼ、干拓地などの生息をして、魚や両生類を

食べています。


大震災により、わたしのバードウオッチングの定点観測のひとつ。

蒲生干潟も失われてしまいた。

チョウシギなどの水鳥もいなくなってしまいました。


そんな中、コウノトリの宮城県への飛来は、

震災後の希望と幸福をもたらす使者になってくれればと願っています。



CIMG7406.jpg

(河北新報 2011年4月18日づけ記事より)


(参考文献)

・『ひと目でわかる野鳥』 中川雄三著 成美堂出版。

・『河北新報』2011年4月18日記事より。





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[2011/04/21 08:28] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(2) |
震災後のハクチョウの定点観測!
震災の10日後。

わたしの、バードウオッチングの定点観測の一つ。

七北田川にかかる国道45号線の橋付近に、

行きました。


震災前の3月11日以前に、観察したときには、

60羽以上のハクチョウたちが、浅瀬や川岸にいて

羽を休めていました。


午後になると、餌場から戻ってきたハクチョウたちが、

羽づくろいをしたり。

お日様にあたり昼寝をしていたり。

それから、人々が、パンくずをまくと

ハクチョウたちは、堤防の近くまで寄って来て、餌を食べ始めていました。



しかし、震災10日後に、観察をしたときには、

5羽のみのハクチョウが、その七北田川の浅瀬にはいました。


CIMG7170.jpg

(浅瀬にいるハクチョウたち


他のハクチョウたちは、どうしたのだろうか?

恐らく、北へと飛び立っていたのではないか。

と、私は思いました。


わたしの好きな本のひとつに、『鳥たち旅』(NHK出版)があります。

その著者、鳥類学者の樋口広芳さんは、

以前にも、このブログで紹介したことがありますが、

ハクチョウに発信機をつけて、渡りのルートを追跡調査をしました。


樋口さんが調査したハクチョウは、青森県、北海道、樺太、

カムチャッカ半島まで渡り、そこで巣をつくり、

子育てを開始するとのことでした。

その追跡調査によると、

日本からシベリアに向けて、約1ヶ月半ほど掛けて渡りをしました。


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(昼寝や羽づくろいをするハクチョウたち


逆算すると3月中旬に仙台の七北田川に越冬中の多くのハクチョウたちが、

日本の中継地点に飛び立ったことも考えられます。


わたしが、岸壁に降りていくと、

5羽のハクチョウが近づいてきました。


恐らく、ハクチョウたちは、わたしが餌を持っていると思ったのでしょうか?

しかし、わたしが餌を持っていないのを知るやいなや、ハクチョウたちは、

わたしから、離れていきました。


ハクチョウたちは、条件反射として行動したようです。


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(こちらに近づいてくるハクチョウたち






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[2011/03/27 06:16] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(0) |
ハクチョウたちの餌場!
ハクチョウたちの餌場は、田んぼです。

日が昇ると、ハクチョウたちはねぐらから、餌場に向けて飛び立ちます。

おもに、日中は、餌場で過ごします。

おそらく、根や茎を食べています。

ハクチョウは、体重が10キロぐらいになるので、

かなり食べることでしょう。


CIMG7068.jpg

(えさを探すハクチョウたち

CIMG7100.jpg

(新芽を食べているのでしょうか?


そして、満腹になると、田んぼを離れ、再びねぐらに戻ります。


まもなく、ハクチョウたちは、シベリアに向けて、北寄航に旅たちます。

その長旅の準備のため、いっぱい餌を食べていることと思います。


たまたま見つけたハクチョウたち。

田んぼに舞い降りたハクチョウたちは、100羽ぐらいいたでしょうか?

農道が、ハクチョウの歩行者天国になっていました。


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(田んぼ一帯にいたハクチョウたち


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(満腹になり農道に座りこむハクチョウ!?


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(ハクチョウの歩行者天国






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[2011/03/10 07:10] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(0) |
鳥の指標!
鳥の中では、賢い鳥は、何だろうか?


よく言われるのは、カラス

カラスは、固い実を道路に置いて、自動車がその上を走り、

割って、出てきた実を食べたりします。


わたしは、最近、片っ端から、鳥に関する本を読みあさっています。

鳥に関することを調べていくことで、今まで知らなかったことが、

知ることが出来、とても楽しいからです。

当然、新たな発見もあります。


後日、触れたいと思いますが、

例えば、

「なぜ鳥は、春になるとさえずるのか?」

「なぜ、渡り鳥は渡りをするのか?」

など、など、わたしにとって、鳥に関する疑問は、尽きない限りです。


話を元に戻しますが、

「どの鳥が賢いのか?」

という私の疑問の手がかりとなった本がありましたので、

ここで紹介いたします。



アドルフ・ポルトマン著

『鳥の生命の不思議』(どうぶつ社)


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(『鳥の生命の不思議』の本)


この著者のアドルフ・ポルトマンは、スイス生まれの動物学者(1897-1982年)です。

他の鳥との賢さ比較するために、あるひとつの指標があることを

その本の中では、紹介していました。


わたしには、難しいすぎて、十分に説明できませんが、一言で言うと、

次のようなことになります。


「前脳の発達度をあらわす指標」

を用いるそうです。


そのわけは、他の動物とも前脳の部分は、あまり相違がないから、

容易に、比較できるからだそうです。


その「前脳の発達度をあらわす指標」によると、

指標が低い鳥は、2.5~3.0

指標が高い鳥は、25~30

になります。


哺乳類の場合は、へびの1.8から人間の170までになるそうです。


ちなみに、参考まで、鳥たちの、「前脳の発達度の指標」は、次のようになります。


キジ(3)

ツバメ、ヒタキ(4~5)

サギ、ハト(5)

ハクチョウ、カモ(5~6)

ムクドリ、シジュウカラ(7~8)

タカ、ワシ(8~9)

ペンギン(9)

ペリカン(12)

カラス(19)

インコ(27)

フクロウ、キツツキ、カラス(12~28)


この指数は、鳥の頭の良い、悪いをあらわす指数ではありません。

脳の構造をあらわす指標であると、著者のポルトマンさんは指摘していました。


でも、鳥の脳に関することは、まだまだ解明されていなく、

未知の部分も多いとも言っています。


人間の言っていることを物まねするインコ。

インコは、おしゃべりする鳥もいます。

渡りをする鳥、ハクチョウやカモもいます。


一概に鳥と言っても、奥がとても深いですね。

また、本で鳥について調べたくなり、ブログで紹介していきたいと思っています。






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[2011/03/06 09:08] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(0) |
コブハクチョウのポーズ!
羽を半開きして浜辺を歩いているコブハクチョウ

こちらを、少し威嚇しているようです。

もし首を伸ばし、口ばしでつっかれたら大変です。


これが、子育ての時期ならば、噛み付かれていて、

けがをしていたかもしれません。


こんなに近くでコブハクチョウを撮影すると、表情まで伺う知ることができます。

どことなく無表情なコブハクチョウ。

すまし顔してポーズを決めているようです。


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(ポーズするコブハクチョウ:撮影場所デンマークとドイツの国境付近






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[2011/02/28 07:28] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(0) |
大人のコブハクチョウの餌探し!
水辺から浜辺へと羽を半開きしながら、

お尻を振りながら、

歩いてきたコブハクチョウ


2本の水かきで全体重の10キロ以上を支えるから

コブハクチョウの脚力は、丈夫なのでしょうか。


ちなみに、マガモを改良して家禽となったアヒルは、

約6キロぐらいの体重になります。

アヒルの場合は、歩くときに、重い体重をで脚で支えなければなりません。

そのため、アヒルは、足の障がいの病気になりやすいとのことです。


コブハクチョウは、アヒルよりも数倍重いので、

走行時の足への負担は、かなりのものだと推察いたします。


CIMG1149_convert_20110222212639.jpg

(羽を半開きして近づくコブハクチョウ

すると、一羽の大人のコブハクチョウは、何かに反応して止まりました。

何かを見つけた様子です。

一瞬、静止すると

突然、動き出しました。


CIMG1150_convert_20110222212823.jpg

(首を下げたコブハクチョウ

コブハクチョウは、地面に口ばしをつけました。

そして、何かをくわえました。


CIMG1152_convert_20110222213105.jpg

(口ばしを地面につけたコブハクチョウ

大人のコブハクチョウは、パン屑を見つけ、口ばしでくわえて、

食べ始めようとしています。


CIMG1151_convert_20110222212944.jpg

(パンを食べようとしているコブハクチョウ


野生の鳥は、警戒心がとても強いです。

特に、コブハクチョウたちも例外ではなく、産卵、孵化、そして巣立ちの時期は、

とても警戒心が強くなります。


ハクチョウに襲われて、大けがをしたという人もいるくらいです。

それは、子どもたちを守る、親としての防衛反応のようなものなのです。



撮影したのは、3月くらいです。

まだまだ、餌は足りないはずです。

コブハクチョウたちは、人間の生活圏に入り、餌を探します。

コブハクチョウたちも、自分たちの種を守るために、

生きるためには、人間との共存を図からざろうえない

のかものかもしれません。






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[2011/02/27 07:57] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(2) |
幼鳥のコブハクチョウの餌探し!
観察していると、幼鳥のコブハクチョウが浜辺を歩いていました。

その幼鳥のコブハクチョウは、警戒心を持たずに、

わたしのいるところまで、近づいていました。


幼鳥のコブハクチョウは、何をするのだろうか?

と思い注意深く観察していました。

よく浜辺を見ると「パン屑」がまかれています。

すると、幼鳥のコブハクチョウは、「パン屑」がお目当てだったのです。


古今東西、デンマークでも、国鳥であるコブハクチョウに、

餌を与える人はいます。

この写真は、デンマークとドイツとの国境近くの海。

デンマーク側で撮影したもです。


恐らく、このコブハクチョウは、この場所を餌場としているのでしょう。

一般的に、ハクチョウは、日中に餌場でえさを探し、夕方になると、

ねぐらに戻る生活パターンを送っています。



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(餌を求めている幼鳥のコブハクチョウ





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[2011/02/26 07:40] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(0) |
「おしどり夫婦」のコブハクチョウ!
2羽のコブハクチョウはつがいでしょうか?

この2羽のコブハクチョウは、いつも寄り添っていました。


ハクチョウの夫婦は、とても仲の良い鳥のひとつです。

一度求愛すると、一生、愛し続けるそうです。

ハクチョウは、一生涯が別れることなく、夫婦でいる鳥のひとつです。

実をいうと、ハクチョウは、「おしどり夫婦」なのです。

それから、ツルも同じような行動をとります。


つがいのハクチョウは、子育てを一緒に行います。

メスとオスが交互で卵を、孵化するまであたためるそうです。

コブハクチョウも、イクメンパパぶりを発揮します。


まるで、一般的なデンマーク人の家庭のようです!?

デンマークでは、コブハクチョウの夫婦と違い、多々例外もあるようですが!



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(つがいで餌をほおばるコブハクチョウ






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[2011/02/24 07:40] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(0) |
まもなく巣立ちのコブハクチョウ!
ハクチョウは、飛ぶ鳥の中でも最も大型の鳥のひとつです。

体重は、10キロ以上になるそうです。


ハクチョウは、5月ごろに巣をつくり、卵をあたため初め、

孵化するのに、約42日かかるそうです。

ハクチョウたちが孵化すると、ヒナたちはすぐに活動をします。

自分で餌をさがしたりもします。


わたしは、近づいて撮影したコブハクチョウ。

このコブハクチョウは、3月くらいに撮影したので、まもなく

孵化してから、少なくとも10ヶ月近くになっているはずです。

少し灰色の羽が残っていますが、

もう親のからだの大きさと変わらないほどです。


まもなく、親のコブハクチョウは、巣作りの時期です。

子どものコブハクチョウは、まもなく巣立ちの季節を迎えます。



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(上の写真:子どものコブハクチョウ)
(下の写真:親のコブハクチョウ)






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[2011/02/23 07:43] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(0) |
飛んでいるハクチョウ!
我が家から歩いて、10分ほどのところに七北田川があります。

その川には、毎年のように、ハクチョウさんたちが飛来します。


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(着水したハクチョウ


国道45号線の橋のそば。

現在、下水道の補強工事のため、

必ずしも越冬地としては、うるさくて良い場所ではないように思われます。

でも、ハクチョウたちは、川から中州に上がり休んでいます。

時折、地元の人が、ハクチョウたちにえさを与えるからでしょう。

約60羽から100羽ほどが越冬しています。


わたしは、着水するハクチョウを撮るため、待っていました。

すると、ハクチョウさんたちがやってきました。

この6羽のハクチョウは家族でしょうか?

ちなみに、ハクチョウは、家族単位で、日ごろから行動するそうです。

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(旋回をし始めたハクチョウたち

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(ランディング開始



川の方角から太平洋の方角に飛んでいたハクチョウたちが、

急遽、向き旋回しました。


恐らく、ハクチョウたちは、七北田川にかかる橋が邪魔で旋回しているのか。

それとも風向きの影響で旋回したかはわかりません。


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(ランディング


その後も、何羽かのハクチョウたちが、着水をこころ見ていましたが、

一旦、ハクチョウたちがいる場所を通過して、

海方向からの着水でした。

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(着水


ハクチョウは、飛ぶ鳥の中でも大きいので、野鳥のスズメより、写真が撮りやすいです。

しかし、やはり、飛んでいる鳥を撮るのは、難しいです。

どのような飛行ルートを飛ぶのかを予測しなければなりません。


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(飛んでいる2羽のハクチョウ

ちょうとハクチョウさんはピンボケ写真になってしまいました。

しかし、飛んでいるハクチョウを撮ることは、いつシャッターチャンスがあるか、

そのタイミングをはかる緊張感があります。






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[2011/02/11 07:52] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(0) |
賢いカラス!
カラスは、鳥の中でも、賢い鳥のように思います。


その例として、カラスは、硬い殻の木の実を割ることが出来るからです。

それも、自分の口ばしで突っつくことなく。

人間の力を借りて、硬い木の実を割ります。


あるカラスは、道路に硬い木の実を置きます。

そして、木の実の上を、車が通り過ぎるのを待ちます。

通過して、実が割れると、カラスは、その木の実を食べるのです。


これも、テレビで見たのですが、

カラスは、燃えている火を、全く恐れないところがあります。

つまり、カラスは、火も使える鳥なのです。


そのテレビで紹介されていたカラスは、お寺にお供えられていた、ろうそくを、

口ばしで加えて、どこかに持って行きました。


解説によると、カラスは、ロウの油が、好物だったとのことでした。


そのカラスですが、ロウソクを持って行くということは、思わぬ出来事に発展します。

それは、草木を焼く火事が、多発したことです。

当初は、放火によるものではないかと、疑われました。

しかし、よくよく観察していると、カラスの仕業だったのです。


カラスは、火がついたロウソクを落ち葉の中に隠したです。

それが、落ち葉に引火して、火事になりました。


カラスは、道具も使えます。

そして、火も使えます。


そのカラスの賢さを証明するもうひとつの根拠は、カラスの脳の大きさにあります。

カラスとハトの脳の大きさと比較すると、カラスの方が、断然、大きかったです。


これからもカラスが、鳥の中でも、賢いことが証明されることと思います。


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(カラス・イメージ写真)






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[2011/02/10 09:23] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(0) |
毛づくろい!
ハクチョウさんたちにとって、大切な仕事のひとつに、

毛づくろいがあります。


それは、羽をきれいにするためです。

すべての鳥に共通することですが、

羽が汚れると、寄生虫がつきます。

そして、羽を傷めてしまう原因になります。


羽が汚れていると、飛行には、よくありません。

羽の状態を良くてしておくためにも、必要なのです。


だから、ハクチョウさんたちは、口ばしを使い、入念に毛づくろいをするのです。


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(毛づくろい)


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(右のハクチョウさんは毛づくろい中)





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[2011/02/03 07:55] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(0) |
卵かけご飯
わたしは、「卵かけご飯」が大好きです。

そのわけは、卵を割って、ご飯に落とすだけで完成。

という手ごろに出来る料理。

だけではありません。

口の中にとろける、卵のまろやかさと食感が、好きだからです。


わたしの「卵かけご飯」の食べ方は、

まず初めに、ご飯の上に、醤油を掛けます。

そして、ご飯に少し醤油がかかったら、

次に、黄色の黄身の卵を落とします。


白いご飯。

非幾何学上に、流れる醤油の黒色。

満月のような黄身。

を眺め、そして、黄身を壊し、2から3回ほど、しかかき回さず、

ニワトリさんに感謝していただきます。


でも、ひとつ心配事があります。

それは、昨今の鳥インフルエンザの猛威です。


日本でも、私の知る限り、鹿児島県、宮崎県、愛知県の養鶏農家さんで

鳥インフルエンザにかかったニワトリさんがいました。


韓国の養鶏農家でも、鳥インフルエンザにかかったニワトリが

発見されています。


その鳥インフルエンザがひろがっている理由として、

夏の間に渡り鳥たちが、ロシアなどで常巣します。

その渡り鳥が、持ち込んだものと考えられています。


話を元に戻しますが、鳥インフルエンザの影響で、

卵の出荷が見合わせています。

物価の優等生と言われている「卵」。

今後の物価への影響が、心配される限りです。


報道によれば、今まで、鳥インフルエンザにかかった「卵」「肉」からの

感染は、報告されていないようです。






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[2011/01/28 09:17] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(0) |
「マナヅル」の渡り!
わたしの好きな本の一冊に、

樋口広芳著『鳥たちの旅』

という本があります。

ハクチョウ、ツル、サシバなどに、発信機を装着させ、

衛星の電波で追跡をするという、自然科学の研究が、書かれた本です。


その中で、鹿児島県出水に毎年、飛来する

「マナヅル」の渡りのルートについて紹介していました。


ロシア東部のアムール川付近で、3羽のマナヅルに発信機を装着。

そのうち2羽の「マナヅル」は中国東北地方を南下。

北朝鮮を南下。

38度線の国境を越え、韓国へ。

韓国から、対馬海峡を超え、九州北部に上陸。

そして、越冬地の鹿児島県出水に、到着しました。


(マナヅル・White naped Crane)

このマナヅルは、中国東北地方で繁殖。

半数が、鹿児島県の出水に、越冬します。

マナヅルは、日中家族単位で生活をし、夜中には、個体全体で生活を共にします。

食べ物は、魚や蛙などの動物を好みます。


今年の冬は、鳥インフルエンザの発生で、鹿児島県の出水にある、

観察場所は閉鎖されています。

それは、必要な措置だったと思います。

しかし、閉鎖措置をとっても、自然のウイルスには、人間は、無力。

周辺の養鶏農家で、鳥インフルエンザが発生してしまいました。


渡りのルートは、複数の国がまたがっています。

そのために、鳥インフルエンザが、これ以上拡大しないことを

願っています。

そして、来年こそは、出水でマナヅルたちのバードウオッチングが、

できることを希望します。





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[2011/01/27 20:14] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(0) |
鳥インフルエンザ!
日本では、鳥インフルエンザが、猛威を振るっています。

鹿児島県出水市の養鶏場では、鳥インフルエンザが発生。

ニワトリ8,600羽が、さっ処分されました。

近くには、ナベツルが越冬する、場所に近いところにありました。


また、宮崎県の養鶏場でも、鳥インフルエンザが、発生し、

ここでも、ニワトリが、さっ処分されています。


それから、愛知県豊橋市でも、鳥インフルエンザが発生。

この愛知県は、日本一の「ウズラ」の卵を生産しています。

この愛知県でも、鳥インフルエンザにかかったニワトリの影響で、

さっ処分されます。


冬になると多くの渡り鳥が、日本に越冬します。

特に、日本は渡り鳥にとっての通り道でもあります。


例えば、冬には、ハクチョウ、ツル、カモ類が飛来します。

そして、彼らは、田んぼでえさを食べます。

もちろん、糞もします。


もし、インフルエンザにかかっている鳥の糞からは、

1週間ほどインフルエンザの菌が排出されるそうです。

糞を媒介に、他の鳥たちにも、インフルエンザが、うつり、広がっていくのです。





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[2011/01/27 09:35] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(0) |
渡り鳥調査!
「第二回目の渡り鳥調査」が行われたというニュースがありました。

ラムサール条約に締結している、伊豆沼では、


ハクチョウ

カモ


が、例年よりも、越冬しているとのことでした。


その理由は、北日本や日本海側の大雪の影響のため、

気候が、比較的温暖な太平洋側の宮城県の伊豆沼に、

ハクチョウやカモが、越冬のために、集まっているのでは、

ないかと、分析していました。


次の渡り鳥の調査は、3月中旬を予定しているそうです。


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(えさに反応して集まってきたカモの集団)

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(伊豆沼周辺の田んぼで水田の中の食べ物を探すハクチョウたち


ちなみに、この写真は、昨年の2月に、伊豆沼に行って撮影したものです。




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[2011/01/13 09:01] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(0) |
渡り鳥からインフルエンザの拡大!
鳥インフルエンザにかかった、コブハクチョウが、

富山県の高岡市のお堀で発見されています。

昨年の12月16日のことです。


この毒性の鳥インフルエンザにかかった

コブハクチョウは、すでに死んでしまっています。

そして、このお堀にいたアヒルまでもが、殺処分されました。

ウイルスの広がりを避けるためには、仕方がないこと、だったそうです。

しかし、「アヒル」好きには、とても、とても、残念なニュースでした。


以前、このブログで、樋口広芳著『鳥たちの旅』(NHK出版)を紹介しました。

この著者は、鳥類学者で、「渡り鳥」の研究をしています。


渡り鳥に、発信機を装着させ、衛星で、渡りのルートを解明しています。

著書の中では、ハクチョウ、鶴、サシバの渡りの例が、書かれていました。


その著者が、「オナガガモ」に発信機をつけて、渡りのルートを追跡したことが、

新聞記事に掲載されていたので、ここで、紹介します。


発信機をつけた「オナガガモ」は、北海道からロシアに渡っていったのが、

追跡調査で分かりました。

ちょうど、北海道のサロマ湖で、鳥インフルエンザに、感染した鳥と、

その「オナガガモ」が、一緒の時期にいたことも判明しました。


そして、「オナガガモ」の追跡から、鳥の渡りを通して、

鳥インフルエンザが、拡散されることが証明されたのです。


新聞によりますと、鳥インフルエンザは、感染した鳥の糞から、

水を介して、他の鳥にうつるとのことでした。

それが、ウイルスの拡散のメカニズムなのです。

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(オナガガモ)




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[2011/01/12 07:52] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(0) |
Bird flu (鳥インフルエンザ)!
The Enviroment Agency announced that the cranes, which came flying

at Izumi plains in Kagoshima prefecture died,

because of getting the bird's flu.

環境省は、鹿児島県の出水平野に飛来した鶴が、

鳥インフルエンザにかかって、死んだことを

報じました。


At the Izumi plains, the cranes have infected with a deadly poison

of the type of H5N1.

出水平野では、鶴たちが毒性のあるタイプのH5N1のタイプに、

感染してしまいました。


There is most famous area of crane's winter place in Japan.

Every year the cranes have come flying about more than 10 thousand birds

at the Izumi plains.

Therefore Izumi city is closing that we watch the cranes at the observatory.

The reason is that we must prevent the expansion of the bird's flu.

そこは、日本でも、鶴の越冬地として、最も有名なエリアです。

毎年、鶴が一万羽以上、出水平野に飛来してきます。

そのため、出水市は、私たちが鶴を見る観察小屋を閉鎖しています。

そのわけは、私たちが、鳥インフルエンザの感染拡大から、

避けなければ、ならないからです。


The cranes are threatened with extiction.

鶴たちは、絶滅の危機に瀕しています。


We are giving the cranes feed.

Therefore many cranes gather here, so we are worry about it.

Because the cranes concentrate in Izumi.

私たちは、鶴たちにえさを与えています。

そのため、多くの鶴たちが、ここに集まるので、私たちが、

それについて、心配しています。

なぜなら、鶴たちが、出水に集中するからです。



If the cranes had infected with the bird flu, many many cranes would have

expanded.

The bird flu spread, so many many cranes will die soon.

It's threatened with extinction for the cranes to concentrate on one point.


もし鶴たちが、鳥インフルエンザに感染してしまったら、多くの多くの鶴たちに

拡大してしまいます。

その鳥インフルエンザは、大流行して、多くの鶴たちが、まもなく、

亡くなることでしょう。

それは、一箇所に、集中する鶴たちにとって、絶滅に瀕する危機でもあります。




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[2011/01/11 09:30] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(0) |
コブハクチョウはデンマークの国鳥!
日本では、冬の使者であるハクチョウ。

10月ぐらいになると、シベリアから越冬のためにやって来ます。

わたしが、住んでいる仙台でも、多くのハクチョウを見ることができます。


空を飛ぶ鳥の中では、最も最大なオオハクチョウ。

体重は10キロにもなるそうです。


ハクチョウには、

大型の「オオハクチョウ」

小型の「コハクチョウ」

オレンジ色の口ばしに、こぶがある「コブハクチョウ」

口ばしが比較的黒い部分の多い「アメリカコハクチョウ」

がいます。


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(ティクオフしたばかりのハクチョウたち・ヘレネスにて)


デンマークでは、このハクチョウは、国鳥です。

数ある「ハクチョウ」の種類でも、厳密に言うと、

「コブハクチョウ」は、デンマークの国鳥です。


「ハクチョウ」は、デンマークでは、通年見ることができます。

ハクチョウが、巣をつくり、卵を温めている姿を、デンマークで見たことがあります。

わたしは、初めて、見たので、とても感動しました。

ヘレネスでも、春先に、子育てをしているハクチョウを見たこともあります。

冬にも、当然、デンマーク中で、ハクチョウを見かけます。


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(9月ごろにヘレネスで撮影した、飛んでいるハクチョウ)


アンデルセンの童話『醜いアヒルの子』にも、ハクチョウが登場します。

ハクチョウは、春に、アヒルの巣に卵を産み。

成長していく醜いアヒルの子。

実は、幼鳥のハクチョウです。


童話の題材に「ハクチョウ」が使われるので、デンマーク人にとっては、

とても身近な鳥のひとつなのだと、私は思います。



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[2010/12/22 13:02] | アヒル・白鳥・野鳥① | トラックバック(0) | コメント(0) |
プロフィール

duck4

Author:duck4
ニックネーム:ダック4(Duck4)
趣味:旅行、バードウオッチング(アヒル・ハクチョウ)
小著:『ヒュッゲの国からデンマーク流人生の楽しみ方』
(本の森出版)

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duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!

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