![]() 早朝、行くと、土手で休んで待っているミルクちゃん。
人なれしているのか、duck4には心を許してか、あまり動じません。 ちょうど、この時は、目の前で羽を大きく広げパタパタさせました。 ![]() よく見ると、抜けかかっている風切羽がありますが、 まだそんなに抜けていないようです。 ![]() (羽を広げるミルクちゃん!) ミルクちゃんは、チンさんよりも早く羽が生え始めたはず。 滞在組では一番乗りでしたが、 昨日のブログで紹介したのですが、 チンさんは一気に風切羽が向け落ちました。 しかし、 そのミルクちゃんの進捗度は、非常にゆっくりです。 ![]() (ミルクちゃん!) ところで、ツバメさんのヒナちゃんたちは、親鳥が来る気配がわかるのでしょうか。 巣で待っているヒナちゃんたちは、黄色のクチバシを一斉に開けて、 お迎えの挨拶をします。 ![]() ![]() (親鳥とクチバシを大きく開けるヒナちゃん!) ヒナちゃんたちは、真剣に親鳥へのアピールのおねだりをしますが、 ほんの数秒立ち寄ったのち、 また、飛び去ってしまいます。 ![]() 子育て中の親鳥ツバメさんの大変さを改めて知らされました。 ![]() ![]() (親鳥とヒナちゃんツバメさん!) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() チンさんですが、
例年並みに羽が抜け始めています。 ![]() ![]() (チンさん!) あの壊死した骨折している部位付近の筒状の羽が、 抜け始めているからです。 ![]() 古い筒状の羽軸の中を壊すように、 新しい羽が伸び始めます。 これが、約ひと月ほどかけて行われるのですから、 かなりの体力とエネルギーを費やされることは間違いありません。 ![]() (チンさんの骨折している古い羽も!) そして、翌日、見てみると、 壊死している筒状の古い羽は、完全に抜け落ち、 くろい地肌が丸見えになっています。 ![]() (抜け落ち完全に地肌が見えているチンさん!) よく、見てみると、 まだ、新しい羽軸が見えていないので、 換羽の始まりは、この日も確認できませんでした。 しかし、新しい羽が伸びてくるのもまもなくかと思われます。 ![]() (チンさんの羽!) そして、換羽は体力勝負なのか、 クズの葉っぱを食べていました。 このクズは、河川敷にはかなり自生していて、 6月から10月上旬まで見られます。 この時、チンさんは、葉っぱを丸のみしまた。 貴重な夏の食べ物のひとつになっています。 ![]() ![]() (クズの葉っぱを丸のみするチンさん!) 4羽のツバメのヒナちゃんたちが、 巣から顔を出して、親鳥が来るのを待っています。 ![]() まだ、アタマのあたりが産毛に覆われているので、 巣立ちは、もう少し先のようです。 もう間もなくすると、巣も狭くなることでしょう。 ![]() (4羽のツバメのヒナちゃんたち!) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 子育て中のツバメさん。
![]() ツガイで一生懸命にヒナちゃんたちのためにせっせと餌を運んできました。 何か気配を感じると、ヒナちゃんは、黄色いクチバシを大きく開けて待っています。 そして、親鳥がヒナちゃんに食べ物を与えます。 ところで、この巣の近くの電線に、カラスさんが止まった時のこと。 見つけるや否や、このツバメさんの親鳥たちは、体当たりでカラスさんを追い払いました。 それに、驚いたカラスさんは、さっさと飛び去ってしまい、 ヒナちゃんたちは難から逃れることができたのでした。 ![]() それから、この住人の方が、ツバメさんのヒナちゃんたちを守るために、 黒い鳥の形をした模型をぶら下げて、カラスさんよけをしていました。 巣をつくられると、撤去するヒトもいますが、 ここの住人は、なかなかできないことを実践され、 愛鳥精神の持ち主の方でほっとしています。 ![]() ![]() (ツバメさんの親鳥とヒナちゃん!) 話は変わりますが、 久しぶりにオスのオナガガモさんを見ました。 ![]() ルーちゃんの目の前を泳いでいきました。 遠くからだったので、マイクくんなのかわかりませんでしたが、 その確率が高いと思われます。 追いかけたのですが、すぐ姿を消して、 どこかに姿を消してしまいました。 ![]() (ルーちゃんの前を通過する2羽のオスのオナガガモさん!) 順調に換羽が進んでいるミルクちゃん。 ![]() 羽をバタバタさせると、風切り羽の一部がなくなっていました。 新しい羽軸が伸びてきて、古い羽を押し出したようです。 その休んでいたと思われる場所には、 薄緑色の糞も落ちていました。 おそらく、ミルクちゃんの落とし物だと思います。 次に会う時には、 もっと羽がスカスカな姿に変身しているに違いありません。 ![]() (風切り羽の一部が抜け落ちたミルクちゃん!) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 最初に、チンさんだけが、さっさと対岸へと泳いでいきました。
そして、しばらくすると、いつもとは違う鳴き方をしました。 それは、強く一声「コォ!」と。 それも15秒ごとに一回。 まるで、警戒を知らせるようでもあり、仲間を呼んでいるようでもありました。 ![]() ![]() (チンさん、斑ちゃん、ミルクちゃん!) 休息場所にしている浅瀬には、 何か、動物がいました。 おそらく、それを追い払うために、 3羽で協力して、取り囲みながら、警戒音を発していたようです。 ![]() (浅瀬にいる動物を取り囲む3羽!) このduck4の定点ポイントでは、 春から夏にかけてキツネさんが出没します。 以前にも、キツネさんがいて、 それを追い払うために滞在組のハクチョウさんたちは、水辺から取り囲んでいました。 ![]() (チンさんと動物!) この時は、最初に気づいてのがチンさん。 対岸にいるのが、目の周りが黒くて、体もふっくらしているので、 タヌキさんのようでした。 ![]() ある本で読んだことがありましたが、 震災前には、沿岸部にもたくさんいたようですが、 津波の影響で一時減り、また戻ってきたそうです。 ![]() (チンさんとタヌキさん!) 以前、キツネさんたちがうろついていた時には、 両羽を広げて、一生懸命に威嚇をしていた滞在組。 今回は、ただ取り囲み、警戒音を15秒ごとに発していましたが、 しばらくすると、斑ちゃん、チンさん、ミルクちゃんの方が、別な場所へと移動していきました。 ![]() これは、早朝のお話ですが、 夜には、私たちが知らいない動物たちが河川敷を闊歩しているので、 滞在組のハクチョウさんたちは、水辺にいて、あまり岸には近づかないのかもしれません。 いや、危険なので、近づいては欲しくないと思います。 ![]() ![]() (にらみ合うチンさんとタヌキさん!) ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() とても独特な模様をしている斑ちゃんのクチバシ。
![]() 今まで、あちらこちらで、ハクチョウさんたちを見てきましたが、 このような模様の仔は見たことがありません。 一度見たら、忘れられない、インパクトのある斑ちゃんです。 やはり、初めてであった頃は、 斑ちゃんは、コハクチョウさん!? いや、アメリカコハクチョウさん!!? と迷った時期もありました。 ただ、体の大きさは、オオハクチョウさんとほぼ同じ。 滞在組のハクチョウさんたちは、飛べないので、胸あたりの筋力がないせいで、 若干痩せては見えます。 ![]() (斑ちゃん!) ちょうど、この撮影した日は、 斑ちゃんのクチバシの一部が若干赤く化膿していたので、 気になりました。 数日後には、この赤い部分も小さくなっていったので、 よくなってきているようだったので、ちょっと安心でしました。 ![]() (赤く化膿しているような斑ちゃんのクチバシ!) ところで、茂みにいた鳥さんを撮影したら、 偶然、飛び去るホオアカさんが写っていました。 撮影に気づき、飛び去ったようです。 duck4の定点ポイントでは、4月ごろから8月ぐらいまでよく見かけます。 繁殖のためにやってきているのかもしれません。 ![]() (ホオアカさん!) ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() アドちゃん&ルーちゃんがいつも待っているところに、
1羽の片方の羽をケガしているカルガモさんが、 やってきました。 ![]() ここまで、広がっているということは、 完全に骨折していて飛べないのではないかと思います。 今シーズンに入ってから、 最近出会っていませんが、あのオナガガモくんのマイクくん。 また、オスのマガモくん。 そして、この仔の3羽目になります。 オオハクチョウさんのルーちゃんを入れると4羽です。 ![]() (羽をケガしているカルガモさん!) このカルガモさんですが、 この梅田川と七北田川の上流を行ったり来たりしているようで、 そちらでもよく見かけます。 泳ぎながら移動しているようです。 ![]() ![]() (片方の羽が傷ついているカルガモさん!) ![]() (アドちゃん&ルーちゃんと羽を骨折しているカルガモさん!) ところで、5月下旬だったと思いますが、 いつもの中州には、3羽のコチドリさんが飛んできていました。 お互いけんせいするかのように、 追いかけっこをしていましたが、その姿がなんとも滑稽に見えました。 ただ、本人たちにとっては、 何か意味ある行動だったに違いありません。 ![]() (コチドリさん!) おそらく、下流の干潟から、 コチドリさんたちは、餌を求めて、遊びに来ていたのでしょうか。 じっくりと、定点ポイントで観察を続けていると、 ふと、いつもと違う鳥さんにも出会えると、新鮮な気持ちになりました。 ![]() ![]() (コチドリさん!) 追伸! アドちゃん&ルーちゃんは、いつも一緒にいます。 ![]() ![]() 前を泳いでいるのがルーちゃんで後ろがアドちゃんです。 アドちゃんの方が、ルーちゃんへの想いが日に日に増しているのが、 duck4が見ていても感じます。 ![]() (前がルーちゃん&後ろがアドちゃん!) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() アドちゃん、ルーちゃんとは別に、
上流へと探しに行くと、斑ちゃん、チンさん、ティちゃんと、 土手にはミルクちゃんもいました。 ![]() ![]() (斑ちゃん、チンさん、ティちゃん、ミルクちゃん!) そして、duck4に気づいたからでしょうか。 皆、こちらへ向かって近寄ってきてくれました。 ミルクちゃんだけは、 duck4のみならず地元のヒトも散歩で歩く、 草ぼうぼうの小道を視線を下に向けるため長い首を曲げながら、 歩いてきました。 ![]() ![]() (歩いて来るミルクちゃん!) 側溝があるので、ハクチョウさんの足ではまたいで超えられないので、 しばし一時停止。 この後は、いそいそとコンクリートの土手を下って行き川へと戻りました。 いや、ハラハラドキドキさせられますが、 危険がないことを祈る限りであります。 ![]() ![]() (立ち止まるミルクちゃん!) ところで、5月ごろからよく見かける鳥さんにササゴイさんがいます。 この時は、ちょうど、水面にクチバシを伸ばし、 狩りをしようとしていました。 ![]() (狩りを試みるササゴイさん!) ただ、この仔は、疑似餌を使いませんでした。 七北田川に来るササゴイさんたちにはいないのかもしれません。 ![]() (ササゴイさん!) ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 今シーズンのミルクちゃんは、
骨折している側の羽の壊死が、 例年よりも早いような気がします。 ![]() 以前は、こうならなかったので、 お尻から油のようなものの尾脂腺が薄くなっているからでしょうか。 いつもならば、もう10日ほど過ぎると、 換羽を迎えるはずなので、 その兆候がすでに体に出ているのかもしれません。 ![]() (ミルクちゃん!) そして、ミルクちゃんのそばに飛んできた、 ムクドリさんがいました。 他の鳥さんたちもそうですが、子育ての時季。 いつもは群れているはずのムクドリさんは、 単独で餌探しをしているところを見ます。 ![]() (ムクドリさん!) そして、このムクドリさんですが、 ごくんと水を飲んでから、 どこかに飛んで行ってしまいました。 しかし、このムクドリさん。 アタマは黒いのですが、よく見ると羽が茶色っぽいようです。 いままで、ずっと黒いものだった思いこんでいました。 今年生まれた若鳥、それともメスのどちらかな。 写真からは、duck4は、正直、判断できませんでした。 ![]() ![]() (ムクドリさん!) ところで、七北田川では、キアシシギさんいます。 海から上流へと飛んできたようです。 何か、シギチさんがコンクリートの上で休んでるなあと思い、 撮影してみたらわかりました。 ![]() (キアシシギさん!) 5月ごろから、シギチさんたちを見かけるようになります。 鳴きながら、水面ギリギリを飛んでいます。 カメラを向けると、あっという間に通り過ぎて行きます。 ![]() (キアシシギさん!) 定点観察ポイントを決めて、 鳥さんたちを見ていると、この時季にはこんな鳥さんが現れるというのが、 だいたいですが、肌で感じられるようになってきました。 duck4にとっては、鳥さんたちの動きが、 カレンダー替わりになっています。 ![]() ![]() (キアシシギさん!) ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 中州で休んでいるアドちゃんは、
こちらを見ているようです。 黒い水かきを体の上においていますが、 この方が楽なポーズなのでしょうか。 ![]() (アドちゃん!) ところで、5月下旬になると、 上流から中州付近に戻ってきた5羽の滞在組。 これも例年のことなのです。 お腹がいっぱいなのか、ティちゃん以外はぢべた座りをしています。 また、ティちゃんは片足立ちで寝ていました。 ![]() (5羽の滞在組のハクチョウさんたち!) ところで、5月下旬に見かけた鳥さんで、 オスのホシハジロさんがいました。 北海道では、稀ですが繁殖するようですが、 居残っているということは、何かあったのでしょうか。 ![]() (オスのホシハジロさん!) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 七北田川では、コハクチョウさんたちが、越冬します。
しかし、数にして2割弱といったところでしょう。 現在、七北田川と梅田川には6羽のハクチョウさんたちが居残っています。 唯一のコハクチョウさんがティちゃんです。 ![]() ![]() (ストレッチをするコハクチョウさんのティちゃん!) ティちゃんは、2016年に滞在組の仲間入りをしました。 しかし、数か月ほどは、なかなか仲間入りもできず、 皆の周りを離れてくっついて泳いでいました。 群れでは、順番があり、仲間入りとなると、 どうしても一番下の順位に甘んじることになるからです。 ティちゃんが、仲間入りして、7羽になった滞在組。 その時には、オオハクチョウさん相手にいつも攻撃をしていた、 おちびちゃんというコハクチョウさんがいて、当然、この仔の方が順位が上でした。 ![]() (ティちゃん!) ティちゃんは、今は亡きハクチョウさんおばさんから「ふくちゃん」と呼ばれていました。 ただただ、本人は、自分に名前があって、その名前を意識しているのかは、 duck4には、まだわかりません。 姿を見て、反応しているのかもししれません。 ![]() ![]() (ティちゃん!) ティちゃんは、あまり鳴く声ではなく、 時々、「ポ!ポ!」とぼそぼそと低音で鳴くことはあります。 チンさんやアドちゃんのようにおしゃべりな仔ではなさそうです。 周りが、自分よりも体の大きなオオハクチョウさんの中で生きているからでしょうか。 ![]() (ティちゃん!) ティちゃんは、他のコハクチョウさんに比べ、若干ふっくらしています。 また、低空であれば50メートルほどなら難なく飛べます。 ただ、片方の羽をケガしているので上空に舞い上がることは不可能です。 ![]() (ティちゃん!) 第二の人生を滞在組の一緒に生きることを選択した コハクチョウさんのティちゃんは、いろいろ大変なこともあるようですが、 それなりに自分の居場所を見つけられたようにも思えます。 ![]() ![]() (ティちゃん!) ![]() ![]() ![]() ![]() |
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duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!
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