![]() 実を言うと、今シーズンの真冬に、
滞在組のハクチョウさんたちが、待ったりと過ごしていた場所の対岸で、 工事が始まることになりました。 それに驚いたのか、 この数日、ここに来ることを控えているようです。 来たとしても、すぐに去ってしまいます。 おそらく、重機の音や測量のために工事のヒトたちが、 出入りしているからかもしれません。 そして、ちょうどルーちゃんが姿を見せなくなったのも、 その時の重なります。 飛べないはずのルーちゃんですが、どこに行ってしまったのでしょうか。 上流にはいないとのことなので、 泳いで移動できる範囲であれば、 七北田川と梅田川の合流地点にでも行っているのではないかと思われます。 ![]() ![]() (早朝、姿を見せた斑ちゃん、チンさん、ティちゃん!) 週末、寒気が南下する影響でユキの予報が出ています。 サクラの開花は、4月に入ってからになりそうです。 そんな定点ポイントには、冬鳥のツグミさんがまだいます。 4月いっぱいは、まだ、居残ってくれるのかもしれません。 ![]() (ツグミさん!) ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() もう一週間以上、滞在組のハクチョウさんと行動しているルーちゃん。
![]() 特徴は、あの長くて細い首にあるオオハクチョウさんだと思います。 遠くから見ていて、その長さを実感します。 ![]() (細くて長い首のルーちゃん!) ただ、原因はわかりませんが、 ルーちゃんの首は、若干、曲がっているようです。 何かに衝突した瞬間に、そうなったのかなとも思っています。 ![]() (若干、曲がっているルーちゃんの長い首!) ところで、このルーちゃんですが、 この滞在組に仲間入りするときには、 必ず滞在組のハクチョウさんたちに追い回されたりするのですが、 今のところそんな場面を見ていません。 控え目な性格だからでしょうか。 それとも、ある程度経験を積んだ仔だから、 どう対処したら良いか慣れているのでしょうか。 そのあたりの処世術についてはルーちゃんに聞かないとわかりません。 以前、ロクちゃんというオオハクチョウさんが 6月にひょっこり現れた時には、5羽の滞在組のハクチョウさんたち。 その時は、斑ちゃん、チンさん、ミルクちゃん。 今は亡きコハクチョウのおちびちゃん。 昨年8月に突然姿を消したシンちゃんに追い回されて酷い目に遭いました。 しかし、その当時とメンバーも変わり、 比較的穏やかなアドちゃんと攻撃はしますが、 あのおちびちゃんよりはおとなしい性格のコハクチョウさんのティちゃんなので、 このルーちゃんが、すんなり滞在組の一員に受け入れられるのではないか。 と願っているduck4であります。 ![]() ![]() (ルーちゃん!) そして、ルーちゃん以外に居残りそうなのが、 羽をケガしているオスのオナガガモさんのマイクくんです。 ![]() 早朝行くと、カルガモさん、オオバンさんに混じって、 ひょっこりと姿を現してくれます。 出会えると、とてもほっとします。 この七北田川では、ハンディを持った鳥さんでも生きられる環境なので、 何とか、マイクくんにも生き抜いて欲しいと願っております。 ![]() ![]() (羽をケガしているマイクくん!) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 手前に座っているのはアドちゃん。
よく見ていると、お座りしていることが多い仔です。 ![]() ![]() (座り込んでいるアドちゃん!) 離れたところから見ていると、 じっと座っていました。 時々、目の前にある葦をクチバシで引っ張っていました。 食べているようではありませんでした。 ![]() (アドちゃん!) アドちゃんのお腹の下には、 枝やら枯草が敷き詰められていました。 ![]() 一瞬、これって巣。 と思わせものです。 ![]() (敷き詰められて枝に座るアドちゃん!) ところで、アドちゃんは今4歳。 ![]() もう立派な成鳥のオオハクチョウさんです。 お相手がいれば子育てをする適齢期のはず。 こうやって小枝や枯草を敷き詰めたところに座っているということは、 無意識のうちに、巣をつくりタマゴを温めているまねでもしていたのかなとduck4は思いました。 ![]() ![]() (まるでタマゴでも温めているようなアドちゃん!) 「チッ!」という鳴き声が茂みから聞こえてくると、 いつの間にか定点ポイントに現れるアオジさん。 日本では、北海道や本州中部以北で繁殖するそうで、 ここに居ついていることも十分に考えれます。 ![]() (アオジさん!) ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() ルーちゃんが来てから早一週間。
![]() どうやら、羽をケガしていたようです。 「いれば良いのに!」という願いが、 ルーちゃんにも伝わったのかもしれません。 ![]() 最近では、いつも一緒にいるようで、 滞在組の一員として見慣れてきました。 ![]() (5羽の滞在組&ルーちゃん!) とこで、定点ポイントには、 10羽以上のオオバンさんたちがいます。 ![]() (オオバンさん!) 陸に上がって歩いているので、 オオバンさんの足が見られました。 名前を調べると、弁足というそうです。 独特な形をしていました。 (オオバンさん!) 時々、 甲高い声で「キュ!キュ!」と鳴き声も聞くこともあります。 ![]() (オオバンさん!) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 早朝、行くと目の前で羽をバタバタさせることがあるチンさん。
![]() それは、他の滞在組のハクチョウさんもしてくれます。 おそらく、この仕草は、朝の挨拶。 「おはよう!」 とduck4に言っているかな。 と羽をバタバタされるたびに思って見ています。 ![]() ![]() (目の前で羽をバタバタさせるチンさん!) カンムリカイツブリさんが泳いでいました。 定点ポイントの七北田川でも時々見かけます。 ところで、撮影中に、水中に潜ることがあります。 魚でも探していたのでしょうか。 ![]() (カンムリカイツブリさん!) ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() アドちゃんの状態を図るバロメーターのひとつに、
鳴き声があります。 ![]() 「ク!ク!」と鳴くときは機嫌が良い時です。 しかし、「キャン!」と悲鳴のような声を上げる時には、 機嫌が悪いことが多いです。 ![]() (アドちゃん!) 骨折した部位の裏側の羽毛には 出血の後があったので、 もしかしたら、また、新しく伸びてきた羽が折れてしまったのかもしれません。 ![]() (アドちゃんの羽毛には!) こちらは、あの数日前からいるオオハクチョウさんのルーちゃんです。 ![]() 羽を広げると、骨折しているようには見えませんでした。 ただ、少し、ボサボサな感じを受けました。 ![]() (ルーちゃん!) 見る限り、飛べるか飛ばないかは、 判断はつきませんでした。 ![]() (ルーちゃん!) このルーちゃんですが、 近づくと、「ク!」と話してきてくれることがあります。 独りでやってきましたが、どこかヒト慣れしているオオハクチョウさんであるという 印象を受けました。 白鳥語が通じれば、 ルーちゃんには、次のようなことを言いたいと思っています。 「独りで旅立つよりは、ここには仲間がいるので居残ってみたら!?」 その質問に、ルーちゃんは、どのように答えてくれるのでしょうか。 今のところ、温かく見守るしかないduck4であります。 ![]() ![]() (ルーちゃん!) ところで、今、いるカモさんたちといえば、 大多数は留鳥のカルガモさんです。 渡りのカモさんでは、コガモさんが群れでいます。 ![]() おそらく、ここで越冬していたと思われます。 ![]() (コガモさん!) ただ、コガモさんは、警戒心が強く、 近くを通ったり、遠くから撮影すると、飛び去ってしまいます。 体も、カモさんの中では小さいので、ハクチョウさんたちと違って俊敏です。 ![]() (オスのコガモさん!) 例年だと、5月上旬までいてくれるので、 一番、最後にわたっていく冬鳥のひとつのようです。 ![]() (コガモさんの群れ!) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 砂押川で独りお留守番のオオハクチョウさん!
とある休日の昼下がり。 多賀城市内を流れる砂押川には、 1羽だけ、お留守番のオオハクチョウさんが浅瀬で休んでいました。 ![]() 他に、仲間がいなかったので、どうしたのでしょうか。 ![]() (浅瀬で座って休むオオハクチョウさん!) 例年だと、3月下旬から4月にかけて飛来組のハクチョウさんたちが居残っているのですが、 今シーズンは、暖冬だったこともあり、ほとんどが渡って行ってしまったようです。 帰りにまた通ってみると、 対岸に移動して羽をバタバタと広げていました。 七北田川では、今いるあのオオハクチョウさんのルーちゃんのように、 羽の状態が良さそうだったので、 まもなく、渡っていけそうな仔にも見えました。 ![]() (羽を広げる砂押川のオオハクチョウさん!) ただ、1羽だけなのは心配です。 ここは、周りにはマンション群も林立していて、 地元の方が、お世話しているところでもある場所なので、 ハクチョウさんたちにとっては居心地が良い場所なのでしょう。 しかし、もし1羽だけだったら、北へ戻れるのだろうか。 そんな、渡りのピークを終えて、やって来るハクチョウさんを見るたびに、 いつも心配になります。 確か、昨シーズンも羽がボロボロの幼鳥のオオハクチョウさんが、 たった独りで、この砂押川に居残っていたのですが、 いつの間にか姿を消してしまっていました。 ![]() ![]() (独りぼっちのオオハクチョウさん!) それから、住宅地を歩いていたら、 ツグミさんに出会いました。 結構、よく見かけます。 春の渡りに立ち寄っているのかなと思っているduck4であります。 ![]() (ツグミさん!) ルーちゃん&アドちゃん&マイクくん とある日の休日の夕方。 岸には、オオハクチョウさんのルーちゃんがいました。 ![]() そばで立っている、首が細くてとても長く感じました。 ![]() (オオハクチョウさんのルーちゃん!) そこに、対岸で休んでいたアドちゃんが、 近づいてきました。 ![]() ![]() (アドちゃん!) また、そばには、 あの羽をケガしているオスのオナガガモさんのマイクくんもいました。 ![]() (マイクくん!) ルーちゃんとアドちゃんは、 近くでしばし一緒に泳いでいました。 クチバシの模様が似ている2羽。 黒い斑点がなければ、間違えてしまうかもしれません。 ![]() (アドちゃん&ルーちゃん!) しばらくすると、滞在組がいる対岸へとアドちゃんは去って行きましたが、 ルーちゃんだけはそばに残ってくれました。 そんなルーちゃんは「ク!」と白鳥語で話しかけてきました。 思ったよりもヒト慣れしているようなオオハクチョウさんなのかなと、 その時、思ったduck4であります。 ![]() (話しかけてきてルーちゃん!) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 今シーズンは、暖冬だったとは言え、
飛来のオオハクチョウさんが、定点ポイントの七北田川には、 ひょっこり現れました。 ![]() よくよくこのオオハクチョウさんのバタバタ広げている羽を見ていると、 かなりボロボロの状態です。 ![]() (ボロボロの羽をバタバタ広げるオオハクチョウさん!) 正直、この羽の状態を見て、 よく、ここまで飛んで来られたと思います。 いや、仲間の群れから遅れてしまい、やっとこの七北田川にやって来たのかもしれません。 ![]() (かなり羽の状態が悪いオオハクチョウさん!) また、首にもリング状に羽毛が薄くなっているところもあります。 このような症状は、あの滞在組のチンさんに見られます。 ![]() (首の羽毛が薄くなっているオオハクチョウさん!) こんな状態で、これから独りで旅を続けられのか。 見ていて心配になりました。 そこで、duck4は思ったことは、 「ここに居残れば良いのに!?」 と心の中で叫びました。 ![]() ![]() (飛来のオオハクチョウさん!) そこで、この仔に名前を付けてあげれば、 もしや、ここで体力が回復できるまで、居残るのではないか。 そんな、甘い期待を込めて、ルーちゃんと呼ぶことにしました。 そして、意外とこのルーちゃんですが、 ヒトにも慣れているようで、近寄って来てくれました。 ![]() 想いが、少し通じたのかなと思ったduck4であります。 ![]() (オオハクチョウさんのルーちゃん!) ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() いつもの定点ポイントの七北田川には、
5羽の滞在組のハクチョウさんの他に、もう1羽飛来のオオハクチョウさんがいました。 ![]() 3月3日にスミスさん夫妻とシングルマザー&2羽の幼鳥のオオハクチョウさんたちが旅立ってから 久しぶりのことになります。 ![]() (定点ポイントには6羽が!) その仔はV字のヘアスタイルでクチバシには黒い斑点もありました。 ヘアスタイルは、どこかアドちゃんにも似ていました。 ![]() (黒い斑点が特徴の飛来のオオハクチョウさん!) ただ、このオオハクチョウさんですが、 若干、羽がボロボロだったので、飛べるのかなと心配でもあります。 もしかしたら、皆から遅れた仔なのかなとも思いました。 ![]() (羽がボロボロだった飛来のオオハクチョウさん!) ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() チンさんはアドちゃんのよりも
クチバシの黄色い部分が薄くなっています。 ![]() (チンさん!) そんなチンさんですが、 ハクチョウさんたちは、数という概念を理解しているのでしょうか。 いや、duck4には、わかりません。 さて、今日のテーマは、数は数でも統計の話。 最近、duck4は、この統計と格闘しています。 それは、データから導き出される仮設を立証するには、 どうしも統計学のお世話にならなければならなくなってからです。 早速、図書館から何冊かの本を借りて読んでいますが、 数式が出てくると、もう、お手上げです。 平方根は、確か中学3年生の数学でやったはずですが、 もう完全に計算方法を忘れてしまっています。 先日、疼痛に悩まされていた時に読んでいたのがこの統計の本だってので、 それが悪化する要因だったのかもしれません。 ![]() ところで、今シーズン集めたデータをもとに最初に取り組んだのが、 「日中に居残っている数と朝カウントしたハクチョウさんの数には何らかの相関が見られるのか!?」 それをX軸(日中、居残っているハクチョウさんの数)とY軸(夜越しの早朝のハクチョウさんの数) のグラフにして点で紙面に起こしてみました。 すると、データがかなりばらけてしまい、 どうやら正や負の相関にはならないようでした。 他に、その日の気温、風向きなども関係しているのか。 そんなこんな考えているうちに、 この数日は、統計を使ったデータ分析から遠ざってしまっています。 そして、借りた本にはこんな例題がありました。 国語と数学の成績結果に相関関係があるか!? その結果、国語の成績が良いと数学の成績も良い傾向にあるという仮説が成り立つとのこと。 いや早、その仮説は、duck4にも当たっているような気がします。 最後になりますが、 恣意的に東京都で行われた労働者の賃金サンプルの取り方によって、 厚労省の統計データに不正があったというニュースがありました。 さて、皆さんは、統計というアンケート調査を信用できますか。 そんなことをデータを取りながらduck4は考えてしまいました。 ![]() ![]() (ティちゃん、チンさん、斑ちゃん!) ![]() ![]() いつもの定点ポイントには、滞在組のハクチョウさん以外にも、 オオバンさんも数多くいます。 ここでは、冬から春までよく見られます。 ![]() (オオバンさん!) ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 2月中旬ごろから毎日のように見かけるようになったのが
このツグミさんたちです。 住宅地の空き地や定点ポイントの河川敷にもいます。 ![]() (ツグミさん!) よく、鳥好きのブロガーさんたちは、 今シーズンはツグミさんを見ないということを言われていましたが、 ここではちょくちょく見かけるようになってきているので、 数を減らしていないのではないか。 と思い始めているduck4です。 2月中旬ごろ。 飛来組のハクチョウさんたちの春の渡りは始まっていましたが、 その代わりにと言っては何ですが、 ツグミさんたちが姿を現すようになりました。 ![]() (ツグミさん!) ところで、こちらは滞在組で唯一のコハクチョウさんのティちゃん。 いつも皆と一緒にいます。 ![]() 結構、ふっくらしていて、ぽっちゃり系の仔です。 ただ、周りがみんなオオハクチョウさんなので、 不利なこともありますが、縄張りにいた飛来組を追い払ってもいました。 強いところもあるティちゃんです。 ![]() ![]() (コハクチョウさんのティちゃん!) ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 定点ポイントの七北田川では、
よく見かける小鳥さんの代表格と言って良いのが、 このカワラヒワさんです。 ![]() (カワラヒワさん!) 群れで行動していることが多く、 また、警戒心も強く、duck4の気配に気づくや否や、 すぐに飛び去ってしまいます。 河川敷には、たくさんの食べ物があるらしく、 皆で餌を探し回っているようです。 ![]() (カワラヒワさんの群れ!) こちらの鳥さんは、何かな。 ちょっとわかりませんでしたが、 昨シーズンの夏によく見かけたあのホオアカさんではないかと思いました。 夏になって渡って来て、この定点ポイントで子育てをすると思いきや、 冬でも留まっている仔もいるのかもしれません。 ![]() (ホオアカさん!?) 最後に紹介するのは、対岸にいるミルクちゃんとダイサギさん。 ミルクちゃんは、結構、マイペースな仔で、 皆と別れて単独行動することもあります。 ![]() この時も、皆から離れて、休んでました。 飛来組も渡って行ったので、滞在組のミルクちゃんも、恋の相手を見つけることができず、 またのんびり過ごす日々に戻ってしまいました。 ![]() (ミルクちゃん&ダイサギさん!) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 久しぶりにチンさんに登場してもらいます。
![]() 冬になると、首回りが太くなるのですが、 一部が、羽毛が薄くなっているのか、 へっこんで見えます。 なぜ、そうなってしまったのか、原因がわからないでいます。 もうかれこれ2年くらいになるでしょうか。 ![]() (チンさん!) それと、脚気の影響で、歩く時には、足を引きづりますが、 泳いでいる分には何ら問題がないようです。 ![]() (首の羽毛の一部がへっこんで見えるチンさん!) ところで、定点ポイントで観察していたところ、 上空を通過するタカさんを見ました。 足には、お魚を握りしめていました。 ![]() (上空を通過する魚を握りしめているタカさん!) おそらく、ミサゴさんだと思いますが、 たまにですが、取ったお魚を抱えて飛び去るところを見かけます。 ![]() 今シーズンは、暖冬だったこともあり、 お魚さんたちの活動も早いようで、 ミサゴさんたちにとっては、朗報ではないかと思います。 ![]() (ミサゴさん!?) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 東日本大震災の時。
この定点ポイントの七北田川にも津波が押し寄せました。 その時のことを経験しているのがリーダーの斑ちゃんとチンさん。 ミルクちゃんに初めて出会っているのが2012年なので、 もしかしたら、たぶん経験していたかと思われます。 その後、2014年生まれのアドちゃん。 2016年の春からコハクチョウさんのティちゃんが加わっているので、 震災を経験していません。 もう、あの震災から8年が経過しているので、 今の小学生は、記憶にはない子どもたちもほとんどになってしまっているはず。 まだまだ、震災の爪痕が残っているので、 昨日のことのように、あの時の出来事が思い出されますが、 これが、他の地域のお住まいの方なら、 もう遠い昔の出来事のように思われているのかもしれません。 そして、復興が進んだとしても、 福島第一原子力発電所の事故の後遺症は、根深く残っています。 放射能汚染にさらされた廃棄物の処理は、 焼却されずに、宮城県内でもそのまま放置されたままのところもあります。 ![]() (5羽の滞在組のハクチョウさんたち!) ところで、 『篠山輝信×震災8年バスや列車の東北旅』という番組のに、 「白鳥が原発の町に」 という新聞のテレビ欄で見つけました。 それは、以前、duck4ブログでも紹介した 大熊町で役所を退職した方たちが結成したじじい部隊。 住民が住めなくなった地域を見回っている時、 毎年、飛来してくるハクチョウさんたちに餌をあげているシーンが放送されていました。 ![]() (テレビより、大熊町に飛来しているオオハクチョウさんたち!) ![]() (30羽ほどいるオオハクチョウさん!) ![]() (テレビより!) あの原発事故がなければ、 もっと早く復興が思ってしまいますが、 福島第一原子力発電所の廃炉には、まだまだ相当の時間がかかり、 その近くで住まわれていたヒトたちの人生も大きく変わってしまいました。 その廃炉を拒む湧き出る汚染水。 放射能デブリを取り出すのにも、 まだまだ技術的な問題が解決されておりません。 8年という歳月は、記憶の風化が進む一方で、 あの原発事故は、まだまだ続いているのが現状なのでしょう。 毎年、来る3月11日には、それが思い出させれます。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 朝起きてみると、うっすらと雪が積もっていました。
気温の急激な差についていけず、 久しぶりに、疼痛に悩まされた大変な一日だったduck4です。 ![]() そんな日にも、寒暖の差が激しくても、 自然の中で生きている滞在組のハクチョウさんたちは、 いつもと変わらず、待っていてくれました。 ![]() ![]() その中でも水浴びをしていたミルクちゃん。 見ているこちらは寒くなりました。 ![]() (5羽の滞在組のハクチョウさん!) ところで、この定点ポイントには、他にも、カルガモさん、オオバンさん、 オスのマガモさんとマイクくんがやってきました。 ![]() ![]() (この数日見かけるマガモくん!) 羽をケガしているマイクくんは、 カルガモさんに混じって一緒に行動しているようです。 ![]() 独りぼっちではなく、ちょっと、ほっとしています。 ![]() (マイクくん!) ![]() ![]() 日本白鳥の会の研修会で深谷市に行ってきましたが、 その帰りに図書館によって来て小著を寄贈してきました。 ![]() ![]() そして、お礼にお手紙をもらい、また市民の方が読めるようにと蔵書として閲覧可能になったようです。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() スミスさん夫妻とシングルマザー&2羽のオオハクチョウさんたちが旅立った翌日。
早朝の7時ごろに、 七北田川の上空を海から上流へと向かって、 かなり高い高度を飛んでいるハクチョウさんの群れを見ました。 ![]() あとで写真で確認すると、その数46羽いました。 ところで、ここは、ハクチョウさんたちの飛行のルート上にあるらしく、 秋の渡りや春の渡りの季節になると通過していきます。 夜には、観察したことがないのでよくわかりませんが、 まだ、朝早い時間に飛んでいくところを何度も目撃しております。 ![]() (定点ポイント上空を通過する46羽のハクチョウさんの群れ!) この時は、かなり遠くからでも、 近づく気配と鳴き声でわかったduck4ですが、 その時、5羽の滞在組のハクチョウさんたちは、反応を示しませんでした。 ![]() ![]() おそらく、ここに降りて来なかったからでしょう。 もし縄張りに舞い降りてきたら、 大きく威嚇の声を上げていたと思います。 ![]() (5羽の滞在組のハクチョウさんたち!) ![]() ![]() 宮城県では、2018年度3回目のガン、カモ、ハクチョウ類の生息調査が発表されました。 ![]() 今シーズンは、暖冬だった影響で、 ほとんどのハクチョウ類は、渡ってしまっていたようです。 宮城県の前年同期との比較図
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![]() 3月は別れの季節。
その代表的なものが卒業式です。 また、お別れといえば、春の渡りで去って行くハクチョウさんたちもいます。 ついに、ずっといてくれた、毎年、七北田川に飛来しているあのスミスさん夫妻も、 旅立って行ってしまいました。 ![]() 別れの前日に、 そばまで来てくれたスミスさん一家。 何か、訴えるような目でじっと見つめていました。 「また秋に戻って来るからね!待っていてね!」 と言って挨拶に来てくれたのかもしれません。 ![]() (スミスさん一家!) そして、この数日、行動を共にしていた、 シングルペアレントのお母さん&そのオオハクチョウさんの子どもたちも、 翌日にはいなくなっていました。 ![]() ![]() (シングルペアレントのお母さん!) ![]() (お母さん&その子供たち!) これは、経験則ですが、 飛来組のハクチョウさんたちが、定点ポイントの七北田川を去るときには、 早朝、旅立つことが多いようです。 飛び去った後、いったん、いた場所の上空に戻り、 仲間たちを探してから離れて行きます。 翌朝には姿はなくなっていましたが、 向かう途中、ハクチョウさんたちの鳴き声が遠くから聞こえていたようだったので、 早朝にスミスさん夫妻とシングルペアレント&その子供たちは、旅立って行ったのかもしれません。 ![]() (最後に出会ったスミスさん夫妻&シングルペアレントとその子供たち!) ![]() ![]() 昨シーズンのスミスさん夫妻を最後に見たのは、 2018年3月11日の早朝でした。 その時は、他のオオハクチョウさんと一緒に旅立って行きました。 今シーズンは、もう戻ってこないところをみると、 3月3日の夜。もしくは4日早朝に北帰行のために飛び立ったようです。 ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 2月の積雪量はゼロでした。
例年のだと11センチなので、いかに暖冬だったかがわかります。 2月下旬ごろからは、最高気温が10度前後まで上昇。 まるで春の陽気が続いています。 そんな3月の休日の昼下がりの午後。 羽をキレイにしたくなったのか、 滞在組のリーダーの斑ちゃんは、バシャバシャと水浴びをしていました。 ![]() ![]() (水浴びをする斑ちゃん!) そのあとは、 長い首を使って、羽についている水滴を落としていました。 ![]() (長い首で水滴を落としている斑ちゃん!) まだ、体が汚れていると感じてか、 斑ちゃんは、水浴びを始めました。 ![]() 体が大きいこともあり、 何度も何度も繰り返していました。 ![]() (何度も水浴びを繰り返す斑ちゃん!) そして、そこから上流には、 スミスさん夫妻とシングルペアレント&2羽の幼鳥のオオハクチョウさんたちが、 昼下がりの午後にも休んでました。 ![]() duck4に気づくと、 スミスさん夫妻、シングルペアレント&子供たちも近づいてきてくれました。 ![]() ![]() (スミスさん夫妻!) ところで、幼鳥のクチバシの模様は、 成鳥になると変わってしまいますが、何かお会いできた記念に撮影しました。 子どもで、クチバシの黄色の濃さがかなり違っています。 ![]() (黄色が薄い幼鳥のクチバシ!) ![]() (黄色が濃い幼鳥のクチバシ!) そして、こちらは、この子たちの親鳥。 たぶん、子供たちよりも体が小さいのでお母さんではないかと思いますが、 クチバシの黒い模様の部分が親子で似ているようでした。 特に、 親子ともに、 左側の黒い部分の真ん中あたりが出ているからです。 ![]() (親鳥のクチバシ!) クチバシの模様は、個体識別をする上ではとても役に立っています。 若干、角度が違っていますが、見比べてみると、 ほぼ、似ている親子に、驚きを感じたduck4であります。 ![]() ![]() (子供たちのお母さん!) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() お昼ごろ、ハクチョウさんたちは、何をしているのかというと、
定点ポイントの七北田川にいる滞在組、飛来組、立ち寄り組は、 お昼寝をしたり、リラックスタイムのようです。 中州には、手前にはスミスさん夫妻。 ![]() 奥には、座ってお休みモードのシングルペアレントとその子供たちがいました。 ![]() ![]() (お休みモードのスミスさん夫妻とシングルペアレントとその子供たち!) 滞在組といえば、斑ちゃん、チンさん、ティちゃんは、 お昼寝をしていました。 ![]() アドちゃんは、起きていて、周りを見渡しているようでした。 ![]() ![]() (アドちゃんと昼寝中の斑ちゃん、チンさん、ティちゃん!) ところで、ミルクちゃんは、別行動で、ちょっと離れた浅瀬に立っていました。 その周りには、空き缶やゴミのようなものが流れついているので、 ちょっと不憫でもあります。 ![]() (ミルクちゃん!) そして、こちらは、シングルペアレントとその子供たちですが、 親鳥は、お疲れなのか熟睡モードでした。 ![]() (シングルペアレントとその子供たち!) しかし、子供たちはというと、 体を伸ばしストレッチをしていました。 親鳥が休んでいるので、じっと目覚めるまで待っているようでした。 ![]() (ストレッチする子供たち!) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 前を泳いでいるスミスさん夫妻のうしろを追いかけている
オオハクチョウさんがいました。 ![]() (スミスさん夫妻のうしろを追いかけるオオハクチョウさんたち!) それは、シングルペアレント&2羽の幼鳥でした。 ![]() どうやら、もう一方の親鳥は、一緒でないようです。 何かの理由で別れ別れてしまったのでしょうか。 ![]() (2羽の幼鳥を連れたシングルペアレント!) 親鳥よりも子供たちの方が、体が大きいことから、 シングルペアレントはお母さんハクチョウさんではないかと思いました。 個体識別のために、親鳥のお顔を写真で撮影してみました。 特徴は、クチバシの黄色と黒い模様のさかいがU字にちょっと山の形に出っぱっていて、 右側には、黒い斑点がある親鳥でした。 ![]() ![]() (シングルペアレントのクチバシ!) ところで、この親子は、立ち寄り組のようで、 この後も、スミスさん一家と一緒に泳いでいました。 スミスさん夫妻を除き、ずっと越冬していた飛来組はいなくなりましたが、 まだ、3月上旬。 立ち寄り組のハクチョウさんたちが現れてもおかしくはない時季でもあります。 ![]() (シングルペアレントとその子供たち!) ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 七北田川の定点ポイントでも、
ハクチョウさんの数はかなり減ってきて、 飛来組のハクチョウさんは、スミスさん一家だけになりました。 そして、5羽の滞在組のハクチョウさんたちのところには、 見慣れない3羽の子どもたちを連れたオオハクチョウさん一家が舞い降りてきました。 ![]() おそらく、旅の途中で、滞在組のハクチョウさんたちを見かけて、 立ち寄ったようです。 ![]() (3羽の子どもたちを連れて立ち寄ったオオハクチョウさん一家!) そして、反応をしめしたのは、もちろん、あの5羽の滞在組。 やはり、縄張りに舞い降りて来たので、 警戒しているようでした。 ![]() (対峙する滞在組!) ところで、この立ち寄りのオオハクチョウさん一家ですが、 親鳥は、白い頭がかなり茶色に変色していました。 ![]() おそらく、田んぼで何か食べ物を探しているときに、 泥が付着したものと考えられます。 ![]() (生え際に黒い線がある親鳥!) ![]() (V字のクチバシのもう1羽の親鳥!) 今シーズン、 このようなクチバシの親鳥は見たことがありませんでした。 そして、この親鳥の方は、 滞在組の扱いにも慣れているようでしたが、 子供たちの方は、警戒していて、近づこうとはしませんでした。 ![]() (警戒する子供たち!) その後、この一家の姿を見ていないので、 南からの渡りの途中で立ち寄った一家ではないかと、 今振り返ると、思っています。 ![]() (立ち寄りのオオハクチョウさん一家!) ![]() ![]() 阿賀野市瓢湖では飛来組がゼロになりました。 また、岩手県の「平成30年度(第50回)ガンカモ類の生息調査の実施結果について」 発表されていましたので、 興味がある方は、追記でご覧いただけれと思います。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 今日から暦の上では春。
3月になりました。 七北田川の河川敷でも、それを感じされるように、 ウグイスさんの初鳴きは2月下旬から聞かれるようになっていました。 また冬鳥のツグミさんですが、ハクチョウさんたちの渡りが本格化し始めて 2月中旬ごろから増えてきました。 もしかしたら、ここでは、南で越冬していた仔たちが移動してきて、 しばし羽を休めてからまた旅立って行くのかなとも思っています。 ![]() (ツグミさん!) こちらは、またまた茂みの中の枝に止まっているシメさんを見つけることができました。 おそらく、今まで気が付かなかっただけで、 定点ポイントでは、越冬していたのかもしれません。 ![]() (シメさん!) 水辺には、ハクセキレイさんもいました。 最近は、結構、ヒトの多いところにも進出して、 街でもよく見かけます。 あの日本白鳥の会の研修会が行われた帰り、 深谷駅でも、ヒトが歩いている中を平気で、 食べ物を食べていたハクセキレイさんがいました。 ![]() (水辺のハクセキレイさん!) 定番の独りといえば、アオジさん。 やはり、よく見かける鳥さんです。 茂みにある草木の種子を食べて命をつないでいるかなと思っています。 ![]() (アオジさん!) ところで、この数日のアドちゃんはご機嫌斜めなのか、 嫌な時に発する「キャン!」という声をあげます。 ![]() また、骨折している部位から新しい羽が生えてきては、折れたからでしょうか。 原因は、わかりませんが、 これがアドちゃんのストレスの要因になっているのかなと思って見ています。 ![]() (アドちゃん!) ![]() (また骨折した部位から新しい羽が生え折れたアドちゃん!) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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duck4からのお知らせ!
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duck4の定点観測ポイントの川には5羽の滞在組のハクチョウさん。大空を飛ぶことができませんが、元気に毎日、川を泳いでいます。この地域の人々にも愛され続けているハクチョウさんたちです。これからも、定点観測ポイントにいる飛べないハクチョウさんのこと中心にブログを配信していきます。今後ともに、宜しくお願いいたします。ブログ主宰者duck4より!
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